![SWR Super Redhead Owner'S Manual Download Page 37](http://html1.mh-extra.com/html/swr/super-redhead/super-redhead_owners-manual_1416187037.webp)
3
◊
◊
C . GAIN
(ゲイン)
—
プリアンプの信号レベルを調節します。
Master
Volume {I}
との組み合わせでアンプ全体の音量を調節します。インス
トゥルメント、エフェクト、トーンのレベル設定は全てプリアンプ
のレベルに影響しますので、
Gain
の前に設定を行なってください。
Gain
は、リアパネルにある
FX Loop Send {T}
の主要なレベル・コン
トロールであり、必要に応じて外部機器の入力感度に適応させるた
めの調節にも使用できます。
•
PREAMP CLIP LED
(プリアンプ・クリップ
LED
)
—
プリアンプ
回路がオーバードライブ(クリップ)して信号の歪みが生じている
際に、点灯します。最もクリーンな信号を得るには、楽器のピーク
出力時に
Preamp Clip LED
が点滅するかしないかというレベルに
Gain
を設定し、そこから若干ゲインを下げます。意図的に歪ませたい場
合は、
Gain
を高めの設定にします(パワーアンプのクリッピングと
は違い、プリアンプのクリッピングはアンプに害を与えません)。
D . AURAL ENHANCER
(オーラル・エンハンサー)
—
20
年以上の年月
にわたり
SWR®
のトレードマークとなってきた機能で、ベースの基音
を引き出しながら高域のトランジエント成分をエンハンスし、基音
をマスキングしてしまう特定の周波数帯を抑えます。耳に痛くなる
ことなくあらゆる楽器のきらびやかな特徴を引き出して、より開放
的で透明感のあるサウンドに仕立て上げます。
オーラル・エンハンサーの原理
:
ツマミの設定によって周波数レン
ジとレベルが同時に変化するコントロールと解釈できます。
最小の位置からツマミを時計回りに回していくと、ロー/ミッド/
ハイそれぞれが、ベース/トレブルのトーン・コントロールとは意
図的に異なる特定の周波数ポイントで強調されていきます。多く
のプレイヤーが好む「
2
時」の設定では、ローエンドの基音とハイ
を両方引き出しながら、低めのミッドの領域を若干持ち上げ、サウ
ンドに存在感を加えます。さらに時計回りの設定にすると、
200
Hz
近辺を中心としたミッドの特定のポイントは抑えられていきます。
オーラル・エンハンサーの効果は一聴してわかるものですが、
EQ
トーン・コントロールで可能な極端なブースト/カットに比べる
と、全体的な曲線は緩やかです。
E . BASS
(ベース)
—
70
Hz
周辺の帯域で、低域のレスポンスを±
15
dB
の範囲で調節します。
•
PULL TURBO
(プル・ターボ)
—
ノブを引くと、ベース・コン
トロールのレンジを
30
Hz
まで下げられます。
F . MID RANGE
(ミッドレンジ)
—
中域の特定のレンジでブースト/
カットを行なえる、セミ・パラメトリックのトーン・
コントロールです。
Frequency
(周波数)ノブで指定し
た
200
Hz
〜
800
Hz
の周波数に対して、
Level
(レベル)
ノブで特性を±
15
dB
の範囲で調節します。ほとんどの
楽器にとってミッドレンジの設定は極めて重要で、最
善の設定は状況によって大きく異なります。単体ではきつく聞こえ
るサウンドも、観客で埋まったスペースやレコーディングでは最
適、といったことがあります。
G . TREBLE
(トレブル)
—
2
kHz
以上の帯域で、高域のレスポンスを±
15
dB
の範囲で調節します。高周波数は原理的に指向性が高いため、
アンプの配置と
Treble
のセッティングを行う際には、空間のあらゆ
る角度からサウンドを確認することが極めて重要です。
•
PULL TRANSPARENCY
(プル・トランスペアレンシー)
—
ノブ
を引くと、トレブル・コントロールのシェルビング・ポイントを
4
kHz
まで引き上げ、ツイーターのコントロールを独立させて明瞭さ
を引き立てることができます。
H . COMPRESSION
(コンプレッション)
—
コンプレッサーのレシオを
調節します。イエロー
LED
のブライトネスが、コンプレッション
回路が信号をどれだけアッテネートしているかを示します。
I . MASTER VOLUME
(マスター・ボリューム)
—
外部エフェクトを含
む全てのレベル調節が完了した後に、ここでスピーカーの出力音量
レベルを調節します。
•
POWER AMP CLIP LED
(パワーアンプ・クリップ
LED
)
—
パ
ワーアンプ回路がオーバードライブ(クリップ)して、過熱あるい
は機材に破損が生じる可能性がある際に点灯します。この
LED
が点
灯したら、マスター・ボリュームを下げるか、
Compression {H}
レ
ベルを上げてください。(パワーアンプのクリッピングは、プリア
ンプのクリッピングとは違い、アンプに有害です。)
J . TUBE DI CONTROL
(チューブ
DI
コントロール)
—
リアパネル
Tube
DI {U}
出力ジャックに関連する設定を行ないます。
•
LINE / DIRECT
(ライン/ダイレクト)
— Tube DI {U}
アウトプッ
トの出力ポイントを選択します。
Line
の設定では全てのトーン/コ
ンプレッション/エフェクト回路が含まれた出力となります。
Direct
の設定では、最初のチューブ・プリアンプ・ステージの直後
となるトゥルー・オールチューブの信号となります。
•
MUTE / LIVE
(ミュート/ライブ)
— Mute
は
Tube DI {U}
アウト
プットをディスエーブルします。メインの
Mute {A}
スイッチと併用
することにより、
Speaker {Q
/
R}
のみ、あるいは
Tube DI {U}
のみを使
用することができます。
•
GND (GROUND) / LIFT
(グラウンド/リフト)
— Lift
を選択する
と、
XLR
ジャックのグラウンド(ピン
1
)結線を外し、グラウンド・
ループによるノイズを軽減します。通常は
Ground
の状態で使用して
ください。
•
PAD
(パッド)
—
様々な音響機器の接続形態や入力感度に合わ
せて、
Tube DI {U}
ジャックからの出力レベルを調節します。
K . HEADPHONES
(ヘッドフォーン)
—
ここにヘッドフォー
ンを接続します。プライバシーを確保するには、
Mute {A}
と
Tube DI
Mute {J}
を使用します。
L . EFFECTS BLEND
(エフェクト・ブレンド)
— FX Return {T}
端子に
ジャックが挿されている場合にのみ有効です。エフェクト・ループ
(ウェット)の信号とプリアンプ(ドライ)の信号の比率を調節す
ることにより、エフェクトのレベルを調節します。
M . INTERNAL SPEAKERS
(インターナル・スピーカー)
—
外部スピー
カーのみを使用したい時やヘッドフォーンで使用したい場合に、
Reahead
のキャビネット・スピーカーをオン/オフします。
N . POWER
(電源)スイッチ
—
電源を
ON
/
OFF
します。
状態は
LED
に示されます。
フロントパネル
Summary of Contents for Super Redhead
Page 1: ...REDHEAD INTEGRATED BASS SYSTEM...
Page 41: ...Notes 41...
Page 42: ...42 Notes...
Page 43: ...43 Notes...