106 | Ottobock
節領域で大きな力を受け取るために、
ガラス編み管 616G13 付き外装は段階的に強化されます。 最
初の状態は、
シャフトの長さの 3 分の 2 までかぶせられ、次に緩めてから、
シャフトの長さの半分まで
再びかぶせます。 端部において 2 層のカーボン繊維組織 616G12 は、後から取り付けるべき補助器
具 4G70 がカーボン繊維を周りに 3 cm 以上張り出した土台として持つようにのせられます。 2 層の
ペルロン-トリコット管 623T3 をかぶせます。 光滑剤は二重の注入処理で塗られます。つまり最初の
注入は 3 分の 2 の長さまでオーソクリル-ラミネート樹脂 617H19 とともに注がれます。 中枢に近い
部分では、以下のような注入方法によってオーソクリル 柔軟 617H17 により光滑剤が塗られます。 最
初の注入が硬化したあと、近位シャフトの関連部分に上塗りする前に、オーソクリル 柔軟 617H17 に
より新たに 2 層の ペルロン-トリコット管 623T3 をかぶせます。
注入口の留め金は、関節下部 (2) の軸受けにぶつかることにより、屈折を制限する役割
を果たします
(図2)。 このストッパー機能については、必ず光滑剤を上塗りした上で評価
を下す必要があります。 ストッパー機能を保証し、損傷を避けるため、特定の調節位置に
おいてねじ留めピン (12) が長すぎるように見える場合は、
より短いもの (12a) と交換する
必要があります。
4.3.1.2 注入口の留め金の取り付け
正しく適応する注入の留め金を、残部の土台とともに貼り付ける前に用意してください。 そのために、
プラスチックバンド 636K8 により連結器の開口部をふさぎます (図 3)。 残部の土台と関節を、組立
て装置にはめ込みます。
注意
注入の留め金の上塗りの表面にある、柔軟で柔らかい材料または多孔性の材料を取り除
いてください。 専ら Orthocryl-Siegelharz 617H21 および Talkum 639A1 からなるパテナ
イフの寸法を調節して、注入の留め金を貼り付けます。
試着するために、接着テープ 627B2 で保護します。 ストッパー機能を検査します。 必要な場合は、
そ
れに対応するぶつかる表面をパテナイフを使って組み立ててください。 場合によっては、
ストッパーを
Pedilin から外側のラミネート加工に張りつけます。
4.3.1.3 シャフトの仕上げ
試着後、注入口の留め金を付加的に平丸ねじ (17) で締め付け、2つ穴ナット (18) を残部の土台に締
めたあと、表面にラミネート加工してください。 その他の補強について: 全体のシャフトを伝わって一
層のペルロン-トリコット管 623T3 が引き出され、上部で環状にほどかれます。
というのは 2 層のカー
ボン繊維組織 616G12 を取り付けた後、補助器具 4G70 のアーム経由で 2 番目の層のペルロン-トリ
コット管 623T3 がカーボン繊維組織を中間層として持つためです。 これによりガラスで編んだチュー
ブ 616G13 (4.3.1.1点により表示)
とともに段階的に強化されます。 最後に、 2 層のペルロン-トリコッ
ト管 623T3 を覆ってください。 ラミネート加工は、場合に応じて、最初の注入と同じように行います。
注意
注入口の留め金のラミネート加工処理に関する指示および推薦データを遵守しない場合
は、補助器具が緩んだり破損したりする可能性があります。
注意
組立が完了したら、トルクレンチ(710D1)でねじ留めピン(12-506G3=M8×12-V、12a-
506G3=M8×10)締め、望ましい回転モーメントが得られるように調節します。
試着
:
10 Nm
で
ねじの留めピンを締めます。
仕上げ
:636K13 Loctiteでねじ留めピン506G3を固定し、
10 Nm
で軽く締めてから
15 Nm
で締めます。