Ottobock | 157
3R60-PRO, 3R60-PRO=ST, 3R60-PRO=KD, 3R60-PRO=HD
4.2 推奨する足部
備考
義足を製作する際、
すべての義足コンポーネントが、装着者の体重と活動レベルの基準を満たして
いる必要があります。
4.3 調整及び最終組立て
4.3.1 ソケット製作 (3R60-PRO=KD)
4.3.1.1 仮合わせのためのラミネーション
・ PVAバックをかぶせたギプスモデルにソケットの倍の長さのペルロンストッキネット
(623T3)
をかぶ
せ、遠位端でねじって折り返してください。
・ ソケットを補強するために、
ガラス繊維ストッキネット
(616G13)
をソケットの長さの2/3にかぶせ、紐
で縛って折り返します。折り返したガラス繊維ストッキネットの長さがソケットの長さの1/2になるよう
にしてください。
・ ラミネーションアンカー
(4R70)
を設置する部分と周囲3cmの部分を、
カーボン繊維マット
(616G12) 2
層で補強してください。
その後ペルロンストッキネット
(623T3)
を2層かぶせます。
・ ラミネーションは2回に分けて行います。
はじめに、
オルソクリル注型樹脂(617H19)でソケットの遠位
2/3を注型し、硬化後、
ペルロンストッキネット
(623T3)
を2層かぶせて、
オルソクリル軟性樹脂(617H17
)で近位部分を注型します。
注意!
ラミションアンカーは、最大屈曲時に本製品と接触し、屈曲ストッパーとして作用します
(図
10
)。屈曲ストッパーと膝継手の損傷を避けるために、
ラミネーションアンカーと本製品の接
触部は平面で均等になるようにしてください。
4.3.1.2 ラミネーションアンカーの取付け
・ 接着作業の前に、
ラミネーションアンカーをソケット遠位部の取付け位置の形に合わせて曲げて
ください。
・ ラミネーションアンカーの開口部をプラスタバンド
(636K8)やプレスチン(636K6)で塞ぎます。
ソ
ケットと膝継手をアライメントに注意しながらアライメント治具に固定します。
ラミネーションアンカーの取付け部から、
スポンジなどの柔らかい物、弾力のある物、
または
多孔物質を取り除いてください。
ジーゲルハルツ
(617H21)
に硬化剤(617P37)
と多量のタルクパウダー
(639A1)を混ぜて
パテ状にし、
アライメントに注意してラミネーションアンカーとソケットをこのパテで接着し
てください。
試歩行の際には、安全策としてラミネーションアンカーの上から 補強テープ627B2 を巻きつけてくださ
い。最大屈曲時の本製品との接触面とソケットの最大膝屈曲位を確認してください(4.1項参照)。必要
ならば、パテやスポンジで接触面を形成してください。
4.3.1.3 ソケットの仕上げ
試歩行の後、
ラミネーションアンカーを付属の丸ネジと丸ナットで固定し、
その後ラミネーションを行な
ってください。
次のように、
さらに補強を続けます。
1. 2層のペルロンストッキネット
(623T3)の間にカーボン繊維マット
(616G12)を挟むようにします。
に
は先ず、
ペルロンストッキネット
(623T3)1層をソケット全体にかぶせ、
ラミネーションアンカーの開口
部のところで丸く縛ります。
ラミネーションアンカー部分とその周囲3cmの部分をカーボン繊維マット
(616G12)2層で補強し、
その後、残りのペルロンストッキネットを折り返し、
カーボン繊維層の上に
かぶせます。
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