
27
日本語
4 - オプション品
• 車用シガープラグ12V DC (充填の場合のみ)指示
• 説明書付き壁用プレート
• 1000ml目盛り付きボトル
5 - 動作条件
表に記されている最大吸引と最大流量は、以下の環境条件で連続的に操作することで実
現可能となっています。
• 温度
-10℃から40℃
• 相対湿度
20%から93%
• 気圧
690hPaから1060hPa
6 - 保管条件
この装置は以下の環境条件での保管が可能です。
• 温度
-15℃から40℃
• 相対湿度
0%から93%
• 気圧
690hPaから1060hPa
吸引器の使用時には、適切な保護具を使用してください
7 - 装置の準備(図AとBとC)
►
使い捨てバッグの場合
a.1.1) ボトル(1)内に使い捨てバッグをセットする。
a.1.2) 1本の短チューブ(14)の一方の端を「VACUUM」と書かれている使い捨てバッグ
に、もう一方の端を抗菌フィルターに、
「IN」と書かれている面が使い捨てバッグ側
になるようにつなげる。
a.1.3) 2本目の短チューブの一方の端を抗菌フィルターの空いている方に、もう一方の端
を吸引装置の吸引プラグ(7)につなげる。
a.1.4) 長チューブ(16)使い捨てバッグに(13)の「PATIENT」と書かれている連結部に
つなげる。チューブのもう一方の端を、使い捨てカニューレを連結させるカニューレ
連結管(3)につなげる。
a.1.5) すべての部品が正しく組み立てられているか確認する。
►
ボトルの場合
a.2.1) ボトルを取り付ける前に、フロート(9、10、11)を確認する。
a.2.2) ボトル(1)を指定の場所にセットする。
a.2.3) 抗菌フィルター(5)の「IN」と書かれている面がボトルキャップ(2)側になるように、
「VACUUM」と書かれている場所に挿入する。
a.2.4) 短チューブ(6)1本を吸引器の吸引プラグ(7)と抗菌フィルター(5)につなげる。
a.2.5) 長チューブ(4)の一方の端をボトルキャップ(2)の「PATIENT」と書かれている連
結部につなげる。チューブのもう一方の端を、使い捨てカニューレを連結させるカ
ニューレ連結管(3)につなげる。
a.2.6) すべての部品が正しく組み立てられているか確認する。
使い捨てバッグと吸引器に付属しているボトルとは互換性があります。吸引ユニット
を清潔に保つため、吸引器には必ず抗菌フィルターを使用してください。
8 - 操作コマンドとインジケーターについて(図D)
吸引器の正面側には以下のボタンがあります(図D)。
b.1) スイッチが入ると緑色に点灯するオン/オフボタン(17)
b.2) 吸引器の吸引を読み取るためのkPa目盛り入り真空計(18)
b.3) 吸引装置の吸引のmin(最小)とmax(最大)を調節するつまみ(19)
b.4) 充電状況を緑と黄色と赤で表示するランプ(20)
b.5) 吸引器が電源に接続されたことを表示するランプ(21)
9 - 電源接続および充電バッテリーによる装置の使用(図D、E、F)
吸引器を使用する前には、バッテリーを完全に充電してください。
c.1) 電源に付いているプレートに書かれている電圧と実際の電圧が正しいか確認する。
c.2) 液体から保護するプラグキャップ(23)を外して、電源コードのプラグ(24)を吸引器のプ
ラグ(22)につなげる。もう一方の端を、電源コード(26)を使って家庭用電源ソケットに
つなげる。
c.3) 緑色のランプ(21)が点灯し、音がなり、装置が電源に接続されたことを知らせる。
c.4) バッテリーが充電されている間、表示ランプ(20)が充電状況を知らせる。充電が行われ
ている間は緑のランプが点滅し、充電が完了(約6時間)すると点灯に切り替わる。
c.5) 電源スイッチ(17)を押して、吸引器の運転を開始する。
電源に接続した状態で吸引器を使用すると、バッテリーの充電が行われます。
電源装置または電源ケーブルが破損している場合は、吸引器のスイッチを入れないで
ください。
10 - 内蔵バッテリーによる装置の使用(図D)
吸引器のスイッチをオンにすると、指定の充電表示ランプ(20)がバッテリー状況を知らせ
ます。
• 緑色のランプは、バッテリーが充電されていることを知らせます
• オレンジ色のランプは、バッテリーの充電は30%であることを知らせます
• 赤色のランプは、バッテリーの充電が切れていることを知らせます。警告音も発せられま
す。できるだけ早く充電を行ってください。
メモ:充電がしっかり行われて、緑色のランプ(20)が点灯している状態では、吸引器は約45
分間問題なく機能します。一方、黄色のランプ(20)が点灯している状態では、充電が残り15
分であることを示しており、赤色のランプ(20)は、患者の治療を継続し、バッテリーに充電を
行うためにも、すぐに電源への接続が必要であることを示しています。ここに示した継続時間
は、最初の充電状況に応じて異なる場合があります。警告音は、装置のスイッチをオフにす
る、または電源に接続されるまで鳴り続けます。
使用しない場合でも、最低でも6ヶ月に1回は充電してください。
