
Climbing Technology by Aludesign S.p.A. via Torchio 22
24034 Cisano B.sco BG ITALY
www.climbingtechnology.com
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IST12-2K670CT_rev.3 10-21
日本語
この装置の取扱説明は一般部と特定部で構成されておりますので、お使いいた
だく前に両方とも注意してお読みください。
ご注意ください!
このリーフレットに
は特定部の取扱説明しか記載されていません。
特定部取扱説明 Click Up(特許取得デバイス)。
この注記には、Click Upの正しい使用に必要な情報が含まれています。当デバ
イスは、EN 15151-2:2012第2種とUIAA 129に適合した、手動ブレーキシステ
ム付きのロッククライミング用ビレイデバイスです。 この製品は、リードまたはト
ップロープパートナーをビレイするため、そして下降させることを可能にするデ
バイスで、EN 959/UIAA規格に適合したインドア環境、岩場や適切にアンカリ
ング整備スポーツルート専用に開発されたものです。
重要!
このデバイスはトラ
ッドルートもしくは山岳用ではありません。
0)作動原理。
クライマーが落下した場合、ロープの末端側を手で確保していると、デバイス
の位置がカラビナ下部に下降し、デバイス自体の摩擦とロープとの摩擦が発生
しロープがブロックします。
1) 記載事項(図10.1)。
Click Up+ 。 に記載されている事項は: 1) クライマー側 の表示 2)ハンド側の表
示 3) 製造地 4) 特許取得デバイス 5) ご使用前に取扱説明書をよくお読み下さ
いと記載されたロゴ 6)UIAAマーク 7)Click Upが準拠している規範 8)使用可能
なロープの直径と種類 9)製造元名称又は市場導入担当名称 10)製造バッチ。
11) 製造月(MM)、年(YYYY)とその上部のロゴ 12)製品名
2) 各部位の名称 (図10.2)。
A) 抵抗ロックカム B) ブレーキゾーン C) ハンド側の表示付き指の為の成形
面 D) カラビナ設置用スプリング。 E)カラビナ挿入点 F) レバレッジ点 G)
クライマー側の表示 H) 後部軸 I) クライマーロープ側 L) V字型の刻み
目ブレーキ M) ロープ挿入ゾーン N) ロープ側の遊離端 O) ゲート上のネ
ジ留め P) ゲート Q) ACLバー R)カラビナ本体。 S) V-Proof 可動式レバー。
3) 使用前の確認。
実際に使用する前に、すべてのクライミング用器具が最善の状態であることを
確認してください。変形やひび割れが見られたり、亀裂が入っていたり、縁が鋭
くなっていたり、腐食や酸化がないか点検します。 1mm以上の深さの傷がな
いかどうか、特にロープとコネクタの接触部を入念に点検してください。 特にブ
レーキ部と抵抗ロックカム、カラビナ設置スプリングとV-Proofレバーを入念に
点検してください。 カラビナ設置スプリン グおよびV-Proofレバーが完全に稼
動できるか、 抵抗なくスムーズな反発力があるかを確かめてください。
警告!
V-Proof可動レバーの動きが、摩耗や汚れのため動きにくくなっている場合、一
般使用方法の指示に従い、デバイスを清掃し注油してください。
3.1 - コネクタの制御。
変形やひび割れが見られたり、腐食や酸化がないか、お
よび/または縁が鋭くなっていないか(酸化した表面を除去するとこうなる場合
があります)確認してください。 1mm以上の深さの傷がないかどうか点検してく
ださい。 ロープとの摩擦によって生じた窪みの深さが2mm以上でないかを点
検してください。
警告!
欠陥がある場合は付属のカラビナを適切なカラビナと
交換してください (項4.2参照)。
4) 互換性。
このデバイスが、システム内に在る全ての要素と完全に互換性があることを確
認して下さい。.
4.1 - ロープ:
Click Upは直径8.5mmから11.0mmまでのシングルEN892ダイナ
ミックと共に使用します。ブレーキの効きやロープの繰り出し易さは、ロープの
直径、 摩耗及び滑りによって異なります。
重要!
