調整マニュアル
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ファイン・チューニング
ロッキング・ナットをロックした 後で もファイン・チューナー
(Fig. 21)によって各弦ごとにチューニングの微調整が行えます。
ロッキング・ナットをロックする前に、あらかじめすべてのファイン・
チューナーを可動範囲の中央付近に調整しておくことがポイントで
す。
弦交換
EDGE-PROトレモロにはボールエンド部をカットした弦と、ボールエ
ンド部をカットしていない通常の弦、どちらでも取り付けることがで
きます。
弦の取り外しはロッキング・ナットのプレッシャー・パッド・スクリュー
(Fig. 20)を3mmの六角レンチで緩めて糸巻きから弦を取り外し、サ
ドルのストリング・ストッパー・スクリュー(Fig. 19 C)を3mmの六角
レンチで緩めます。反時計回りに回すとホルダー・ブロックが自動的
に後退するので、ホルダー・ブロックの後退が止まるまでストリング・
ストッパー・スクリューを十分に緩めます。古い弦を取り外し、ボール
エンド付きの新しい弦を約3cm(Fig. 22)サドルに挿入し、弦がサドル
部分中央に位置することを確認しながらストリング・ストッパー・スク
リューを締めます(Fig. 23)。時計方向に回すとホルダー・ブロックが
自動的に前進するので、弦がしっかり固定されたことを確認した後、
弦を糸巻きに取り付けてチューニングを行い、ロッキング・ナットの
プレッシャー・パッドを締め付けます。
ボールエンド部をカットした弦を取り付ける場合、巻き弦は巻き返し
部を残しておくことで巻き弦の緩みを防ぐことができます。先端を約
1〜3cmサドルに挿入し、ボールエンド部をカットしていない通常の
弦と同じ要領で弦を取り付けます。
すべての弦を一度に取り外すとトレモロの取り付け角度が大きく変
化するため、弦は1本ずつ交換して下さい。
各サドルの下部には弦の挿入長さの目安になるガイド・ストッパー
が取り付けられています。弦の先端をガイド・ストッパーにあたると
ころまで挿入することにより、適切な挿入長さを得ることができます。
サドル部で切れてしまった弦は、ストリング・ストッパー・スクリュー
を緩めることでトレモロ・キャビティー内に脱落することがあります。
ギター裏側のトレモロ・スプリング・キャビティー・カバープレートを
取り外すか、カバープレートの開口部から、切れた弦を取り除いて下
さい。サドル内部に切れた弦が残った場合は、上部から取り除いて
下さい。
ご注意
弦をチューニングする前に、ストリング・ストッパー・スクリューがし
っかりと締め付けられていることを確認して下さい。
ご注意
弦ストリング・ストッパー・スクリューは脱落防止のため、ホルダー
・ブロックの後退が止まった後、3回転以上緩めないで下さい。
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Fig. 21
Fig. 21
Fig. 22
OK
NG
Fig. 23
Fig. 22
OK
NG
Fig. 23
PrestageManual.indb 13
10/12/2007 3:49:34 PM