15
JP
14
JP
3.2.1
レースモード:障害物に衝突した際のプロテクションエンベロープ
3.2.2
レースモード:制御不能クラッシュに対するプロテクションエンベロープ
3.3
プロテクションエンベロープ:使用制限
Tech-Air® 10システムは、「レースモード」では、チャプター3.1.1にまとめられた「ストリ
ートモード」に対する条件と同様の条件で、『オートバイの他の車両や障害物への衝突』に
おいて、膨張して保護機能を提供できるように設計されています。
Tech-Air® 10システムは、「レースモード」では、チャプター3.1.3にまとめられた「ストリ
ートモード」における状況と同様の状況で、膨張して保護機能を提供できるように設計され
ています。
Tech-Air® 10システムの展開には、プロテクションエンベロープ内であっても、環境条件が
主な原因となり、システムを作動させるための加速度や角速度を十分に測定できない場合
に、一定の制限が生じます。
オートバイの種類
Tech-Air®10システムは、電動バイクを含むあらゆるタイプのバイクのライダーまたは同乗者
が利用できます。
軽いオフロードライディング
Tech-Air®10システムは、「ストリートモード」が選択されている場合、砂利道のみで走行す
る場合に限られた能力でオフロードで使用できます。システムをオフロードで使用するため
の砂利道の定義は次のとおりです。
• 表面が砂利の未舗装道路。
• 最小幅が4m(13フィート)である。
• +/- 30%の勾配に満たない。
• 深さ50cm(19.5インチ)を超えるわだち、段差、穴がない。
Tech-Air®アプリでは、たとえば、ユーザーが険しいオフロード走行を行っている場
合、システム保護を一時的に無効にすることができます。システムをアプリで再度オ
ンにすることはできませんが、作動ベルトを再度開閉するだけでオンにできます。
4.
使用制限
「レースモード」が選択されている場合、システムは、表2に示される条件内
でも、大抵は最初の衝撃を受けるまでは展開されませんが、ライダーが突然オ
ートバイから落下した場合には、衝撃の角度には依らず展開することがありま
す。
!衝突条件が上記に示されるプロテクションエンベロープ外であり、Tech-Air®
10システムを作動させるための加速度や角速度を十分に測定できない場合、シ
ステムは展開しないことがあります。
道路を走行する際には必ず「ストリートモード」が選択されていることを確認
してください。「レースモード」は、クローズドサーキットでのみ使用してく
ださい。
システムを展開するために、ユーザーがクラッシュに関与する必要はありませ
ん。たとえば、オートバイから降りる際など、システムの着用中にユーザーが
転倒した場合、システムは展開します。これらのタイプの「非ライディング」
展開は、システムの障害ではありません。
使用中にシステムが検出および/または受信した衝撃、動き、あるいはその他の
入力により、可能性は低いものの、クラッシュ事象がなくてもシステムが展開
する場合があります。
システムは突然の身体の動きや衝撃に敏感であるため、システムは上記の条件
と制限内でのモーターサイクリングにのみ使用してください。システムは以下
の用途には使用できません。
a. レースモード外でのレースや競技会。
b. エンデューロ、モトクロス、またはスーパーモトイベント。
c. オートバイのスタント、 または
d. 横滑り、ウイリーなど。
e. モーターサイクル以外のアクティビティ。
警告!
警告!
警告!
警告!
警告!
警告!
重要!
オフロード走行を行っている際、特にライダーが経験の浅いときは、バイクから落ち
る可能性が特に高くなります。停止した場合でも、落下によりシステムが展開され、
システムが元に戻され再充電されるまでユーザーは保護されないことがあります(セ
クション16を参照)。