
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安全上の指示
ご自身を保護するために
•
ご使用前に本取扱説明書を必ず最後までお読みください。ま
た、本取扱説明書に記載の安全上のご注意に従っていただき
ますようお願いいたします。
•
本取扱説明書はいつもお手元に届くところに保管してくださ
い。
•
本機の操作は必ずお取り扱いの心得がある方がご操作くだ
さい。
•
安全指導書やガイドライン、業務安全衛生規定や労働災害
防止規定に従ってください。
•
処理する試料の危険有害性物質カテゴリーにしたがって、個
人用保護具を着用してください。着用しない場合、以下のリ
スクが伴います
:
液体の飛散。
•
装置をに持ち運びする際は、必ずハンドルを持ってください。
•
本装置は、広い場所に設置してください。また、平らで安定し
た清潔かつ滑らない、乾燥した耐火性の面に設置してくださ
い。
•
毎回使用前に装置本体と付属品に破損がないか確認してく
ださい。破損のある部品は使用しないでください。
•
注意!
溶液の引火点より低い温度で安全限界温度設定をす
ることで、無監視下でも安全に使用いただけます。限界安全
温度は、ご使用される媒体の発火点より、少なくとも 25 °C 低
く設定してください。 (EN 61010-2-010 による)
やけどの危険!
作動中ヒーティン
グバスの筐体は熱くなります。
温度依存性の高い溶液を取り扱
う際、高回転数で長時間使用すると、筐体が
40 °C
程度まで
加熱することがあるので注意してください(室温が
20 °C
で)。
•
バス容器内に充填または、排出する際は装置は必ずオフに
し、電源プラグを抜いてください。
•
ヒバス容器内に充填または、排出する際は、必ず温度が下が
った状態で行ってください。
•
輸送の前にバス内の液体を空にしてください。
•
熱媒体が入ってない状態では、絶対にヒーティングバスを作
動しないでください。
注意!
ヒーティングバスの熱媒体
としてはできるだけ水(約
80 °C
まで)または低粘度(
50 mPas
)
、引火点
260 °C
以上のシリコン
オイルを使用してください。 引火点の低い熱媒体を使用する
と、やけどの危険があります!
•
未処理水道水を使用しないでください。また、腐食性を抑え
るために、蒸留水又は高純度水(イオン交換器)を使用し、1
リットルあたりソーダ(炭酸ナトリウム
Na2CO3
)0.1gを加える
ことをおすすめします。
•
作動前に熱媒体の最適な充填量を計算してください!この
際、熱膨張やフラスコを浸すことによる水嵩の増加に注意し
てください。
•
ロータリーエバポレーターと組み合わせてヒーティングバス
を使用するときは、ヒーティングバスの温度は常圧で溶剤の
沸点を超えないように設定し、エバポレーターフラスコの破
損の際に液体の吹き出すのを予防します
(
例、シリコンオイル
バスでの水の蒸留の際のエバポレーターフラスコの破損
)
。
•
IKA
ロータリーエバポレーターで使用する際は、エバポレー
ターフラスコの破損による危険に注意してください。
•
濡れたエバポレーターフラスコは、特にシリコンオイルを使
ったヒーティングバス
IKA
HBR 4
デジタル
/
コントロール で
の使用では、非常に滑るので注意してください。
•
水を媒体として使用する際は、脱塩水の使用を推奨します。
•
オイルを熱媒体として使用するときは最少充填量
1 L
を下回
らないように注意してください。
•
接続部に汚れがないか注意してください。
•
可燃物のリスクに注意してください。
•
処理を通して生成される余分なエネルギーに危険に作用す
ることのない試料のみを処理してください。また、これはその
他の方法で生成されるあらゆる余分なエネルギーに対して
も同様に適用されます(例:光照射)。
•
爆発性がある大気中ではデバイスを使用しないでください。
これは爆発保護がされていません。
•
爆発性混合物が形成される可能性を持った物質に関して
は、適切な安全策を適用する必要があります(例えば、ヒュー
ムフードの下で作業するなど)。
•
危険物質を処理する時は、人への負傷や物への損傷を防ぐ
ため、適切な安全策や事故防止対策を講じてください。
•
アクセサリーと一緒にお使いの時は、その取扱説明書も合わ
せてご覧下さい。
•
純正のIKA付属品を使用する場合においてのみ、安全な操作
が保証されます。
•
必ず電源を切ってからアクセサリーを脱着してください。
•
作動モード
B
、
C
の場合にのみ、電源消失の際、復旧後自動作
動します。
•
本デバイスは、電源プラグまたはコネクタープラグを抜くこと
によってのみ電源から切り離すことができます。
•
主電源コードのソケットは、必ず手の届くところに置いてくだ
さい。
磁気作用に注意!
