1.
安全性
1.1.
用語の説明
本書では、さまざまな警告、注意、推奨、および注記が示されており、以下のように表示されます:
警告:
特定のまたは潜在的な危険性を示します。この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定さ
れる内容を示しています。
注意:
デバイスの使用または誤用に関連して発生する可能性のある問題。
問題には、デバイスの誤動作、デバイスの故障、デバイスの損傷などが含まれますが、これらに限定されません。
1.2.
レーザーの安全性
レーザー機器を使用する各施設およびユーザーは、地域のレーザー安全性に関するすべての要件に従う必要があります。
レーザー安全プログラムを作成する際には、連邦、州、地域の規制、および国や国際的な基準を考慮する必要があります。
レーザーシステムを使用する各人は、レーザーシステムを操作する前に、基本的なレーザー安全のオリエンテーションと習熟トレーニング
を完了していなければならなりません。
1.3.
レーザー治療管理区域(
LTCA
)
レーザーシステムを設置・操作するために、安全で換気の良い場所を選びます。
その場所は「光を通さない」(窓や覗き口がない)こと
が望ましく、ロック可能なドアアクセスが
1
つあることが望ましいです。
アクセスドアは、レーザーシステムを使った治療の間、内側か
ら閉じてロックする必要があります。
ドアにインターロックスイッチが装備されている場合は、ドアをレーザーシステムのリモートインターロックに接続することができます
-
セクション
1.5.3
参照治療中に治療用ドアが開くと、レーザーは発光を停止し、エラーメッセージを表示して
Standby
モードに戻ります。
レーザーシステムを多目的エリアに設置する場合は、広い部屋の中に小さなエリアを作るために、レーザービームを遮断するための認定を
受けた遮断壁、スクリーン、カーテンを使用する必要があります。遮断壁は、上述のように単一の入口を持つ「光を通さない」部屋をシミ
ュレートするように設定する必要があります。
警告
:
レーザーを使用しているときは、治療室のドアや単一のアクセスポイントの外側に、常にレーザー安全標識を掲示してくだ
さい。
1.4.
火災および爆発の危険性
警告
:
可燃性の材料、ガス、物質などの爆発の危険性がある場所で、このレーザーシステムを操作しないでください。
火災や爆
発が起こる可能性があります。
レーザービームは、ほとんどの非金属材料を発火させる可能性があります。
消火器をすぐに使え
るようにしてください。
1.5.
安全機能
このレーザーシステムには、複数の安全機能があります。
このレーザーシステムを使用するすべての人は、以下の機能についてトレーニ
ングを受け、認識しておく必要があります。
1.5.1.
緊急停止ボタン
このボタン(
図
1
)は、レーザーシステムの前面にあり、マシンの電源が入っているときに点灯します。
このボタンを押
すと、装置のマイクロプロセッサへのすべての電力がオフになり、レーザーを発する部品が停止します。
1.5.2.
パスワード入力
レーザーシステムには、不正なシステムアクセスを防ぐために、電源投入後に必要となるキーコントロールとして、パス
ワードエントリーが装備されています。
1.5.3.
リモートインターロックコネクタ
-
本機には、底面にリモートインターロックコネクター
(
図
2
)
が装備されています。リモートインターロックコネクター
は、プラグを外したり、コネクターの端子が開いたりすると、レーザーの発光を停止します。
1.5.4.
レーザー発光表示
レーザーシステムの状態は、タッチスクリーンとフロントベゼルに表示され、音声と照準ビームで示されます。
勧告:
デバイスの最適なアプリケーションや使用方法についてのガイダンス。
注記:
提示された主題に適用される可能性のある条件または例外を記述しています。
勧告:
このレーザーシステムを使用する各施設では、少なくとも
1
人をレーザー安全責任者として指定し、すべての操作および安全
手順に関するトレーニングを提供し すべてのレーザーの危険性の制御を監視・監督する責任を負います
図
1
図
2
Summary of Contents for LIGHTFORCE XLi
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