付録 ゾーニング設定
本機能をご利用になるには、装置コンソールに事前にログインを実施する必要があります。ゾーニング設
定をご利用になるには、管理者権限“admin”でログインを実施する必要があります。
ゾーニング機能のご利用に必要な設定機能に関し以下に記載いたします。
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ゾーニング機能に関しては本書を熟読し、十分に機能を理解した上で実施を
お願いいたします。
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システム運用中の設定変更の実施は、稼働中のシステムに影響を与える場合
があります。変更内容を十分に検討し、作業の実施をしていただくようお願
いいたします。
ゾーニング機能
本製品のコンソールにログインが完了しましたら以下の手順に従い、本製品のゾーニングの設定を
実施してください。
なお、本製品のゾーニング機能には「WWN モードゾーニング」および「ポートモードゾーニング」
の2種類の機能があります。以下にゾーニング機能の特徴について記載します。
・ポートモードゾーニング
本製品に設定されたDomain IDとポート番号を指定し各ポートをゾーン分割する機能。
・
同じポートを複数のゾーンに含むことが可能です。
・
同一ゾーンに含まれるポートに接続されたデバイス間でのみ通信が可能となります。
・
スイッチに対し個別に設定されたDomain IDとSFP+ポート番号でゾーン管理されます。本製品
に接続されたデバイスで障害が発生した場合、デバイス交換時にゾーン情報の再設定の必要が
ありません。
ただし、個別のSFP+ポートに対してアクセス制限を行うため、ゾーニング設定したSFP+ポート
に対しFibre Channel機器を接続する必要があります。
・WWNモードゾーニング
Fibre Channel機器の各ポートが持つ固有のWWPnを使用しゾーン分割する機能。
・
同じWWPnを複数のゾーンに含むことが可能です。
・
同一ゾーンに含まれるWWPnを持つデバイス間でのみ通信が可能となります。
・
WWPnをもとにアクセス制限を行うため、本製品に接続されたデバイスで障害が発生した場合の
交換デバイスは、Fabric中のどの8G FCスイッチのポートに接続しても通信が可能となります。
ただし、WWPnはデバイス固有の値でありデバイス交換によりWWPnが変わるため、スイッチのゾ
ーン情報を再設定(変更したFibre Channel機器のWWPnへの設定変更)する必要があります。
・
接続するホストのOS種別によってはストレージの交換時に接続するスイッチの Domain ID、ポ
ート番号が変化することによりハードウェアパスが変化する場合が有ります。
・MIXモードゾーニング
Domain IDとポート番号による設定と、Fibre Channel機器の各ポートが持つ固有のWWPNによる
設定を、一つのゾーンで同時に指定しゾーン分割する方法で、両方のモードの特徴を併せ持ち
ます。
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Summary of Contents for SigmaBlade N8406-040(F)
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