
Climbing Technology by Aludesign S.p.A. via Torchio 22
24034 Cisano B.sco BG ITALY
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IST12-2K670CT_rev.3 10-21
切に解かれており、ロープの遊離端に結び目(ノット)があることを確認して下
さい。そして5.1のようにデバイスを取り付け、5.2に記載されているようにロック
モードにします。セカンドのロープをカラビナの中に挟み、項6.4に記載されてい
るようにそれらを下に下げます。
重要!
常にロープの遊離端を握っていることを
確認して下さい。
重要!
Click Upのブロックを解除するのが難しい場合は、Click
Upを左右に動かして下さい。
8) 正しくセットしなかった場合のローワーダウン方法。
ロープがClick Upに不正確に挿入されている場合、すなわちデバイス上に示さ
れた指示(図3.5)に従っていない、もしくはClick Upがハーネスのビレイループ
に上下逆に挿入され手とロープの図が見えている状態(図3.6)の場合、このデ
バイスは正常に機能しません。どちらの場合も、すぐにクライミングを中止し、以
下の通りにクライマーを下ろしてください:ロープの遊離端をしっかりと握りな
がら、V字型の刻み目ブレーキ(L)に配置します。両手を使ってロープの遊離端
を持ちデバイスに挿入します。片手を下に動かして、もう一方の手はしっかりと
ロープを握ります(図7.1-7.2)。
重要!
この手順はClick Upが不正確に使用され
た際にクライマーを地面に下ろす場合にのみ実行するものです。
9) V-Proofシステム。
クライミングのビレイ動作には細心の注意を必要とする段階がいくつもあり(
例:リードクライマーのテイキング・イン、ロープ繰り出し、トップローピング時の
ロープたぐり)その際にはロープの末端側をもつ手がビレイデバイスよりも上
部に位置することがあり、ロープ両端の角度が充分でなくなる場合があります。
角度が十分でない場合、ロープのブレーキ段階がうまく作動せず、正しい機能
を妨げる影響がでることがあります(図 9.1)。 V-Proof可動レバー は、この角度
不足が原因となるエラーを限定することができます。クライマーのフォール時、
手に持った側のロープがV-Proof可動レバーと接触すると、ビレイデバイスが回
転し、その後ロープがブロックします。(図 9.2)。
10) 使用説明 - シングルロープでのアブザイレン/ラペル(懸垂下降)
Click Upでアブザイレン/ラペル(懸垂下降)を行うことが可能です。しかし過熱
の恐れがある為、非常に長い降下での使用はお勧めできません。
10.1 - シングル固定ロープのラペリング 。
アンカーポイント上に8の字結びで
ロープを固定します。ロープスリングを使用し降下ロープの回りにセルフロック
のプルージック結びを作り、ハーネスにプルージックループを繋げます。項5.1
のように、降下ロープにClick Upを取り付け、ロックモードにします(項5.2)
(図
8.1)。デバイスとセルフロックの結び目もしくはプルージックループが両方共正
常に配置され機能していることを確認し、その上でラッペリングを開始して下さ
い。片手でロープの遊離端とプルージック結びを持ち、もう一方の手でレバレッ
ジ点(F)を押し下げます。ロープ上を下降する際、速度を調節する為に、プルー
ジック結びを持った手でロープを手放す速度を調整します(図8.2)。
重要!
降
下を開始する前にロープの下端部に結び目を作ることは必須です。
10.2 - 後からロープを引き下ろすことが可能なシングル固定ロープのラッペリ
ング
ラペル位置にてロープをイラスト(図8.3)のように配置し、結び目がリングから
抜けないことを確認し、ロープスリングを使ってセルフロックのプルージック結
びを降下ロープ(A)の回りに作り、プルージックループをハーネスに繋げます。
ロープ(A)下降を続行するのに項10.1のように進めます。降下した後、ロープを
引き下げるのに(B)の端を引っ張ります。
重要!
降下を開始する前にロープ(A)
の下端部に結び目を作ることは必須です。
死亡の危険!
ロープ(A)の固定部分
を懸垂下降することが必須です。もしもサイド(B)をアブザイレンした場合、非常
に深刻な致命的事故になりかねません。
11) 凡例 リーダー (図 2.1);
ハンド (図 2.2); 落下 (図 2.3); アンカー (図 2.4); 降下 (図 2.5); セカンド (図
2.6).