230
日本語
4.16
システムと他の機器との距離
TRIOS MOVE+
は、放射妨害波が制御された電磁環境での使用が想定されています。
TRIOS MOVE+
の顧
客またはユーザーは、通信機器の最大出力に応じて、以下に推奨されている、ポータブルまたはモバイル
RF
通信機器
(送信機)
と
TRIOS MOVE+
間の最小距離を維持することにより、電磁干渉を防ぐことができます。
送信機の定格最大出力、
W
送信機の周波数による分離距離、
m
150 kHz
〜
80 MHz
d
=
1
、
2
P
80 MHz
〜
800
MHz
d
=
1
、
2
P
800 MHz
〜
2,5 GHz
d
=
2
、
3
P
0.01
0.12
0.12
0.23
0.1
0.38
0.38
0.73
1
1.2
1.2
2.3
10
3.8
3.8
7.3
100
12
12
23
送信機の定格最大出力が上記に該当しない場合、推奨される分離距離
d
[
メートル
(
m)]
は、送信機の
周波数に適用できる方程式を使用して推定できます。
P
は送信機の製造業者による送信機の最大定格
出力
[
ワット
(
W)]
です。
注
1:
80MHz
及び
800MHz
においては、高い方の周波数範囲に対する分離距離を適用します。
注
2:
これらのガイドラインは、すべての状況に対応できるものではありません。電磁波の伝播は、.
構造物、物体、人体の吸収や反射による影響を受けます。
推奨使用距離
接続
タイプ
推奨使用距離
MOVE+
-
スキャナ
ワイヤレス
最良の性能を得るには、
TRIOS MOVE+
とスキャナ
/
アクセ
スポイントとの距離を
0.5
~
5 m
にする必要があります。
ネットワーク
ツイストペア
シールド線
最良の性能を得るには、
TRIOS
.
MOVE+
とネットワークとの
距離を
5m
未満にする必要があります。
5.
システムの安全性
5.1
必要条件
注意
警告や注意、注記を含むすべての指示を熟読してください。人体の損傷や機器の破損
を防ぐためにも、本書の警告に従って、システムを慎重に取り扱ってください。本書およ
び
TRIOS MOVE+
の安全に関する注意事項が守られない場合、適切な動作および安
全は保証されません。
システムを使用する前の予防点検
警告
TRIOS MOVE+
の次の箇所に機械的な破損がないかどうか
点検してください。
•. 本機外観
•. すべてのケーブル類
TRIOS MOVE+
に破損がないことを確認しない限り、使用の安
全は保証されません。
システムの変更
警告
製造者の許可なしに
TRIOS MOVE+
を変更しないでください。
承認済みソフトウェアのみ使用可能
注意
TRIOS MOVE+
の性能への干渉を防ぐために、承認済みソフトウェアのみをインスト
ールしてください。
トレーニング
警告
TRIOS
システムを患者さんに対して使用する際は、次の事項を必ずお守りください。
•. ユーザーは、本書に記載されている正しい操作に関する全項目を確認し理解してい
る必要があります。
•. ユーザーは、本書に記載されている
TRIOS MOVE+
の安全な操作に関して、十分に
精通している必要があります。
•. 本書に記載されている
TRIOS MOVE+
の操作手順では、意図された機能およびユ
ーザーと患者さんの安全性が最大限に確保されるよう配慮しています。もし、本書の
操作手順に従わなかった場合、意図された機能と安全性に影響する恐れがあります。
機器が故障した場合
注意
TRIOS MOVE+
に不具合が生じた場合、または
TRIOS MOVE+
が正常に動作してい
ないと思われる場合は、必ず次のことを実行してください。
•.
TRIOS
スキャナが患者さんに接触している場合、直ちに患者さんからスキャナを離します。
•. 主電源コードを抜き、点検が完了するまで使用できない状態にします。
•.
3Shape
サポートにお問い合わせください。
•.
TRIOS MOVE+
のいかなるカバーも絶対に開けないでください。
無線接続
ワイヤレス
TRIOS MOVE+
は、家庭用または商用の電磁環境、なおかつ屋内で使用することを目的として
います。ワイヤレス接続は、
TRIOS
スキャナと
TRIOS MOVE+
間で画像ストリームデータと制御データを中継することを目的としてい
ます。
TRIOS
スキャナと
TRIOS MOVE+
間の通信は、
3Shape
通信サービスによって処理されます。
注意
近くのポータブルまたはモバイル
RF
通信機器が
CISPR
放射要件に準拠していて
も、
TRIOS MOVE+
と干渉する可能性があります。
注意
TRIOS MOVE+
は、近くのポータブルまたはモバイル
RF
通信機器と干渉する可能性
があります。
重要なお知らせ
ワイヤレス
TRIOS
スキャナと
TRIOS MOVE+
間の直線見通しを確保することが推
奨されます。
5.2
考えられる機械的な破損
機器の破損
警告
TRIOS
.
MOVE+
を床上で移動するときは、両手を上部に添えてください。
•.
TRIOS
.
MOVE+
を一人で持ち上げないでください。入口の段差や凹凸のある面でシ
ステムを移動する場合は、安定性を確保するために他の人の助けを借りてください。
•.
TRIOS MOVE+
を床上で移動するときは、すべてのキャスターを床に接触させ、キャ
スターがロックされていないことを確認してください。
•. スキャナを使用しないときや移動するときは、必ず
TRIOS MOVE+
の所定のホルダ
ーにスキャナを置いてください。
•.
TRIOS MOVE+
を床上で移動するときは、ベースやキャスターから足を離してください。
•. 絶対にケーブルを引っ張って
TRIOS MOVE+
で動かさないでください。
•.
10
度を超える傾斜がある場所に
TRIOS MOVE+
を置かないでください。
5.3
電気的安全性
システムは必ずアース接続してください。
警告
感電の危険を避けるため、
TRIOS MOVE+
は接地
/
アース線が接続された主電源にの
み接続してください。
TRIOS MOVE+
には、
3
ピン
(米国
:
プロング)
の接地
/
アースタイ
ププラグが付いています。プラグをコンセントに差し込むことができない場合は、販売代
理店に問い合わせて、プラグまたはコンセントを交換してもらい、必ず接続を確保してく
ださい。接地プラグを接続せずに使用しないでください。
TRIOS MOVE+
内部の部品には触れないでください
警告
TRIOS MOVE+
内部の部品には触れないでください。
TRIOS MOVE+
内部の部品に
触れることができるのは、専門の資格を持つ技術者のみです。
液漏れ
警告
TRIOS MOVE+
が液体に浸かると、その電気的安全性が損なわれる恐れがありま
す。
TRIOS MOVE+
に飲料などの液体を近づけないでください。
TRIOS MOVE+
に洗
浄剤などの液体をこぼさないでください。
ケーブル応力
注意
外部コードを絶対に引っ張らないでください。
結露
注意
温度や湿度の変化によって、スキャナシステム内部に水滴がたまると、破損の原因となる
場合があります。スキャナーシステムが室温に達するまでは、電源ケーブルをコンセント
に接続してはいけません。
システムが急激な温度や湿度の変化を受けた場合、必ずシステムが室温に達するのを
待ってから電源コードを主電源に接続するようにしてください。
結露の発生が確認された場合は、必ず
8
時間以上待ってから電源コードをコンセントに接続す
るようにしてください。そうすることで、システム内部に結露が生じるのを防ぐことができます。
詳細については、動作条件を参照してください。