104 | Ottobock
人工補装具の部品を周囲に露出させたり、金属部品の腐食部分を剥がしたりしないでく
ださい。
また、砂糖水、塩水、酢およびその他すべての液体にさらさないでください。 こうし
た周囲環境下で医療製品を使用すると、Otto Bock HealthCare社に対するすべての賠償
請求権は無効となります。
この点に関しては、必ず担当患者に通知してください。
他の装着者に再使用することによる危険性
機能の低下や製品の破損により、装着者が転倒するおそれがあります。
本製品は 1 人の装着者にのみご使用ください。
上記のことを装着者にご説明ください。
2.3 機能
連結器の中核を伴う関節上部 (3) と関節下部 (2) は、軸接合板 (4+5) と軸レバー (6) を使用して相
互に結合します。 関節の移動特性により、着座時のポジションにおいては、化粧用フォームプラスチッ
クの上張りの伸張性が減少します。 注入口の軸 (1) は残部の基礎に固定し、調節可能な状態で連結
器の中核と結合します。
その際、回転点 (瞬間的な回転の中心) が屈折の位置に応じてその状態を
変えます。 伸ばした位置においては、回転点は大腿顆の高さにあり、屈折に応じて上下に移動します。
プラスチック製補助器が、停止連結部 (26) により軸連結部 (4+5) 間に固定され、伸展する位置で関
節を保護します。 例えば解放するときなど、膝の屈伸を自由にするために、関節は、補助スライド (22)
に沿って閂が外れます。 伸展位置において、補助機器が自動でかみ合います。 補助の引きレバーは、
側面の人工補装度の側に沿って動くようになっています。
補助機器 (19) は、同シリーズの関節 3R21 ないし 3R30 の取り出しに対して交換されます。
3 製品情報
品目番号
3R23
3R32
近位接続
ラミネーションアンカー
遠位接続
ピラミッド
膝屈曲角度
110°
重量
880 g
655 g
システム の高さ
99 mm
膝軸から上縁までの距離
17 mm
膝軸から下縁までの距離
82 mm
体重制限
125 kg
モビリティグレード
1
4 取扱い方法
4.1 アライメント
ソケットと骨格パーツ間の位置関係(アライメント)は、義足のダイナミックおよびスタティックな機能
に影響をおよぼします。
膝継手の機能は、軸の位置により影響されます。 伸展において、回転の瞬間中心はピラミッド・アダプタ
ーの上および標準調整ラインの後方に位置しており、
したがって立脚期において膝の安定性を提供しま
す
(図4)。 3R80および3R32膝継手の利点は、正しい調整による最適利用の場合に限り発揮されます。