
53
7532E-eIFU-0218
ja
rainbow® R1
シリーズ
SpO
2
、
SpMet®
、
SpHb®
粘着センサ
使用方法
単一患者への使用のみ
LATEX
PCX-2108A
02/13
天然ゴムラテックス不使用
非殺菌
ユーザーは、このセンサを使用する前に、この装置とモニターのオペレータ用マニュアルとこの使用方法を読んで
理解する必要があります。
適応
rainbow®
粘着センサは、動脈ヘモグロビンの機能的酸素飽和度(
SpO
2
)、脈拍数、メトヘモグロビン飽和度
(
SpMet®
)、総ヘモグロビン濃度(
SpHb®
)のいずれか、またはすべての連続的な非侵襲的モニタリングに利用し
ます。
rainbow
粘着センサは、体動がある状態とない状態の成人、小児、および新生児患者と、灌流状態にかかわらず、
病院、その他の医療機関、移動中、および家庭環境で患者に使用することができます。
禁忌
rainbow
センサは、粘着テープにアレルギー症状を示す患者には禁忌となっております。
解説
rainbow
粘着センサは、
Masimo rainbow® SET®
テクノロジ(バージョン
7.4
以上)を搭載してる機器、または
rainbow
対応センサの使用が許諾されている装置に対応するように設計されています。特定の装置およびセンサモデルの互
換性については、各機器の製造元にお問い合わせください。各機器の製造元は、当該機器が各センサモデルと互換
性があるかどうかを判断する義務があります。
rainbow
粘着センサは、
Masimo rainbow SET
テクノロジとの利用において動作検証が行われています。
注記:
このセンサですべてのパラメータを読み取ることはできますが、装置に搭載されているパラメータに限
られます。
警告:
Masimo
センサとケーブルは
Masimo SET®
オキシメトリーを含む装置、または
Masimo
センサの使用が許諾され
ている機器用に設計されています。
警告
•
臨床診断の前に、血液サンプルを使用した検査室での診断検査を実施して、患者の状態を正確に把握する必要
があります。
• SpHb
測定と検査室診断によるヘモグロビン測定の比較は、サンプルのタイプ、収集技術、生理学的要因などの
要因の影響を受ける場合があります。
•
すべてのセンサおよびケーブルは特定のモニター用に設計されています。使用する前に、モニター、ケーブ
ル、およびセンサの互換性を確認してください。そうしないと、性能の低下や患者のけがにつながる可能性が
あります。
•
センサに、目に見える異変、変色、および損傷がないことを確認してください。センサに変色や破損がある場
合、使用を中止してください。破損したセンサや電子回路が露出したセンサは絶対に使用しないでください。
•
身体に害を及ぼす恐れがあるため、
MRI
スキャン実行中または
MRI
環境では、センサを使用しないでください。
•
装着部位は頻繁に、または医療機関のプロトコルに従ってチェックし、良好に接着されているか、血流の状
態、皮膚の状態、光センサの位置が正しいかどうか等を確認しなければなりません。
•
低灌流患者の場合は特に注意してください。センサを頻繁に装着し直さないと、皮膚の損傷や圧迫壊死が起こ
る恐れがあります。低灌流患者の場合は、
1
時間ごとに装着部位を調べ、組織虚血の徴候がある場合はセンサ
を装着し直します。
•
センサの装着がきつすぎたり、浮腫のためにきつくなったりすると、正しい測定ができなくなり、圧迫壊死に
つながる可能性があります。
•
センサを装着した部位の末端循環は、定期的にチェックする必要があります。
•
低灌流の場合には、センサ装着部位を頻繁に確認し、圧迫壊死につながるような虚血の兆候がないか確認する
必要があります。
•
センサを装着部位に固定しないでください。固定すると、血液循環を低下させ、正しい測定ができない場合が
あります。追加でテープを使用すると、皮膚の損傷や圧迫壊死を引き起こしたり、センサが破損したりする可
能性があります。
•
高酸素濃度により、未熟児が網膜症にかかりやすくなる場合があります。したがって、酸素飽和度のアラーム
上限は、認められた臨床検査基準に一致するよう注意して選択してください。
•
センサを誤って使用したり、センサの一部が外れていたりすると、正確な測定ができないことがあります。
•
センサの種類を誤って使用すると、正しい読み取りができない場合や読み取れない場合があります。
•
提供される測定値の信頼性を示す信号が弱いと、正確な測定ができないことがあります。
•
インドシアニングリーンやメチレンブルーなどの血管内色素、またはマニキュア、アクリル製爪、グリッターな
どの外部から塗布された色素と組織が原因で、正確な測定ができなかったり、測定不能になることがあります。
•
センサが当たる部分に母斑、刺青、皮膚の変色があったり、皮膚が湿っていたり、指が変形していたり、セン
サのエミッターと受光部がきちんと配列されていなかったり、患者に取り付けられている他のセンサによる
EMC
障害があったり、光路をふさぐ障害物があると、正確な測定ができないことがあります。
•
動脈カテーテルを挿入している四肢上や、血圧計カフを取り付けている四肢上に、センサを設置しないように
してください。
•
センサケーブルや患者ケーブルが患者の体にからみ患者の安全を損なうことのないよう最善の注意を払ってく
ださい。