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AIT
データカートリッジについて
重要なデータの保存について
重要なデータまたはプログラムなどを保存する場合には、万一の場合に備えて、正副
2
巻
に保存することをお勧めします。
また、保存する際にはバックアップソフトのベリファイ機能を利用し、保存したデータの
確認も行うことをお勧めします。ベリファイ機能の利用方法については、各バックアップ
ソフトの取扱説明書を参照してください。
こうしておけば、一方のテープがチリやホコリによるリードエラーを起こしても、もう一
方のテープから復旧でき、大切なデータやプログラムの消失を防げます。
データの
3
世代管理について
ディスク上のデータを保存する場合は、保存したデータの
3
世代管理をお勧めします。
3
世代管理は、テープ
3
巻(
A
、
B
、
C
)を使用して、ディスク上のデータを
1
日目はテープ
A
に保存し、
2
日目はテープ
B
に、
3
日目はテープ
C
に保存していくものです。
これにより、例えば一巻のテープ
C
がリードエラーを起こした場合には、データ
B
を使用
してデータを復旧でき、また、テープ
B
がリードエラーを起こした場合でもテープ
A
のデー
タを使用して大切なデータを復旧することができます。
データカートリッジの保管について
決められた保管条件を守り、保管場所を常に清潔に保ってください。
書き込みを禁止にしておくことをお勧めします。
長期間にわたって保管する場合は、常にバックアップデータが復旧可能であることを確認
するため、定期的にデータの読み出しを行ってください。
万一の場合を想定してシステムから遠く離れた場所に保管しておくことをお勧めします。
正副
2
巻のデータカートリッジがある場合には、正、副それぞれを異なる場所に保管して
おくとさらに効果的です。
バックアップと惨事復旧手順の制定
バックアップ方法を定めるときは、常に惨事復旧を想定したスケジュールを組んでくださ
い。バックアップ・リストアの正しい手順を制定することが、バックアップの運用の第一
歩です。惨事復旧の手順を確立し、正しく運用されることを定期的に確認してください。