調整マニュアル
トレモロスプリング
EDGE-PROトレモロは、ギターのボディー表面におおよそ平行
(Fig. 24)に取り付けることでもっとも優れた性能が発揮できるよう
に設計されています。トレモロの取り付け角度は、ギターボディー裏
側のトレモロ・スプリング・キャビティー内に取り付けられているト
レモロスプリングの長さを変えて調整します。(+)ドライバーを用い
てトレモロ・スプリング・キャビティー・カバープレートの調整穴から
トレモロ・テンション・アジャスト・スクリューを回してトレモロスプリ
ングの長さを調整します。トレモロが、ギターのネック側に対して前
方に傾いている場合(Fig. 25)は、スクリューを時計方向に回してスプ
リングを張ります。反対に、ネック側に対して後方に傾いている場合
(Fig. 26)は、スクリューを反時計方向に回してスプリングを緩めます。
正確にチューニングを行いトレモロの取り付け角度を再確認し、トレ
モロの取り付け角度が正しい状態になるまで同じ作業を繰り返しま
す。EDGE-PROトレモロは0.009”ゲージセットの弦を取り付け、3本
のスプリングを平行に張った状態で最適な性能が得られるように設
計されています。異るゲージの弦に交換した場合は、トレモロスプリ
ングの取り付け方や本数を調整することでもトレモロの取り付け角
度を調整することができます。
トレモロスプリングの取り付け、取り外しは、すべての弦を十分に緩
めてから行ってください。
EDGE-PROトレモロにはトレモロスプリングをブロックに固定するブ
ロック・ロック機構が採用されています。スプリングの取り付け方や
スプリングの数を変える場合には、あらかじめ(+)ドライバーでブロ
ック・ロックを取り外して下さい。(Fig. 27)
ご注意
トレモロスプリングを4本、または5本取り付ける場合にはブロッ
ク・ロック取り付け用のねじ穴にスプリングを挿入します。(この場
合、ブロック・ロックを取り付けることができなくなります。)
チューニング精度
最高のチューニング精度を得るためには、トレモロの左右エッジ部
に微量の注油を行うことも効果的です。
また、サドルと弦の接触する部分に微量の注油を行うことでアーミ
ング時の摩擦を軽減しチューニングの安定や弦の疲労(弦切れ)等
を防ぐことができます。
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平行
Fig. 24
Fig. 25
Fig. 26
Fig. 27
平行
Fig. 24
Fig. 25
Fig. 26
Fig. 27
PrestageManual.indb 14
10/12/2007 3:49:36 PM