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JA
有用寿命は最長 29 日までです。
この気管カニューレではカニューレシールドとカニューレ管の間にボールジョイントがあ
るので、カニューレシールドをあらゆる方向に動かすことが可能です。これは横方向や縦
方向だけでなく斜め方向にも動かせることを意味するので、使用者にとってはカニューレ
シールドが体の動きに合わせて動いたり回転しても気管切開孔内にあるカニューレ管の位
置に影響を及ぼさないという利点があります。それによりカニューレ管が安定するので、
圧力により粘膜に傷ができるのを防ぐことができます。
DURATWIX
®
LINGO ではフィルターの穴が水平かつ段階的に外部カニューレへと開けられ
おり、この特殊なフィルター仕様により個々の穴の側面が大きめになっています。そのた
め分泌物が気管切開孔から外部カニューレを介してカニューレに入りづらくなり、誤嚥の
危険が抑えられます。
該当する最図表は付録内にあります。
Fahl
®
気管カニューレの特徴は、人体に合わせて作られたカニューレシールド にあります。
カニューレの先端は気管粘膜を刺激しないように丸まっています。
両側にある固定用アイレットを使い、カニューレバンドを固定できます。
圧力による傷や気管内での肉芽細胞組織の発生を防ぐため、常に気管の同じ位置にカニュ
ーレの先端が触れることで刺激が起きることのないように毎回長さの違うカニューレを使
うことをお薦めします。 詳細については必ず担当医師と相談してください。
MRIに関する注意事項
注意
カフがある気管カニューレには充填ホース付きコントロールバルーンの逆止め弁内に小さ
い金属製スプリングがついているため、MRI(核スピン断層撮影法も含む)を行う場合はカ
フ付きカニューレは使用しないでください。
MRI とは、磁場や電磁波により内臓、組織および関節の表示を行う診断技術です。金属製
物質は磁場に引きつけられ、加速されることにより変化が生じることがあります。金属製
スプリングは非常に小さく軽量ですが、この場合健康を損なったり、または使用している
機器およびカニューレそのものの故障や破損につながる可能性のある相互作用が全く生じ
ないとは保証できません。気管切開孔が閉じないように気管カニューレを装着している必
要がある場合、担当医師と相談の上で MRI 診断中はカフ付き気管カニューレの代わりに金
属フリーの気管カニューレを使用することをお勧めします。
注意
核スピン断層撮影法/ 核磁気共鳴画像法 (MRI) を行う時は、低圧カフ付き気管カニューレは
使用しないでください!
1. カニューレシールド
Fahl
®
気管カニューレは、咽頭の解剖学的構造に合わせて作られた特殊形状のカニューレシ
ールドが特徴です。
サイズはカニューレシールド上に記されています。
黒い印は標準の長さ、水色の印は短めの仕様をそれぞれ表しています。
Fahl
®
気管カニューレのカニューレシールドには両サイドにカニューレバンドを固定するた
めのアイレットが二つついています。
ホルダーフックが付いた全Fahl
®
気管カニューレの納品内容には、カニューレバンドも含ま
れています。 気管カニューレはカニューレバンドにより首に固定されます。
納品内容に含まれている挿入補助 (栓子) を使用すると、カニューレの挿入が容易になりま
す。
カニューレバンドを気管カニューレに固定する場合、または気管カニューレから取り外す
場合、付属のカニューレバンド取扱説明書を注意深くお読みください。
Fahl
®
気管カニューレが引っ張られることなく気管切開孔内にあるように注意し、位置がず
れないようにカニューレバンドで固定するようにしてください。
2. コネクター/アダプター
コネクター/アダプターを使い、互換性のあるカニューレ付属品を接続できます。
喉頭切除や気管切開術後の状態といった患者の病状により、個々のケースで使用方法が異
なります。
コネクター/アダプターは通常、内部カニューレにしっかり接続されています。 多目的キ
ャップ(15 mm の回転コネクター)により、いわゆる人工鼻(熱湿交換用フィルター)の
取り付けが可能です。
このコネクターは特別仕様の15 mmの回転コネクターとしても購入いただけます。15 mm
コネクターの回転可能タイプは、人工呼吸ホースシステム使用時など、生じた回転力を吸
収してカニューレにかかる負荷をなくし、気管内粘膜への刺激を防げるように正しい位置
で安定させるのに適しています。