このデバイスは濡れたロープ又
は氷に覆われたロープでは正常に機能しない可能性があります。
4.2 - ビレイカラビナ:
硬質アルマイト仕上げのCONCEPT SGL HC熱間鍛造軽
合金カラビナを使用して下さい。クロスロードを防止する為に耐摩耗表面とACL
スプリング棒が装備されています。例外的なケース(CONCEPT SGL HCの損失
又は忘却)において、ロープが通る直径12mmの丸部分に他のHタイプのカラ
ビナを使用することが可能です。使用者は適切な訓練を受けている必要があ
り、常にカラビナのワイドベースがClick Upの中に挿入されていることを確認し
て下さい。
5) 使用説明 - 使用における取り付けとテスト方法。
5.1 - 取り付け:
ハーネス上のビレイループにカラビナを接続し、カラビナが回転
しないようACL棒を持ち上げその下にビレイループを挿入します(図3.1)。ロー
プを使用してV-Proofレバーを持ちあげ、図に従ってデバイスに挿入します(図
3.2)。 ロープのループ部分を内部に入れ、カラビナをデバイスに取り付け(図
3.3)スクリューロックを締めます。そうすることによって、CLICK UP内のロープの
ループがカラビナの中にあることになります。クライマーの絵(G)がデバイスの
上側に表示されているのであれば、デバイスは正しく取り付けられています。こ
れでこのシステムは使用可能な状態です(図3.4)。
警告!
ロープの両端がそれぞれV-Proofレバーの両側にあることを確認してく
ださい。
(図 3.4)。
5.2 - 機能テスト:
このデバイスの毎回の使用の際、Click Upが正しい位置にあ
り正常に動作していることを使用前に確認することが常に必要です。Click Up
を取り付けたら、ハーネスに接続し(図4.1)ロープの遊離端を片手で持ち、もう
一方の手でクライマー用ロープを上に引っ張ります。Click Upがロープをブロ
ックし、それ特有のカチッという音を立てるのを確認します(図4.2)。 この位置
で、Click Up上部のクライマーの絵(G)は、ビレイヤーに見えている状態です。
5.3 - Click Upのブロックを解除する。
リードクライマーのビレイを始める場合、
またはクライミングパートナーの墜落を止めた後にロープをリリースする場合
は、末端側のロープをしっかりと握り続け、反対側の手で本製品(Click Up+)の
C、Gの部分をしっかりと握り、前に押し出して(1)図のように回転させると(2)、
ロッキングカラビナがEの位置に戻ります(図 4.3)重量又は張力がまだロープ
にあることにより解除が難しい場合は、一歩前進するかもしくはクライマーを
下に少し下げて下さい。
重要!
Click Upのブロックを解除するのが難しい場合
は、Click Upを左右に動かして下さい。
6) 使用説明 - リーダーのビレイ。
リーダーをビレイする前に、クライマーが安全にビレイされていることを、ビレ
イヤーは以下の事と合わせ必ず確認して下さい。Click Upが正常に機能してい
ること。リーダーが正しくロープに結びついていること。ロープが自由に通るよう
解かれており、ロープの下端に結び目(ノット)が結ばれていること。それらの位
置が安定しており、ビレイもしくはクライミングの妨げにならないこと。
重要!
ビ
レイの最中、ビレイヤーは常にロープの遊離端を離さないこと!
警告!
ビレイヤーはクライマーをビレイしている間、末端側のロープをしっかり
と握り続け、下方向に引くようにしてください(図 5.1)。
6.1 - ロープを繰り出す。
あなたのクライミングパートナーにロープを渡せるよう
に、片手でクライマーのロープをClick Upを通して引っ張り上げ、ビレイカラビ
ナを位置(E)に維持しながら、もう一方の手でロープの遊離端をデバイスに送り
入れます(図5.1)。
重要!
常にロープの遊離端を握っていることを確認して下さい。
6.2 - 迅速なロープの出し方。
片手をロープの末端側のデバイスと同じ高さに置
く。 もう片方の手でクライマーのロープを引っ張り、CLICK UP+を通じて末端側
に置いた手に向けて流れるようにする(図5.2)。
重要!
