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校正
検知器およびセンサのエラーにより、校正が行えない場合があります。
大気校正の実施
測定対象ガスや干渉ガスの無い清浄空気環境下で、検知器を校正します。
気校正では、(赤外線センサーの XXS O
2
と CO
2
チャンネルを除く)すべて
のセンサーのゼロ点が 0 に設定されます。XXS O
2
の場合、表示が 20.9 Vol%
に設定されます。
検知器の電源を入れます。
[+] ボタンを 3 回押すと、大気校正アイコン »
« が表示されます。
[OK] ボタンを押して、大気校正機能を開始します。
–
測定値が点滅します。
測定値が安定したら:
[OK] ボタンを押して、大気校正を実行します。
–
現在のガス濃度と »OK« が交互に表示されます。
[OK] ボタンを押して大気校正を終了するか、または約 5 秒間待ちます。
大気校正中にエラーが発生した場合:
–
エラー »
« アイコンが表示され、該当するセンサの測定値表示部に
»
« が表示されます。
この場合は、大気校正を再度行ってください。必要に応じて、認定者に
センサの交換を依頼してください。
注記
手動校正や PC 校正、自動バンプテスト時は、H
2
追加補正機能が自動で一時
的に無効化されます。
注記
代替ガス校正の場合は、拡張バンプテストを実施することを推奨します
(Dräger X-dock の技術ハンドブックを参照)。
注記
大気校正 / ゼロ点調整は、赤外線センサーの CO
2
チャンネルと XXS O
3
によ
ってサポートされません。これらのセンサのゼロ点校正は、PC ソフトウェ
ア 「Dräger CC-Vision」で行います。その際、二酸化炭素とオゾンを含まな
い適切なゼロガス (N
2
など)を使用してください。
センサごとのスパン校正
–
スパン校正は、センサごとに選択して、行うことができます。
–
スパン校正では、選択したセンサの感度をテストガスの濃度に合わせま
す。
–
標準テストガスを使用してください。
–
テストガス濃度の許容範囲:
テストガスシリンダと校正アダプタをホースで接続します。
テストガスがドラフトチャンバー内または外部に放出されるようにしま
す ( 排気ホースを校正アダプタのもう一方のコネクタに接続します )。
検知器の電源を入れ、校正アダプタにセットします。
[+] ボタンを 5 秒間押して校正メニューを開き、パスワードを入力します
(納品時のパスワード = 001)。
[+] ボタンでセンサごとのスパン校正を選択すると、スパン校正アイコン
»
« が点滅します。
[OK] ボタンを押して、測定チャンネルの選択を開始します。
注記
手動校正や PC 校正、自動バンプテスト時は、H
2
追加補正機能が自動で一時
的に無効化されます。
赤外線センサーの
Ex チャンネル
20 ~ 100 %LEL
1)
2)
/ 5 ~ 100 Vol%
1) 2)
1)
選択されている設定によります。
2)
測定範囲と測定精度によります。
赤外線センサーの
CO
2
チャンネル
0.05 ~ 5 Vol%
2)
O
2
10 ~ 25 Vol%
CO
20 ~ 999 ppm
H
2
S
5 ~ 99 ppm
H
2
HC
0.5 ~ 4.0 Vol%
NO
2
5 ~ 99 ppm
その他のテストガス濃度は、各センサの取扱説明書をご参照ください。
警告
健康被害の危険!テストガスは決して吸い込まないでください。
テストガスの安全データシートに記載されている危険性・警告に注意してく
ださい。
注記
CO
2
チャンネルでは、2 段階の校正手順となります。
はじめにゼロ点校正を実施し、その後スパン校正を実施します。