調整マニュアル
ZERO POINT SYSTEMの調整
ZERO POINT SYSTEMは、トレモロのチューニングが簡単に行え、ア
ーミング後のチューニングをより安定させ、弦が切れたときにもチュ
ーニングの狂いを最小限に抑えることができるシステムです。
正しくチューニングした状態で、ストップロッドがトレモロ・ブロック
とストッパーに接した状態であることを確認します(Fig. 40 OK)。
ストップ・ロッド がトレ モ ロ・ブ ロックに 接して い な いとき
(Fig. 40 NG1−①)は、メイン・スプリング調整ノブをマイナス方向
に回して、メイン・スプリングを緩めて下さい。
ストップロッドが、トレモロ・ブロック、ストッパーの両方に接している
ことを確認します。
このとき、アーム・ダウンがアームアップより若干軽い程度(約3:7の
バランス)がベストですので、調整ノブ(Fig. 41 I)を回して調整してく
ださい。 完全に1弦を緩めても、ストップ・ロッドがトレモロ・ブロッ
クとストッパーに接している状態を確認して下さい。
ストップ・ロッドがストッパーに接していないとき(Fig. 40 NG2−②)
は、メイン・スプリング調整ノブをプラス方向に回して、メイン・スプ
リングを締めてください。
ご注意
ZERO POINT SYSTEMが正常な位置に調整されていない場合は、
フローティングしている状態になり機能が十分発揮できませんの
で、調整は正確に行ってください。
フローティングへの切り替え
ZERO POINT SYSTEMの機能を停止させることで、トレモロを完全に
フローティングさせることが可能です。
アーム・アップをしながら、ストップ・ロッド(Fig. 42 J)とサブ・スプリ
ング(Fig. 42 K)を外します。正しくチューニングした状態で、トレモロ
の取り付け角度をメインスプリング調整ノブで調整します。
トレモロがネック側に対して前方へ傾きすぎている場合は、スプリン
グ調整ノブをプラス方向に回します。反対にトレモロが、ネック側に
対して後方へ傾きすぎている場合は、スプリング調整ノブをマイナ
ス方向に回します。
ご注意
フローティング状態でのトレモロの取り付け角度の調整は、メイ
ンスプリング調整ノブを調整するたびに、チューニングが狂ってし
まいますので、チューニングを繰り返しながら根気良く調整してく
ださい。
2
1
NG1
NG2
OK
メインスプリング
トレモロブロック ストッパー
ストップロッド
Fig. 40
I
Fig. 41
2
1
NG1
NG2
OK
メインスプリング
トレモロブロック ストッパー
ストップロッド
Fig. 40
I
Fig. 41
K
J
Fig. 42
K
J
Fig. 42
PrestageManual.indb 18
10/12/2007 3:49:49 PM