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時間軸変換
記録/再生のスピードはそれぞれ5段階に選択可能ですので、標準速で記録された160
kHzまでの超音波帯域の音響データを1/16の速度で再生することによって10 kHzまで
の可聴周波数として実際に耳で聴いたり、1/16の速度で記録された最長32時間の10
kHzまでの計測データを標準速で再生することによって大量のデータを高速でホスト
コンピュータに転送したりすることができます。
エラーフリー記録
本機はロータリヘッド方式であり、下図のようにテープ上に斜めのトラックを順次
記録していきます。
またリアルタイム・ベリファイ・アンド・リライト機能により、各トラックの記録
ごとに再生 (ベリファイ) して評価を行ない、もし正しく記録されなかったときは次
のトラックに再書き込み (リライト) を行ないます。そのため、記録中のデータ欠落
をほとんどゼロにすることができ、記録の信頼性を大幅に向上させています。
同期運転
本体2台、または本体+拡張ユニット2組の水晶精度の同期運転による記録/再生が行
なえます。周波数帯域またはデータ転送レートを落とすことなく、チャンネル数を
2倍にすることができます。
トリガ記録
本体内部に大容量のデータバッファメモリを内蔵していますので、トリガ信号の前
後のデータを記録することができます。雷や雪崩などの突発現象の記録に便利で
す。
テープ進行方向
リライトトラック (NG)
リライトトラック (OK)
エラートラック
リライトトラック (OK)
エラートラック
リアルタイム・ベリファイ・アンド・リライト機能