Ottobock | 105
ソケットアダプターを接続する場合、最適な断端位置を予測する必要があります。
ギプスソケットの
チ ェック時に前額面および矢状面にアライメントを記入するとラミネーションアンカーやソケットアダ
プター の位置を正しくかつ容易に決めることができます。
義肢の調整には、2つのステップを行ってください:
1. 最初にL.A.S.A.R.アセンブリー 743L200などの調整ツールを使用し、
ベンチアライメントを設定して
ください。 L.A.S.A.Rアセンブリ743L200における膝継手の精密な固定のため、特別な固定具であ
る743Y89=1または 2の使用を推奨します。
2. その後のスタティックアライメントの設定にはL.A.S.A.R. ポスチャー 743L100を使用してください。
4.1.1 アライメントツールによるベンチアライメント
(以下のステップは図6を参照してください)
足部の標準アライメントライン位置は足部長の中央から約30mm後方です。
足部に必要なヒールの高さを設定し、適切な外旋を設定してください。
膝継手の固定 その時点のピラミッド基部は、水平である必要があります。 膝の地面の距離およ
び膝の外転に留意してください(アダプターの差込みは、約5°
の回転を提供します)。 アライメン
ト標準ラインの推奨位置: 内側脛骨プラトーの20 mm上。
チューブアダプタを使用し、
フットをモジュラー膝継手に接続してください。
矢状面でソケットの中央位置の近位および遠位に印をつけてください。 両方の印を結びソケット
の縁からソケットの遠位末端まで線を引きます。
ソケットの近位中央線を通過するアライメントラインをソケットに記入します。装着者の状況(例:
股関節の拘縮など)を必ず考慮に入れ、必要に応じてより大きい屈曲角を設定してください。 ま
た、坐骨結節から地面までの長さに留意してください。
対応するアダプター
(例:4R111, 4R41, 4R55, 4R51ソケットアダプター)を使用し、
ソケットとモジュ
ラー膝継手を接続してください。
4.1.2 スタティック・アライメントの最適化には、743L100 L.A.S.A.R. ポスチャーを使用してください.
(以下の手順については図7を参照してください)
適切な安定性を確保し、
スムーズに遊脚相に移行できるよう、以下のことを行ってください:
荷重線を明確にするため、義足側をL.A.S.A.R. ポスチャーに、健足は高さ補正パネルの上にして
立ちます。義足側は、十分に負荷のかかる状態である必要があります
(体重の>35%)。
次に、
フットの底屈を調整するだけでアライメントを適合させてください。 負荷線(レーザライン)は、
膝軸前面の約35 mm前方にしてください(図7参照)。
ダイナミックアライメントの調整は、平行棒等を使用し安全確保に配慮し行ってください。
4.2 推奨する足部の組合せ
備考
義肢では、
すべての義肢パーツが装着者の切断レベル、体重、活動レベル、環境条件や装着部位
の基準を満たしている必要があります。
4.3 調整および最終組立て
4.3.1 シャフトの生成
4.3.1.1 試着前の上塗り
ギブスモデルの二倍の長さのペルロン-トリコット管 623T3 を、独立した残部のベットの補助のため
にに引っ張ります。 トリコット管の残り半分を端末に回転させ同様にかぶせます。 モジュールの膝関