110
バッグを数回圧迫したり圧迫を解除して、ガスが患者バルブのバルブシステムを通って、患
者バルブから排出されることを確認します。
2.2
注意:
機能テスト中や換気中にバルブディスクが動くと、わずかな音が聞こえることがあります。これによる蘇
生バッグの機能への影響はありません。
酸素供給用チューブ
酸素供給用チューブの接続、酸素リザーババッグと酸素リザーバチューブの機能テスト
は、
0
°
C
以上の環境で行ってください。
0
°
C
を以下の環境で蘇生バッグを使用する場合は、
機能テスト後も酸素チューブを酸素供給源に接続したままにしてください。
酸素リザーババッグ
10
l
/分で酸素を供給します。
必要に応じ、手でバッグを広げてください。酸素リザーババッ
グが膨らむことを確認します。
膨らまない場合は、
2
つのバルブディスクに異常がないか、
または酸素リザーババッグが破れていないかを確認します。
その後、臨床的必要に応じて酸素の流量を設定してください。
酸素リザーバチューブ
10
l
/分で酸素を供給します。酸素リザーバチューブの開放端から酸素が流出していること
を確認します。もし流出していない場合、酸素リザーバチューブに閉塞がないかチェックし
ます。その後、臨床的必要に応じて酸素の流量を設定してください。
M
ポート
M
ポートのキャップを外して、患者側コネクタを塞ぎます。バッグを圧迫し、
M
ポートからガ
スが流出する音が聞こえることを確認します。
2.3
4.3.
蘇生バッグの操作
–
推奨される方法で、気道を確保します。
–
フェースマスクを患者の顔にしっかりと当てます。
3.1
–
手(成人用)または薬指と中指(小児用)をセフティストラップの下に滑り込ませます。
新生児用にはセフティストラップはありません。バッグを回転させてセフティストラップを
使用せずに換気操作を行うことができます。
3.2
換気:
吸気時、胸部が上がることを観
察します。バッグを圧迫する手を素早く離し、患者バルブから呼気が流出する音を聞き、
胸が下がることを目視で確認します。
–
吸気時に強い抵抗が続く場合は、気道が閉塞していないか確認し、気道を確保するため
に患者の体位を変換します。
–
患者が嘔吐した場合は、ただちに気道から嘔吐物を取り除き、換気を再開する前に、蘇
生バッグを数回、強く、速く振ったり圧迫したりして、嘔吐物を取り除いてください。
必要に応じて、アルコールを含ませた布で製品を拭き取り、スプラッシュガードを水で洗
浄してください。
マノメータポート
アンブ社製マノメータあるいは他社製の気道内圧計を患者バルブ上部のマノメータポート
に接続できます。キャップを外して、マノメータ/気道内圧計を取り付けます。
圧制限システム
4
圧制限バルブは、
40
cm H
2
O (4.0kPa)
で開くように設定されています。
4.1
医師の判断により、
40
cm H
2
O
を超える圧が必要な場合、オーバーライドクリップを圧制限
バルブ上にスライドさせることで、圧制限バルブの作動を制限することができます。
4.2
もう一つの方法として、バッグを圧迫する際に圧制限バルブの赤いボタン部分に指をかける
ことによって、圧制限バルブの作動を制限することができます。
M
ポート
Ambu
蘇生バッグ
SPUR II
には、
M
ポート付きと
M
ポートなしが用意されています。
M
ポートにシリンジを接続することにより、気管内に薬剤を投与できます
。また、
M
ポートに
サンプリングチューブを接続することにより、
EtCO
2
の測定が可能です。
使用しないとき
は、赤いキャップをして
M
ポートを閉じておきます。
Summary of Contents for SPUR II
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Page 16: ...16 4 2 2 2 2 1 2 2 0 C 0 C 10 l min 10 l min M Port M Port M Port 2 3 4 3 3 1 3 2...
Page 48: ...48 1 5 PEEP 4 2 4 2 1 4 2 2 0 C 4 2 2 2 2 1 2 2 0 C 0 C 10 l min 10 l min 2 3 4 3 3 1...
Page 170: ...170 1 4 1 2 3 Ambu PEEP 4 5 6 7 8 9 10 11 CO2 12 O2 13 EtCO2 400 EtCO2 14 1 15 O2 16 17 18 19...