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ACD1
d) VNP1 ファームウェアの書き込み
Ethernet コントローラーである VNP1 にファームウェアを書き込みます。ファームウェアを書き込まないと Ethernet を
正常に使用することが出来ません。電源起動時に自動的にバージョンを判断し、必要があればファームウェアは自動的
に書き込まれます。ファームウェアの書き込みは一度だけ行えば良いです。
1.
VNP1 ファーム書き込みタイミング
VNP1 ファーム書き込みは以下の時に発生します。
・ VNP1 に古いバージョンが書かれている場合
ENT2 シート内の IC108 に VNP1 ファームウェアが書き込まれています。
ENT2 シートを交換した場合、古いバージョンが書き込まれていたときは最初の電源投入時に VNP1 ファームウェア
書き込みが行われます。
・ プログラム部がアップデートされた時
新しい VNP1 ファームはプログラム部に含まれています。プログラム部のアップデートによって VNP1 ファームを
更新する必要が発生した場合には VNP1 ファーム書き込みが行われます。
2.
実行と確認
VNP1 のファームウェアの書き込みが必要な場合は自動的に検知して書き込みが始まります。書き込みは下記の手順で
行われます。
1. 書き込み中は以下の表示が出ます。書き込みは 30 秒程度を要するため、
その間は電源を切らないようにしてください。
Updating f/ware
Do not turn off!
[ACD1 本体 LCD の表示例]
2. 書き込みが完了すると書き込み中の表示が消えて通常と同様に起動します。
YAMAHA ACD1
000:
[ACD1 本体 LCD の表示例]
3. ハードウェアに何らかの問題があって、CPU と VNP1 との通信が正常に行われなかった場合には、通常起動後にエ
ラーメッセージが表示されます。
Network HW Error
[ACD1 本体 LCD の表示例]