磁気の影響に注意してください
(
心臓ペースメーカー、データ保管
機器
)
。
製品を保護するために
•
タイププレートに記載の電圧は、主電圧と一致している必要
があります。
•
ソケットは必ず接地してください「保護接地」。
•
本機本体や付属品をぶつけたり、衝撃を与えたりしないでく
ださい。
•
本機の分解、修理は、必ず弊社の認定技術者が行ってくださ
い。
IKA
ロータリーエバポレーター、
IKA
ガラスセットおよび溶剤と
組み合わせての使用
•
溶剤は健康を害する恐れがあります。安全データシート(イン
ターネット)にて関連する警告事項に注意してください。
IKA
ガラスセット
•
ガラスセットは
1 mbar
までの減圧での使用に設計されていま
す。
コーティングタイプガラスセット
•
コーティングタイプガラスセットは、減圧による破損時のガラ
スの破片による危険を低減します。コーティングはコンデン
サーと受けフラスコにのみ施されていることにご注意くださ
い。
•
製造技術の関係でコーティングは全表面にはされません。特
にコンデンサーには、接続部などにコーティングのない箇所
があります。
•
エバポレーターフラスコは、耐熱コーティングされたタイプ
がアクセサリーとして取扱いがあります。
危険
危険
注意
•
ガラスのコーティングにはガラスの保護や破損防止の機能
はありません。
•
コーティングの破損したガラス部品の使用は避けてくださ
い。
•
コーティングタイプガラスセットを使用する際においても、
装置は密閉されたドラフトチャンバーまたは同等の安全設
備内でのの使用が必須です。
開梱
正しい使用方法
•
開梱
-
開梱の際、お取り扱いに十分ご注意ください。
-
破損が認められる場合は、速やかに詳細をご連絡ください(
製品配送業者にご連絡ください )。
•
梱包内容の確認
IKA HBR 4 digital/control
ヒーティングバス
-
ヒーティングバス
-
電源コード
-
取扱説明書
-
温度センサー
PT 1000.60/61 (
HBR 4 control
専用
)
•
用途
IKA
ヒーティングバス
HBR 4
デジタル
/
コントロール は実験室
用装置で、ヒーティングバス容器に充填された物質の直接の
加熱に適しています。
さらに装置はガラス容器に充填された物質を、容器を熱媒体
に浸けることにより、間接的に加熱する用途に適しています。
特に回転するガラス容器、例えば
IKA
ロータリーエバポレータ
ーと組み合わせる事ができます。
装置を食品の調理に使用することはできません!
•
使用範囲
研究所、教育機関、商業、企業内にある実験施設等、屋内での
使用に適してます。
以下の場合は、ユーザーの安全は保証されません:
- 製造元によって供給または推奨されたものではないアクセサ
リーとともに本デバイスを稼働した場合。
- 本デバイスを不適切に使用した場合または製造元の仕様に
反して稼働した場合。
- 本デバイスまたはプリント基盤を第三者が改造した場合。
オイルを使用したヒーティングバス
•
熱媒体としてシリコンオイルを使用するときは、ガラス容器
の破損の際に、液体の溶剤
(
エバポレーターフラスコユニッ
ト
)
とオイルの混合とそれによる急激な体積変化により
(
溶剤
の泡の発生
)
、高温のオイルの吹きこぼれおよび飛散の危険
性があります。
注記
:
高粘度のオイルや硬い油脂を使用すると、局所的な過
熱や容器底部での超過圧力(気泡の発生)の原因になります。