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© HAMILTON 2011 – INSTRUCTION MANUAL
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3.
操作方法
時間積算機能
時間を累積して算定します。時間はそれぞれ、それ
以前の時間に積算されます。
1.
ボタン
A
を押します。クロノグラフが始動します。
2.
もう一度ボタン
A
を押します。クロノグラフが停止
します。
必要な回数だけこのステップを繰り返します。クロノ
グラフでは直近の測定後に、測定した全時間の合計
値が表示されます。ボタン
B
を押してゼロにリセット
します。
3.6
オートマチック GMT 時計
キャリバー
2893-1 • 2893-2
時間の設定
1.
リュウズ
C
をポジション(
p2
)まで完全に引き出し
ます。秒針が停止します。
2.
リュウズをお望みの方向に回転させて時間を設定し
ます。
3.
リュウズをポジション(
p0
)まで完全に押し戻しま
す。タイムシグナルに合わせて秒針が再び動き出し
ます。
日付および第二時間帯または 24 時間針(モデルによ
る)の設定
1.
リュウズ
C
をポジション(
p1
)まで引き出します。
2.
リュウズを時計と逆回りに回転させて日付を設定
し、次に時計回りに回転させて第二時間帯または
24 時間針を設定します。
3.
リュウズを完全に押し戻します。
注
:午後
8
時~午前
2
時の間は、日付の修正は行わ
ないようにお願いします。
キャリバー
2893-3
時間の設定
1.
リュウズ
C
をポジション(
p2
)まで完全に引き出し
ます。秒針が停止します。
2.
リュウズをお望みの方向に回転させて時間を設定し
ます。
3.
リュウズをポジション(
p0
)まで完全に押し戻しま
す。タイムシグナルに合わせて秒針が再び動き出し
ます。
第二時間帯の設定
1.
リュウズ
C
をポジション(
p1
)まで引き出します。
2.
リュウズをお望みの方向に回転させて第二時間帯を
設定します。
3.
リュウズを完全に押し戻します。
4.
キーワード
4.1
ねじ込み式リュウズ
モデルによっては、リュウズ
C
をロックすることによ
り最適な防水効果が約束されます。設定のためには
リューズのロックを解除する必要があります。設定後
は、改めて確実にロックしてください。
> 防水はリュウズがロックされている状態のときのみ
約束される点にご留意ください。
4.2
テレメーター
ある一定の時間内に伝わる音を利用して距離を計測
するためのスケールです。
例:雷との距離を計測するには、まず電光を確認し
た瞬間にクロノグラフをスタートさせ、雷鳴ととも
にストップします。3 秒の場合、テレメーター・スケー
ルをもとに距離 1km が算出されます。
4.3
タキメーターまたはタキマイラー
乗り物の平均速度を算出するスケールです。クロノグ
ラフ(スタート / ストップ)機能を使い 1km の移動
に必要な時間を計測します。タキメーターまたはタキ
マイラー・スケールで平均速度を読み取ることができ
ます。
例:20 秒 =180km/h
4.4
ヘリウム・エスケープ・バルブ
ヘリウム・エスケープ・バルブはダイビングベル(釣
鐘型潜水器)で数日を過ごす飽和潜水用です。ダイ
ビング・ステーションまたはダイビングベル内の空気
は呼吸が容易にできるよう、ヘリウム混合気体が使わ
れます。ヘリウムはジョイント部分から時計内部に浸
透し、浮上時に圧迫するため時計の破損を招きます。
浮上時にヘリウム・エスケープ・バルブが自動的に
開き、過剰圧力を排出します。
4.5
EOL 機能
電池の寿命終了時の表示秒針が4秒刻みで動き始め
た場合には、Hamilton の正規販売店または公認の
サービスセンターで電池をお取り替えください。
4.6
パワーリザーブ
オートマチック時計のパワーリザーブ表示。
4.7
GMT
GMT(グリニッジ標準時)は年間を通して変わること
のない世界の時間システムです。時計業界におけ
る GMT は、ダイヤル上に同時に複数の異なる時間帯
を表示する時計を指します。
4.8
ムーンフェイズ
月の位相(満ち欠け)の変化を追うインディケーター
です。一度設定しますと、月の位相が正確にムーンフェ
イズ・インディケーターに表示されます。
4.9
COSC
「スイス・クロノメーター検定機関」(スイスの公式ク
ロノメーター検定組織)。時計、特にそのムーブメン
トを「クロノメーター(高精度腕時計)」として認定
するスイスの検定研究所です。各ムーブメントをいろ
いろな位置や温度のもとで 15 日間にわたって個々に
テストし、1日の誤差が 10 秒未満の場合にのみ合格
とします。
4.10
アウター回転式ベゼルの経過時間表示
経過時間測定のためのスケール
1.
矢印が分針を指すまで、ベゼル
F
を時計とは逆回
りに回転します。
2.
分針が回転バゼルの目盛り付きスケール上に経過
時間を表示します。
4.11
カウントダウン機能
1.
リュウズのロックを解除します。
2.
分針でお望みのカウントダウン時間が示されるよ
う、リュウズを回転します。
3.
改めてリュウズをロックします。
4.
分針がマーキング(時計針型)の上に来ると、カウ
ントダウンはゼロとなります。