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M-5276-559C 135
ハンドルには調整可能な摩擦制御が付いており、オペレータはロッカーレバーと偏向先
端を「自由な」状態で使用したり、摩擦を
ロッカー
レバーと先端カーブが「ロックされた」
位置になるよう調整できます
(図
3
)。
このノブはロッカーレバーの反対側にあります。パ
ッケージから出すと、このノブは「オフ」の状態であり、レバーと偏向先端は最も自由に動
きます。摩擦量は、摩擦制御ノブを完全に「オン」の位置まで、時計回り方向に回転さ
せるにつれ増大します。「オフ」の位置から時計回りに回転させると、偏向メカニズム内の
摩擦が増大します。「オフ」の位置から反時計回りに回転させると、偏向メカニズム内の
摩擦が減少します。
図 3
10.
RFアプリケーションと流量設定については、表1を参照してください。
表 1:RFと流量の設定
RF 適用パラメータの推奨値
心房焼灼
心室焼灼
電力範囲
15
W
~
30
W*
31
W
~
50
W
温度モニター
<50°C
**
<50°C
**
RF
通電中最大流量 (mL/分)
17
ml
/分
30
ml
/分
通電時間
30
~
120
秒
60
~
120
秒
* 低い電力では貫壁性焼灼巣を作成できない場合は、
30
ワットを超える電力レベルを
使用できます。
30
ワットを超える電力設定で推奨され る流量は 30 ml/分です。
** RF
ジェネレータに表示された温度は、組織の温度または電極組織表面温度ではあり
ません。
追加推奨事項:
峡部に依存した粗動焼灼の場合、低い電力では伝導ブロックが達成されない場合にの
み
30
~
50
ワットの電力を使用してもかまいません。
11.
イリゲーションに関する推奨事項:RF 通電を開始する前に最長 5
秒流量を上げ、通
電停止後
5
秒間までこの高流量を維持します。 30
ワットまでの電力レベルについて
は、
17ml
/分の高流量を使用します。
31
~
50
ワットの電力レベルについては、
30ml/ 分の高流量を使用します。
12. RF
通電は、チップ電極温度が最低2º C下がることにより流量の増加
が確認されるま で開始しないでください。
13.
手技中はカテーテル先端温度をモニターして、正しくイリゲーションが行われていること
を確認します。RF 通電中の最高温度が
50
º Cを超 過しないようにします。注:
表示された温度は、組織の温度ではな く電極温度のみを示しています。
14. 15
~
20
ワットで処置を開始します。
15
秒後、貫壁性焼灼巣がで きるまで必要に
応 じて
5
~
10
ワットずつ増加できます。
1
回の
RF
焼灼継続時間が
120
秒を超
過しな いようにします。
120
秒の通電中は、カテーテルを次の部位に引いて移動させ
ることができます。
15.
同じカテーテルを使って、
RF
電流を同じまたは異なる部位に 流すことができます。
しかし、ジェネレータ カットオフの場合(インピーダンスまたは温度)、RF 電流を再通電
する前にカテーテルを引き出して、先端電極の凝血塊を清浄しなければなりません。
凝血塊を除去するには、滅菌済み生理食塩液を染み込ませた滅菌済みガーゼパッ
ドを使用して、丁寧に先端部を きれいにふき 取り、決して先端電極を擦ったりねじっ
たりしないで下さい。 さもないと、チップ電極の接着に損傷を与えて、 先端電 極が弛
緩することがあります。再挿入する前に、流量を上げ、
6
個のイリゲ ーション孔すべて
からのフローを確認し、イリゲーション孔がふさがっていないことを確認します。
イリゲーション孔が閉塞した場合は:
a)
滅菌済み生理食塩液を
1mL
または 2mL のシリンジ*に入れ、 ストップコック
またはサイドアームに取り付けます。
b)
シリンジからカテーテルにゆっくりと生理食塩液を注入します。
6
つの孔すべてか
ら液体の流れが見えなければなりません。
c)
孔が通るまで必要に応じて、ステップ
a
および
b
を繰り返します。
d)
標準的な方法でカテーテルとチューブに水を通して、気泡と除去し、イリゲーシ
ョン孔が開いていることを確認します。
e)
この段階でカテーテルを患者に挿入することができます。
警告
:
まだ閉塞している場合や、正しく機能していない場合は、使用を取りやめてください。
注:液体の流れを見るには、小さいシリンジの圧力が適切です。
拒絶反応
肺塞栓、心筋梗塞、脳梗塞、心臓タンポナーデおよび死亡など、カテーテル 焼灼手技につ
いて多数の深刻な有害反応が報告されています。
さらに、下記の合併症がこれまでの研究中に発生したり、文書で報告されていることに注意し
て下さい。
•
カテーテル法/カテーテル手技関連:血管からの出血/局所の血腫、血栓、動静脈瘻、
偽動脈瘤および血管迷走神経反応、心穿孔、心外膜液/タンポナーデ、血栓、空気
塞栓症、不整脈および弁損傷、 気胸および血胸、急性呼吸 窮迫症候群(ARDS)、
鬱血性心不全、吸引性肺炎、肺炎、喘息発作、低血圧、
ICD
による機能不全、貧
血、血小板減少症、播種性血管内凝固症候群、鼻出血、全身感染症、尿路感染症
、鎮静剤による無呼吸、鎮静剤による虚脱症状を伴う二酸化炭素滞留および食道瘻。
•
RF
関連:胸痛/不快感、心室頻脈、一過性脳虚血発作、脳血管障害、 完全心ブロ
ック、冠動脈攣縮、冠動脈血栓症、冠動脈切開、心臓血栓塞 栓症、心膜炎、心臓
せん孔/タンポナーデ、心臓弁膜症およびホスホキナーゼ レベルの上昇。
•
装置または処置との関連なし
:
尿閉、一時的な四肢の無感覚、パーキンソン病および胃
腸憩室症。
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