
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エラーコード
エラーコードは、ディスプレイ部に表示されます
(
Fig. 20
)
。
エラーコード 原因
解決法
Er2
遠隔稼働(
PC
)において、監視機能
(Watchdog)
が
有効になっているときに、
PC
と
HBR
4制御間の
通信が行われていません。
PC
は所定の監視時
間内にデータを送信しないか、または
PC
への接
続が切断されています。
監視時間
(Watchdog time)
を変更します。
設定された監視時間内にデータ
(OUT_WDx@m)
を
PC
から送信
します。
接続ケーブルとコネクターを点検します。
Er3
装置内部温度が
76 °C
以上です
装置を冷まします。
電源スイッチを切る
Er4
Er4
設定回転数が
350 rpm
以上の時、モーター回転
数の偏差が
±300 rpm
攪拌機能がオン状態で実測回転数が
0 rpm
の
状態が
30
秒経過している。
負荷を下げます
電源スイッチ オフ
/
オン
電源スイッチ オフ
/
オン
回転数を上げます
攪拌機能をオフにします
Er5
外部センサーの測定値が所定の時間内(
Er 5
反
応時間
1
〜
30
分で設定可能)に変化しない。
温度センサーを溶液に浸けます。
Er 5
の応答時間を調整する。
Er11
作動中に温度センサー
PT 1000
が抜けた。
温度測定センサーは
HBR 4
がオフになっているときのみ、抜き
差しします
Er12
作動中に温度センサー
PT 1000
が差し込まれた 温度測定センサーは
HBR 4
がオフになっているときのみ、抜き
差しします
Er20
安全リレーが閉まらない
安全回路の設定が低すぎます。電源電圧を点検します。
(
電源
電圧は公称電圧
-10%
より高い必要があります。
)
電源スイッチ オフ
/
オン
Er21
安全リレーが開きません
リセットスイッチ
/
当社サービス部までお問い合わせください。
Er22
前回装置がオフにされる前の障害または、安全
温度が溶液温度より低いです
リセットボタン
Er23
安全回路の故障
電源スイッチ オフ
/
オン
当社サービス部までお問い合わせください。
Er24
安全温度を超えています
より高い安全温度を設定します。
電源スイッチ オフ
/
オン
Er26
空焚き、ヒーティングバスに溶液がありません
装置の温度を下げ、溶液を充填します。
電源スイッチ オフ
/
オン
Er27
キャリブレーションの際のエラー
電源スイッチ オフ
/
オン、オンすると自動的にキャリブレーショ
ンが実行されます
Er28
センサーの破損
電源スイッチ オフ
/
オン
Er29
安全センサーのショート、または制御センサー
と安全センサーの取り違え
当社サービス部までお問い合わせください。
Er30
制御センサーのショート
当社サービス部までお問い合わせください。
万が一、上記のエラーコード以外が表示されたり、不具合が改善されない場合は、当社サービスまでご連絡下さい。
-
サービス部門にお問い合わせください。
-
エラーの概要と共に装置を修理にだしてください。
インターフェースと出力
RS 232
インターフェースを通じてパソコンと接続し、研究所ソフ
トウェア
Labworldsoft
®
を経由して本製品を「リモート」モードで
操作することができます。
注記:
取扱説明およびソフトウェアに含まれるヘルプセクショ
ンと合わせて、システム要件にもしたがってください。
構成
RS 232
シリアルインターフェイスは、コンピュータおよび適切な
ユーザープログラム
(
Labworldsoft
®
)
を搭載した装置を操作する
ときに使用することができます。
PC
を使用して
HBR 4 control
を操作する場合、その安全性を高
めるために、連続的なデータフローをモニタリングできるウォ
ッチドッグ機能を起動することができます。
(
「ウォッチドッグ」
機能セクションを参照
)
。
•
実験装置と自動化システムとの間のインターフェース回路の
機能は、
DIN 66020 Part1
準拠の
EIA
標準
RS 232 C
で指定さ
れた信号から選択されたものです。イメージより異なる信号
の割り当てを確認することができます。
•
標準
RS 232 C
、
DIN 66259 Part1
に対応するインターフェース
回路の電子特性と信号状態の割り当てに有効です。
•
送信プロセス:起動・停止操作中の非同期文字送信。
•
送信タイプ:全二重
•
文字フォーマット:起動・停止操作用の
DIN 66022
の定めるデ
ータフォーマットによる文字構成。
1
スタートビット、
7
キャラク
タビット、
1
パリティービット
(
均等
)
、
1
ストップビット。
•
通信速度:
9,600 bit/s
•
データフロー制御:ハードウェアハンドシェイク
•
アクセス方法:装置からコンピュータまでデータ伝送は、コン
ピュータからリクエストがあった場合のみ行われます。
コマンド構文
以下のいくつかのポイントは特に注意すべきコマンドセットで
す
:
•
コマンドは通常、コンピュータ
(
マスター
)
から実験装置
(
スレ
ーブ
)
へと送信されます。
•
機器はコンピューターの要求にのみ送信を行います。 エラー
であっても機器からコンピューターに自発的に送信されるこ
とはありません(自動化システム)。
•
コマンドとパラメーター(連続パラメーターを含む)は、少な
くとも
1
つのスペースで区切る必要があります(コード:
hex
0x20
)。
•
各コマンド(パラメーターおよびデータを含む)と各応答は、
「
Blank CR Blank LF
」で終了され(コード:
hex 0x0D hex 0x0A
)
、最大
80
文字です。
•
ドットは、浮動小数点数において十進セパレーターに使用さ
れます
(
コード
:hex 0x2E)
。
上記の内容は、
NAMUR(
実験室
MSR
デバイス
.Rev.1.1
のアナロ
グおよびデジタル信号のための電気プラグインコネクターの
デザインに関する
NAMUR
の推奨。リビジョン
1.1)
の推奨に対応
しています。
実行可能な
NAMUR
コマンドの概要
略語:
X,y =
番号付けパラメータ
(
整数
)
m =
変数値、整数
n =
変数値、浮動小数点数
X = 1
外部センサーの温度
X = 2
ヒーティングバス温度
X = 3
ヒーティングバス安全温度
X
=
4
回転数
X = 52
外部の
PT 1000
温度測定センサー、
K
のオフセット
(-3.0 <= n <=+3.0 )
X
=
54
Er 5
応答時間
(
分、
1 <= n <= 30)