Ottobock | 149
3R106, 3R106=KD, 3R106=ST, 3R106=HD
623T3ペルロンストッキネット
を2層かぶせます。
ラミネーションは2回に分けて行います。
はじめにソケットの遠位2/3を標準アクリル樹脂617H19で注
型し、硬化後、
623T3ペルロンストッキネット
を2層かぶせて、軟性アクリル樹脂
617H21
で注型します。
4.3.1.2 ラミネーションアンカーの接着
ラミネーションアンカーの開口部を
636K8プラスタバンド
で塞ぎます
(図3)。
アセトンでラミネーション
アンカー表面の油分を拭き取ってください。
ソケットと継手をアラインメント器具に固定します。
617H21ジーゲルハルツに617P37硬化剤
とタルクパウダーを混ぜたパテ(パデ状になるまでタルク
パウダーを多く入れます)を使用し、
アライメントに注意しながらラミネーションアンカーとソケットを
接着してください。
注意!
ラミネーションアンカーの取り付け部から、
スポンジなどの、柔らかく、弾力のある物、
または
多孔物質を取り除いてください。
617H21
接着樹脂に
617P37
硬化剤と
639A1
タルクパウダー
だけを混合したパテ(パデ状になるまでタルクパウダーを多く入れます)でソケットとラミネ
ーションアンカーを接着します。
試歩行の際には、安全策としてラミネーションアンカーの上から
627B2
補強テープを巻きつけて下さい。
最大屈曲時の継手軸部品とソケットの停止状態を確認します。必要ならば、パテやスポンジで接触
面を形成してください。
4.3.1.3 ソケットの完成
試歩行の後、
ラミネーションアンカーを付属の丸ネジ(図1, (3))
と2穴ナット
(図1, (2)) で固定してくだ
さい。仕上げの積層材としては、以下で説明するものをお勧めします:
623T3ペルロンストッキネット
を一層かぶせます。
そしてラミネーショナンカーの開口部のところで丸
く縛ってください。
616G12カーボン繊維マット
2層でラミネーションアンカー部分とラミネーションアンカー周囲3cmの部
分のソケットを補強してください。
ペルロンストッキネットを折り返します。
616G13ガラス繊維ストッキネット
をソケットの長さの2/3にかぶせ紐で縛って折り返します。折り返し
たガラス繊維ストッキネットの長さがソケットの長さの1/2になるようにして下さい。
最後に
626T3ペルロンストッキネット
をかぶせ開口部のところで丸く縛って折り返してください。
最初のソケット注型と同様に作業を行ってください。
注意!
ラミネーションアンカーについて、加工指示に従わなかったり、推奨する材料以外を使用し
た場合、緩んだり破損したりすることがあります。
注意!
組立後、
710D1トルクレンチ
を使い、
アライメント調整ネジ(図1, (4) + (4a))を堅く締めてく
ださい。
仮合わせ時には:
506G3アライメント調整ネジ
を10 Nmまで堅く締めます。
完成時には:
506G3アライメント調整ネジに636K13ロックタイト
を塗布し、10 Nmまで仮締
めします。
その後、15 Nmまで堅く締めて組立を完了します。
4.3.2 試歩行時の調整
他の多軸継手同様、遊脚期屈曲は体重が前足部にかかった時に起こります。
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