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JA
I. はじめに
この説明書は全 Fahl
®
気管カニューレに共用です。 この取扱説明書には医師、看護士、および
患者/使用者が Fahl
®
気管カニューレを正しく扱うのために必要な情報が記載されています。
本製品を初めて使用する前に、必ずこの取扱説明書を注意深くお読みください。
必要な時に読めるように、すぐに手の届く場所に保管してください。
気管カニューレを使用している間はこの包装パッケージを保管しておいてください。 製品に関
する重要な情報が記載されています!
Fahl
®
気管カニューレはドイツ連邦共和国の医療機器法 (MPG) に準拠した医療製品であり、そ
の他の指令 93/42/EWC 付則 I の「基本的要求」を満たしています。
II. 用途に即した使用
Fahl
®
気管カニューレは、喉頭切除または気管切開術後の気管切開部を安定させるためのもので
す。
気管カニューレは、気管切開部が閉じないように保ちます。
初めて使用する際は、製品の選択、使用および取り付けは訓練を受けた医師または訓練を受け
た専門の医療従事者が行ってください。
使用者はFahl
®
気管カニューレの安全な取扱いおよび使用方法について、必ず専門の医療従事者
からの指示を受けてください。
III. 警告
患者はFahl
®
気管カニューレの安全な取扱いおよび使用方法について、必ず専門の医療従事者か
らの指導を受けてください。
Fahl
®
気管カニューレが分泌物やかさぶたなどで塞がることが決してないようにしてください。
窒息の危険があります!
気管内に粘液がたまった場合は、気管カニューレを介して気管吸引カテーテルを使用して除去
することができます。
破損した気管カニューレは使用せずに必ず廃棄してください。 破損したカニューレを使用する
と気管が確保されなくなる恐れがあります。
気管カニューレの取り付け時や取り外し時には、気管が刺激されることによる咳や軽い出血が
起こることがあります。 出血が止まらない場合はすぐに担当医師の診察を受けてください!
気管気管カニューレは単一患者用製品であり、一人の患者だけにしか使用できません。
気管カニューレはレーザー治療の最中や電気外科用機器使用時には使わないでください。
金属部品のある気管カニューレは、深刻な皮膚の損傷などを引き起こす可能性があるため放射
線治療(放射線療法)時には決して使用しないでください。 放射線治療時に気管カニューレを
着用する必要がある場合、金属部品のないプラスチック製気管カニューレのみを使用してくだ
さい。 シルバーバルブの付いたプラスチック製スピーキングバルブカニューレでは、放射線治
療の前に内部カニューレをスピーキングバルブと一緒に外側カニューレから取り出すことによ
り、安全チェーンを含めたバルブを完全にカニューレから外すことも可能です。
カニューレが正しく取り付けらておらず意図せず吸い込んでしまった場合は、必ず医師が取り
除いてください。
気管瘻孔が不安定な場合は、気管カニューレが外れることから常に気道を保護し、準備したバ
ックアップ用カニューレを挿入のためいつでも使えるようにしておいてください。バックアッ
プ用カニューレは、交換したカニューレの洗浄と消毒を始める前であってもただちに挿入しな
ければなりません。
注意
スピーキング機能付き気管カニューレは、分泌物量が通常で粘膜組織に異常のない気管切開患
者にのみお勧めします。
IV. 合併症
この製品の使用時に、以下の合併症が起こる可能性があります:
気管孔に汚れ (汚染) がある場合はカニューレを外さなくてはなりません。汚れがあると抗生物
質の使用が必要となる感染につながることがあります。
カニューレが分泌物により詰まっている場合は、これを取り除き洗浄してください。
V. 禁忌
患者が製品に使われている素材に対しアレルギーがある場合は使用しないでください。
注意
スピーキングバルブ付き気管カニューレは、窒息につながることもある重大な合併症を起こす
可能性があるため喉頭摘出患者には決して使用しないでください!
FAHL
®
BIESALSKI 気管カニューレ
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