JA
97
96
8.6.
パーツの点検
洗浄、殺菌/消毒の後は、破損や残留、過度の磨耗がないかすべてのパーツを注
意して点検し、必要があれば交換します。 いくつかの方法では、ゴム部品の色あ
せが生じますが、製品寿命には影響を与えません。 ひび割れなど、材料の劣化
が生じているときは、部品を交換します。
オートクレーブの場合、酸素の貯蔵バッグに少ししわがみられることがあります。
これによる寿命や機能への影響はありません。
吸入バルブのバルブハウジングを挿入する際: バッグの開口部がフランジに対して
円滑に配置されているように確認してください。
患者用バルブディスクを挿入する際: 軸の末端を、患者用バルブハウジングの中央
にある穴から通すように注意してください。
排気キャップを取り付ける際 (オプション): 排気キャップのスロットが患者コネ
クタの方を向いているようにしてください。
8.7.
再組み立て
人工呼吸器のパーツを図のとおりに組み立て直します。
Mark IV (7.1)
、
Mark IV
Baby (7.2)
Ambu Mark IV Baby
では貯蔵容器バッグのアダプタを吸入コネクタに取り付け、貯
蔵容器を人工呼吸器に接続する前に、アダプタのキャップを酸素おしゃぶりにつ
けておく必要があります。
9.
機能テスト
人工呼吸器
圧力制限バルブをオーバライドキャップで閉じ (これは圧力制限バルブ付きのバ
ージョンのみに該当します)、患者コネクタを親指で閉じます
(8.1)
。 バッグを早
い間隔で押します。 押すと、人工呼吸器に抵抗があるはずです。
オーバライドキャップを開くか、あるいは指を抜いて圧力制限バルブを開き、この
操作を繰り返します。 圧力制限バルブが作動状態にあり、バルブからの呼気フ
ローを音で確認することができるはずです。
人工呼吸器を数回押して放し、バルブシステムの中と患者バルブから空気が通る
ことを確認します。
(8.2)
注記: バルブのプレートが機能テストや換気中に動くため、かすかな音がする場合
があります。 これは人工呼吸器の機能には影響しません。
酸素貯蔵バッグ
酸素バッグに
5
リットル/分の気体流を供給します。 リザーバが充填されてい
ることをチェックします。
充填されていない場合、
2
つのバルブのシャッターの障害や貯蔵容器が裂けてい
ないかをチェックします。
酸素貯蔵容器チューブ
酸素チューブへ
10
リットル/分の気体流を供給します。 酸素がリザーバチューブ
の終端から流出することをチェックします。 もし流出しない場合、酸素チューブ
の閉塞がないかチェックします。