
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試運転
安全回路の設定
機器使用時には、ご使用環境(湿度、温度など)に注意してご使
用願います。
必ず設置コンセントを使用して
ください。
長く安全にご使用頂けるように、上記ことを守ってご使用願い
ます。
装置は
2
極のオン・オフ電源スイッチ
(
A
)
で稼働します。
電源がオンの状態では、スイッチの確認ランプは緑色に点灯しま
す。
装置
HBR 4
コントロール の起動時には、自動的に自己診断テ
ストが行われ、すべての
LED
が点滅し、
LCD
にはすべてのセグメ
ント
(
Fig. 1
)
が視認できます。引き続いて、
Fig. 2
〜
Fig. 6
に示
された
LCD-
表示が確認できます
(
工場出荷時標準設定
)
。
安全回路の設定では、
50°C
〜
200°C
の最高温度の制限が定義
されます。安全回路の設定は作動モード
A
でのみ可能です。
•
装置をオンにします。
•
Fig. 7
の表示後
5
秒以内に「
Mode
」ボタン
(
D
)
を押したままに
し、同時に回転つまみ
(
B
)
で希望する安全温度を設定します。
•
「
Mode
」ボタン
(
D
)
を放します。
2
秒間、設定された安全温度
および「
Safe ok
」
Fig. 8
が表示され、設定した安全温度が保
存されます。
安全回路は、装置の毎起動時に自動的に確認されます。
作動モードの設定
装置は
3
つの異なる作動モードで使用することができます。
(
Fig. 9
〜
Fig. 11
の表示を参照
)
ある作動モードから別の作
動モードへの切り替えは、
「
Mode
」ボタン
(
D
)
を押したままにし、
スイッチを入れると切り替わります(少なくとも
5
秒間)。 順序
A-B-C-A-B-C-A
。
作動モード
A
この作動モードは装置出荷時の設定です。装置の電源をオン
にすると、加熱・攪拌機能はオフになります。最後に設定された
設定値が保存され、加熱・攪拌機能がオンになるとその値が使
用されます。設定値は変更可能です。
作動モード
B
装置の電源をオンにすると、前回オフにされる前の加熱・攪拌
機能の状態、および最後に設定された値が使用されます。設定
値は変更可能です。
作動モード
C
装置の電源をオンにすると、前回オフにされる前の加熱・攪拌
機能の状態、および最後に設定された値が使用されます。設定
値は変更できません。
加熱機能
「
Mode
」ボタン
(
D
)
で希望する設定値(設定温度)を選択しま
す。装置のヒーティングバス温度は制御回路にて一定に保た
れ、さらに安全回路で監視されます。制御回路に障害が発生
した際は、ヒーティングバスは安全回路によりオフの状態に
保たれます。制御回路または安全回路にエラーが発生すると、
「
Temp
」の
LED
が黄色と緑色で交互に点滅します。リセットボタ
ン横の
LED
は赤色で点灯します。
エラーは
LCD
に表示されます(エラーメッセージの章を参照)。
加熱機能が作動しません。
溶液温度の制御
外部温度測定センサー
PT 1000.60/61
を用いての使用
(HBR 4
コントロールのみ
)
攪拌機能
回転つまみ
(
B
)
で媒体温度を
0
〜
200 °C
の間に調節することが
可能です。ただし、設定された安全温度を超えて設定する事は
できません。設定値はデジタル表示
(
C
)
にて確認てきます
(
Fig.
12
)
。加熱機能はボタン「
Temp /On/Off
」
(
F
)
の操作によりオンま
たはオフにされます。機能が作動すると、
「
Temp
」の横の
LED
が
緑色で点灯します。ヒーティングバスは設定された温度まで加
熱されます。
LCD
には設定温度、実測温度および
PV
シンボルが
表示されます。
設定温度および実測温度は溶液の温度を関連します。加熱過
程で
LED
が緑色または黄色に変わります。黄色の
LED
は、加熱の
ためにエネルギーが供給されていることを意味します。加熱機
能がメセンサーキーでオフの場合や、溶液温度が
50 °C
以上
のときは、
LED
は黄色で点滅します(
20
%オン
...80%
オフ)。
LCD
には
°C
と
HOT
が交互に表示されます
(
Fig. 13
、
14
)
。ヒータ
ーの温度は設定された安全温度により制限されます。溶液温
度の制御はファジー・ロジック制御により行われます。これによ
り、溶液温度は
PT 500
温度センサーによって検知され、設定
温度を超える
(
オーバーシュート
)
ことなく迅速に設定温度まで
加熱されます。ファジー・ロジック制御は、熱伝導液体の様々な
熱容量に自動的に適応します。これにより逸脱や変動の無い
温度制御を保証します。
付属品である外部温度センサー
PT 1000.60/61
は、容器(例え
ばガラスフラスコ)内の水やオイルバスにセンサーを浸し、直
接溶液の温度制御をする為に、使用することができます。
その為、センサー部を溶液に十分な深さで(最低
20 mm
)浸し、
その状態で容器に固定する必要があります。
温度測定センサー
PT 1000.60/61
がインターフェースに接続
されると、温度制御は自動的に外部センサー側で行われます。
温度測定センサー
PT 1000.60/61
は、バス内の溶液を計測・制
御する為に設計されていません。容器内の溶液にセンサーを
浸し、温度制御をする為に設計されています。
センサーがバス内の溶液に直接浸していたり、バス底部にセ
ンサー部が接触していたりすると温度制御の精度が
±4 K
程度
の誤差が発生します。
外部センサーの測定値が所定の時間内(
Er 5
反応時間
1
〜
30
分
で設定可能)に変化しないとき(例、センサーが媒体に浸かっ
ていない)、エラーメッセージ(
Er 5
)が表示されます。
この感知はセンサー温度と設定温度の差が
5
度以上で、セン
サー温度が一定であるとき(
±0.5 K
)のときに有効になります。
Er 5
の反応時間の設定
:
Er 5
が表示された後、
「
Mode
」ボタン
(D)
を押したままで、同時
に回転つまみ
(B)
で希望する応答時間(
1
から
30
分)に調整しま
す。
注記:
0
分とは、感知機能が無効(
OFF(
オフ
)
)になっていることを意味
します!
「
Mode(
モード
)
」ボタン
(
D
)
で、希望する設定値(設定回転数)を
選択します。回転つまみ
(
B
)
で、攪拌モーターの希望する回転数
を
150
〜
800 rpm
の間で
50 rpm
ずつの間隔で設定します。設定
された値はデジタル表示器
(
C
)
において確認てきます
(
Fig. 15
)
。
攪拌機能は、ボタン「
Mot On/Off (
モーターオン・オフ
)
」または
「
RPM
」
(
E
)
の操作でオンまたはオフにできます。機能が作動す
ると、
「
Mot
」
/
「
RPM
」の横にある緑色の
LED
が点灯します。モータ
ーはゆっくりと所定の回転数まで達します。
LCD
には、設定回転
数、実測回転数、および
PV
シンボルが表示されます
(
Fig. 16
)
。
両方の機能(加熱・攪拌)がオフになっているときは、
LCD
には
常に設定温度が表示されます。加熱機能がオンになっていると
きは、その表示が
LCD
で優先されます。攪拌機能をボタンでオ
ンにするか、
「
Mode(
モード
)
」スイッチ
(
D
)
で呼び出すと、
5
秒間
回転数表示に切り替わります。。
「
Mode(
モード
)
」スイッチ
(
D
)
で
液晶表示を随時、温度から回転数(そしてその逆)に変更する
ことができます。表示は
5
秒後にまた設 定されたモードに戻り
ます。