バッテリー寿命は平均2年です。2年を経過した際は、バッテリ-を交換することをお勧
めします。
11 - 始動と吸引の調節(図F)
d.1) 緑色のランプのボタン(17)を押して、吸引器のスイッチを入れる。スイッチを入れると、
ボタンが点灯し、吸引を開始する。
以下の方法で真空調節つまみ(19)を使い、吸引具合を調節します。
d.2) 指でカニューレまたはチューブの閉じられていない端をふさぐ。
d.3) つまみ(19)を時計回りに回して、吸引力を上昇させる。下げるときは反時計回りに回す。
真空計の数値を読み取る。
d.4) 数値を決定したら、カニューレまたはチューブから指を外す。
d.5) これで吸引器を使用する準備が整いました。
d.6) 装置のスイッチを切る時は、緑色のボタン(17)をもう一度押す。
注意:吸引器の操作パネルのつまみを使うことなく真空具合を調整することのできるバルブ
付きコネクタが搭載されています。流量を調整するには、バルブを開き、指で徐々に穴を閉じ
てください。穴をふさぐほど真空度が高くなります。
液体がきちんと吸引されるためにも、液体がフロートにつく前にボトルを空にしておいてく
ださい。
12 - 体液の排出と使い捨てバッグの取り外し
吸引され、ボトルに採取された液体は有害となる危険な液体となっています。そのため、この
液体の排出は、最適な廃棄方法を遵守して、行われなければなりません。
危険な有害物質である体液の採取に使用されたボトルの取り外しと体液の排出は、病院内
でのこれらの物質の廃棄に関する取り決めに従い行ってください。在宅使用の場合、吸引器
の使用を定める処方箋に使い捨てボトルの排出および吸引体液の廃棄方法を指示する必
要があります。
13 - 吸引器の洗浄と殺菌
吸引器は、メーカーの指示に従い、冷えた消毒液(次亜塩素酸ナトリウム濃度2%以下の溶
液など)を含ませたスポンジまたは柔らかい布を使い、洗浄、殺菌する必要があります。吸引
器の材質に合った溶液かどうか確認してください。または病院内の取り決め手順に従ってく
ださい。
吸引器を水洗いしたり、水につけたりしないでください。
洗浄は、必ず吸引器のスイッチがオフで、電源から切り離した状態で行ってください。
14 - 再利用ボトルの洗浄・消毒・殺菌
ボトルを使用する度に、以下の手順に従い、洗浄・殺菌する必要があります。
洗浄
容器を構成する目盛り付きボトルとキャップとフロートを各部品に解体します。60℃以下の
お湯を使い、装置全体をしっかり洗浄します。非研磨性の柔らかい布で各部品をしっかり
乾かします。
消毒
再利用ボトルのすべての部品は、その洗浄後に消毒液(例:次亜塩素酸ナトリウム濃度2%
以下の溶液)に浸すことができます。メーカーの指示に従ってください。
殺菌
オートクレーブ内に各部品を入れ、121℃の蒸気で、15分以上(30分以下が望ましい)、殺
菌処理をおこないます。目盛り付きボトルをひっくり返すようにします(底が上になるように)。
使用されている素材の特性に変形を招き、機能に影響を及ぼさないように、蒸気殺菌は最
大15サイクルで実行してください。念のためにも、殺菌を行った後の組み立てを行う際は、毎
回、部品に変化がないか、目視によるチェックをすることをお勧めします。
15 - 抗菌フィルターと接続チューブ
ポリ塩化ビニル製抗菌フィルターと接続チューブの蒸気殺菌はできません。これらの部品は
使い捨て部品です。抗菌フィルターは、汚れたり、黄ばんだり、吸引性能が低下した時に交換
してください。フィルターは、使用患者が代わるたびに交換する必要があります。いずれの場
合でも、少なくとも2カ月に1回はフィルターを交換することをお勧めします。
16 - 安全フロート
再利用可能なボトルの洗浄と殺菌を行っている間は、ボトルキャップ内にあるフロートを取り
外し、次に使用する時には再度組み立てる必要があります。以下の手順に従ってください。
取り外し(図B)
e.1) ボトルを開けて、フロートガイド(9)をフロート/キャップ連結部(12)から抜き取る。
e.2) ガイド(9)からフロート本体(10)を抜き取り、ゴムバルブを取り外す。
組み立て
e.3) ゴムバルブ(11)をフロート本体(10)に差し込む。バルブの広い方が上になるようにセ
ットする。
e.4) バルブ(11)をセットしたフロート本体(10)をフロートガイド(9)に差し込む。
e.5) キャップ連結部(12)にフロートガイド(10)を差し込む。
e.6) バルブを取り付けたフロートがガイドの上をスムーズに動くか確認する。
17 - 吸引器の廃棄
吸引器とその部品はプラスチックおよび金属でできています。これらの不要となった場合
の廃棄は、現行の規定に従って行われる必要があります。
Содержание Aidal emergency
Страница 2: ...2 A 1 2 B 5 6 7 8 4 3 1 2 5 9 10 11 12...
Страница 3: ...3 C D E 5 15 13 14 16 18 17 19 20 21 22 23 F 25 24 26 1...
Страница 35: ...35...