Windows チーミング:QLogic QME8242 メザニンカードユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/NETWORK/QLogic/71922/ja/teaming.htm[9/26/2012 4:33:01 PM]
静的リンク集約(
SLA
)
静的リンク集約(
SLA
、汎用トランキングの
802.3ad
静的プロトコル)は、
802.3ad
準拠のスイッチを必要とするスイッチ使用のチーミング
モードです。
スイッチポートは
LAG
を構成する複数のアダプタを、単一の仮想アダプタとして認識するように設定しておく必要があります。
SLA
では、スイッチのポートはデフォルトでアクティブになっています。
スイッチと中間ドライバの間で、
LAG
に加わっているアダプタを判
断するためのネゴシエーションは行われません。
SLA
モードでは、プロトコルスタックは
LAG
に対応するアドバタイズされた単一の
MAC
アドレスと、
IP
アドレスを使用した
ARP
要求に応
答します。
伝送中、チームに含まれる物理的な各アダプタは同一のチーム
MAC
アドレスを使用します。
スイッチ(リンクの他方側の)は、
トランキングチーミングモードを認識しているため、トランクが単一の仮想ポートとして表示されるように、転送テーブルを適切に変更しま
す。
この改変により、受信側に正しくトラフィックがルーティングされるようになります。
このモードでは、スイッチは受信トラフィックも
メンバアダプタ間で分散します。
動的リンク集約(
DLA
)
LACP
の動的リンク集約(
DLA
)は
SLA
と似ていますが、スイッチと中間ドライバののハンドシェイキングによって、
LACP
で
LAG
が自動設
定される点が異なっています。
チームが機能するためには、リンクの両端(サーバーとスイッチ)で
LACP
が有効になっている必要がありま
す。
LACP
(
802.3ad
動的)では、スイッチポートは中間ドライバと動的に通信し、チームでのポートの追加と削除を制御できます。
リンク集約モードは送信負荷バランシングとフェイルセーフをサポートしています。
リンク集約チームに加わっているポートから接続している
リンクがダウンすると、
LACP
は残りのメンバ間でフェイルオーバーと負荷バランシングを提供します。
さらに、チームに新しいメンバポート
が加わったり、チームからポートが削除された場合、スイッチが受信処理について負荷バランシングを実施し、ドライバが送信処理について負
荷バランシングを実施することで、構成の変更に対応します。
LACP
の送信負荷分散には次のオプションがあります。
None
(なし)では、トラフィックの分散は行われません。
単独の「アクティブ」なアダプタのみが送信に使用されます。
""
ドライバ
によって
LACP
の状態情報に基づきアクティブなアダプタが選択されます。
Auto Select
(自動選択)では、ターゲットの
IP
アドレスおよびポート番号に基づいて負荷が分散されます。このオプションでは、
トラフィックフローとチームアダプタが
1
対
1
で対応するようになります。
MAC address based
(
MAC
アドレスベース)では、ターゲット
MAC
アドレスに基づいてロードが分散されます。
CLI
を使用したチーミング
チームの表示、作成、設定、削除には
QConvergeConsole
ユーティリティを使用します。
チームのリストを表示するには、以下のコマンドを実行します。
qaucli -nic –teamlist
チーム情報を表示するには、以下のコマンドを実行します。
qaucli -nic -teaminfo <
team_inst
|ALL>
新しいチームを設定する前に利用可能なポートをプレビューするには、以下のコマンドを実行します。
qaucli -nic -teamnew_portspreview
新しいチームを設定するには、以下のコマンドを実行します。
qaucli -nic -teamnew <
team_type
> <
port_insts
|ALL>
port_insts
はコンマで区切ったポートインデックス(たとえば
1
、
2
)で、
team_type
は
1=
フェイルオーバー
または
2=
負荷バランシング
のどちらかになります。
チームを削除するには、以下のコマンドを実行します。
qaucli -nic -teamdel <
team_inst
|ALL>
チーム管理
GUI
の使用
以下のようなチームに関連するアクティビティの管理作業には、チーム管理プロパティページを使用します。