Fantic INTEGRA 150 TRAIL, User And Maintenance Handbook

Page: 30 / 101

03
Ed. 1 - 07/2019
EN_12
3.h –
ブレーキの点検
重要な警告：ブレーキのトラブルは
店頭や事故を含む重大な危険が
生じうる恐れがあります。ブレーキ
の故障は乗り手の生命に危機を
及ぼす危険があります。
-
ブレーキシステムの点検には十分に注意を払
う必要があります。もし異常を発見したり、そ
れが疑われる場合、自転車を使用することは
やめ、販売店又は認証された技術者に連絡
してください。
-
静止時に、両方のブレーキレバーを可能な限
り深く握ってください。ブレーキレバーとハンド
ルバーとの間の間隔は最小で
10
㎜です
(
図
“18“)
。
車両を前後にゆすってください。どちらのホ
イールも全く動かないことを確認してください。
(
図
“19“).
-
手でブ レーキキャリパーを 前後左右に ゆ
すってください。わずかでもキャリパーが動く
ことがあってはなりません。ブレーキディスク
が常時清潔であることも確認してください。
ブレーキディスク表面にオイル
やグリースなどが付着している
場合、ブレーキ力に影響を及ぼ
し、転倒や事故といった危険を生
じうる恐れがあります。
-
静止時にブレーキレバーを数回連続して操作
してみて下さい。圧力を感じるポイントがいつ
も同じであることを確認してください。
-
レバーからケーブル、ブレーキまで目視点検
を行ってください。ブレーキ液の漏れなどがな
いことを確認してください。
-
ブレーキディスクに損傷がないか確認してく
ださい。深い傷やノッチ、亀裂など機械的損
傷が発生していないことを確認してください。
-
フロントホイールを持ち上げ、回転させてディ
スクが自由に動くことを確認してください。続
いてリアも同様に。
3.i –
チェーン及びクランクの点検
-
この点検は
2
名で行う必要があります。一人
はリアホイールが地面に接触しないように持
ち上げてください。もう一人は、右側のクラン
クペダルを、時計方向に回転させます。この
状態で、クラウンがスプロケットブロックと正
しく整列していることを確認してください。
-
クラウン並びにスプロケットの双方が、偏心
することなく自由に動くことを点検してください。
-
外観上何らかの異常や遺物の付着がないこ
とを確認し、またある場合は取り除いてくださ
い。
-
チェーンにも損傷がないことを確認してくださ
い。チェーンが自由に動き、チェーンプレート
やチェーンピンなどとの接触がないようにし
てください。あるいは、チェーンがよじれたり
していないように。
-
クラウンが確実に右側クランクに締結されて
いることを確認し、遊びがないか点検してくだ
さい。
3.l –
電動アシストモーターの点検
電動アシストモーターに異常などが
あった場合、電流の短絡などを招き、
結果として出火など危険な状態にな
る恐れがあります。
-
給電ケーブル等を目視点検し、損傷がないこ
と、また正しく装着されていることを確認してく
ださい。
-
各部の点検がすべて終わるまで、電装コン
トロールユニットの電源を入れないこと。
-
ディスプレイに表示されるエラーメッセージ等
に十分に注意を払うこと。
点 検 と 確 認
日本語