ロープの末端側の手は
デバイスと同じ高さで、デバイスから約3cm離した位置に固定すること。
重要!
常にロープの遊離端を握っていることを確認して下さい。
6.3 - ロープのたるみを取る。
片手でクライマー用のロープをデバイスに向かっ
て送り入れ、ビレイカラビナを位置(E)に維持しながら、もう一方の手でロープの
遊離端をデバイスから引き出します(図5.3)。
重要!
常にロープの遊離端を握
っていることを確認して下さい。
6.4 - 落下を止める。
ロープの遊離端をしっかり握り、下方向に引きます。Click
Upがそれ特有の「カチッ」という音を立ててロックします(図5.4)。
重要!
Click
Upは手に持たず、常にロープの遊離端を持って下さい!
6.5 - クライマーを下ろす。
項5.2の通り、デバイスがロックモードになっているこ
とを確認して下さい。項5.2の通り、デバイスがロックモードになっていることを
確認して下さい。片手に常にロープの遊離端を持ち、もう一方の手でClick Upの
ポイントCとGを持ち、掌でレバレッジ点(F)を下方向に押します(図5.5)。デバイ
スにロープの遊離端を送り入れます。ロープを送り入れている手がデバイスに
接近している際は、レバレッジ点(F)を下方向に押すのを止めます。ロープを送
り入れている手がデバイスに接近している際は、レバレッジ点(F)を下方向に押
すのを止めます。そうすることによってデバイスがまたロックするので、ロープの
遊離端上の送り入れをしている手を下方向に動かします。この手順を繰り返し
て、あなたのクライミングパートナーを下ろします。ついにクライマーが地面に
達した時、張力を減少する為、ロープを他の人に渡し、項5.3に記載されている
ようにデバイスのロックを解除します。
重要!
Click Upのブロックを解除するの
が難しい場合は、Click Upを左右に動かして下さい。
警告!
長時間のローワー
ダウンする場合は、カラビナおよびデバイスが過加熱状態になることがありま
す。できるだけ早くロープを取り除いてください。
7) 使用説明 - セカンドのビレイ。
7.1 - トップロープのビレイ
項6.1に記載されているようにCLICK UPをセットし、
セカンドクライマーが正しくロープに結びついていること、そして項5.2(図6.3)
に記載されている通りにデバイスがロックモードになっていることを確認して下
さい。クライマーが登る際にロープを掴むには、片手でクライマーのロープをデ
バイスの方向に送り入れ、もう一方の手でロープの遊離端をデバイスから引き
出します(図6.4)。クライマーは常にロックモードのCLICK UP張ったロープにビ
レイされている為、この方法はとても安全です。 この方法は、クライマーをテン
ションのかかったロープとブロックのかかったClick Up+で常時安全確保する
ため、非常に機能的です。
重要!
常にロープの遊離端を握っていることを確認
して下さい。
7.2 - トップローピング時にクライマーを下ろす(図6.5)
項7.4に記載されている
手順に従って下さい。
7.3 - セカンドをスタンスまでビレイする(図6.2)
ビレイヤーはスタンスアンカー
下のスタンスにてカラビナとビレイされる必要があります。項5.1のようにデバイ
スを取り付け、5.2に記載されているようにロックモードにします。スタンスでセ
カンドのロープをカラビナの中に挟み、項7.1に記載されているように、セカンド
が登る時にロープを掴み始めます。
重要!
常にロープの遊離端を握っているこ
とを確認して下さい。 スタンスに達した後に、クライミングパートナー(セカンド
クライマー)がリードを取り上げる際(「リードスルー」)、項5.3に記載されている
ようにClick Upのブロックを解除した後、デバイスはそれらをビレイする準備が
できていることを確認して下さい。ロープが既にビレイのカラビナを通り、次の
ピッチでのリーダーのビレイの為に全ての準備ができていることを確認して下
さい。
警告!
このデバイスは、セコンドクライマーを直接ビレイアンカーからビレイす
るためには使用できません(図 6.6)。
7.4 - スタンス又は固定ポイントからセカンドを下ろす。
ビレイヤーはスタンス
アンカー下のスタンスにてカラビナとビレイされる必要があります。ロープが適