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JA
SPIRAFLEX
®
気管カニューレ
I. はじめに
この説明書は全 Fahl
®
気管カニューレに共用です。 この取扱説明書には医師、看護士、お
よび患者/使用者が Fahl
®
気管カニューレを正しく扱うのために必要な情報が記載されてい
ます。
本製品を初めて使用する前に、必ずこの取扱説明書を注意深くお読みください。
必要な時に読めるように、すぐに手の届く場所に保管してください。
気管カニューレを使用している間はこの包装パッケージを保管しておいてください。 製品
に関する重要な情報が記載されています!
II. 用途に即した使用
Fahl
®
気管カニューレは、喉頭切除または気管切開術後の気管切開部を安定させるためのも
のです。
気管カニューレは、気管切開部が閉じないように保ちます。
カフ付き気管カニューレは、気管壁とカニューレ間を塞ぐ必要がある場合であればどんな
原因による気管切開後にも適しています。
調節可能なシールド付き気管カニューレにより、とりわけ患者が肥満症な場合やまたは術
後浮腫がある場合、および気管切開孔の虚脱がある場合にカニューレを患者ごとの体に適
合させることが可能になります。
初めて使用する際は、製品の選択、使用および取り付けは訓練を受けた医師または訓練を
受けた専門の医療従事者が行ってください。
通常より長いカニューレは、とりわけ深部に気管狭窄がある場合に適しています。
Fahl
®
気管カニューレのタイプ LINGO は、喉頭部は切除しない気管切開術を受けた患者、
または喉頭摘出術を受けてシャントバルブ (ボイスプロテーゼ) を使用する患者のために設
計されてます。
III. 警告
患者はFahl
®
気管カニューレの安全な取扱いおよび使用方法について、必ず専門の医療従事
者からの指導を受けてください。
Fahl
®
気管カニューレが分泌物やかさぶたなどで塞がることが決してないようにしてくださ
い。 窒息の危険があります!
気管内に粘液がたまった場合は、気管カニューレを介して気管吸引カテーテルを使用して
除去することができます。
破損した気管カニューレは使用せずに必ず廃棄してください。 破損したカニューレを使用
すると気管が確保されなくなる恐れがあります。
気管カニューレの取り付け時や取り外し時には、気管が刺激されることによる咳や軽い出
血が起こることがあります。 出血が止まらない場合はすぐに担当医師の診察を受けてくだ
さい!
レーザー光線がカニューレに当たった場合、カニューレが損傷する可能性があります。
注意
スピーキング機能付き気管カニューレは、分泌物量が通常で粘膜組織に異常のない気管切
開患者にのみお勧めします。
注意
金属部品のある気管カニューレ(SPIRAFLEX
®
/SPIRAFLEX
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XL)は、深刻な皮膚の損傷な
どを引き起こす可能性があるため放射線治療(放射線療法)時には決して使用しないでく
ださい。 放射線治療時に気管カニューレを着用する必要がある場合、金属部品のないプラ
スチック製気管カニューレ(SPIRAFLEX
®
MRT)のみを使用してください。 シルバーバル
ブの付いたプラスチック製スピーキングバルブカニューレでは、放射線治療の前に内部カ
ニューレをスピーキングバルブと一緒に外側カニューレから取り出すことにより、安全チ
ェーンを含めたバルブを完全にカニューレから外すことも可能です。
注意
分泌量が多い場合や肉芽組織が発生している場合、または放射線療法を受けていたりかさ
ぶたが生じている時は、外部カニューレ内でのフィルター処理により肉芽細胞組織発生が
促進されることがあるため、フィルター付きカニューレは定期的に医師の点検を受けかつ
短めの交換間隔 (通常は毎週) を遵守する場合にのみお勧めします。
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