98
8. Aura-i
を通して盲目的気管挿管を行わないでくださ
い。挿管失敗による組織損傷 や低酸素症を引き起
こす可能性があります。
9.
一般的に、
Aura-i
は、鎮静が十分で挿入時の抵抗が
ない患者のみに 使用してください。
10.
ラリンゲルマスクの全体的な合併症発生率は低いで
すが、ラリンゲルマスクの使用が適切かどうかを決
定する際には、ユーザーは専門的な判断が必要にな
ります。 以下の患者は、誤嚥や換気不全を含む重
篤な合併症のリスクが高くなります。
• 上気道閉塞患者
• 絶食していない患者(絶食を確認できない患者
を含む)。
• 上部消化管疾患の患者(例:食道切除術、食道
裂孔ヘルニア、胃食道逆流疾患、病的肥満、妊
娠
10
週以上)。
• 高圧換気を必要とする患者。
• 咽頭/喉頭に病状のある患者は、マスクの解剖学
的フィットを潜在的に複雑化する可能性がある
(例えば、腫瘍、下咽頭を伴う頸部への放射線
治療、重度の中咽頭外傷)。
• 挿入には開口が不十分な患者。
1.1.
使用目的/適応:
Ambu Aura-i
は、気道確保が可能な患者にルーチンおよび
緊急麻酔処置中の、気道の確保と維持をするフェイスマス
クの代替えとして、声門上器具の使用が適切な患者に使用
することを意図しています。
1.2.
使用対象者および使用環境
気道管理に関する訓練を受けた医療従事者
Aura-i
は、病院環境での使用を目的としています。
1.3.
対象患者
成人および体重が
2 kg
以上の小児患者で、声門上器具が
使用可能と評価された患者。
1.4.
禁忌
既知の禁忌はありません。
1.5.
臨床的有益性
上気道を開いたままにして、ガスを通過させます。
1.6.
警告および使用上の注意
Ambu Aura-i
を使用する医療従事者は、挿入前に、取扱説
明書に記載されている
警告、注意事項、適応、禁忌につい
てよく理解しておくことが重要です。
警告
1.
本製品は、気道管理の訓練を受けた医療従事者の
みが使用することを意図しています。
2.
欠陥や異物があると、患者の換気ができなくなった
り、換気量が低下したり、粘膜壁を傷つけたり、患
者が感染したりする恐れがあるため、開梱後使用前
に、必ずセクション
3.1
の「使用前の準備」に従って
目視点検と機能テストを行ってください。 「使用前
の準備」のいずれかの手順に適合していない場合
は、本製品を使用しないでください。
3. Aura-i
はシングルユース製品です。他の患者に再使
用しないでください。 汚染された製品を再使用する
と、感染につながる可能性があります。
4. Aura-i
は、誤嚥リスクから気管や肺を保護しません。
5. Aura-i
を挿入または抜去する際は、過度な力を加
えないでください。組織の損傷を招く恐れがあり
ます。
6.
亜酸化窒素、酸素、他の医療用ガスが存在する場合
には、カフ容量やカフ圧が変化し、組織の損傷を招
く恐れがあります。 手技中はカフ圧を常に監視する
ようにしてください。
7. Aura-i
をレーザーおよび電気焼灼器と併用しないで
ください。気道熱傷や組織の熱傷を引き起こす可能
性があります。