104
ファンクション
■ ローカルコントロールのON/OFF [LOCAL]
通常、クラビノーバをはじめシンセサイザーなどでは、鍵盤を弾いて内蔵さ
れている音源をコントロールし、音を出すしくみになっています。この状態
はローカルコントロールONと呼ばれます。また、ローカルコントロールを
OFFにすると、
「鍵盤」
と
「音源」
が切り離され、鍵盤を弾いてもCVP-79/69/59
からは音が出なくなります。CVP-79/69/59から音が出なくなっても、鍵盤
を弾いた演奏情報はMIDI出力されますので、CVP-79/69/59では音を鳴らさ
ずにMIDIで他の音源を鳴らしたいときなどに、ローカルコントロールをOFF
にします。
■ローカルコントロールのON/
OFF…
設定範囲:OFF、ON
初期値:ON
初期のバックアップ設定:OFF
■ クロック[CLOCK]
通常、ソング、ディスクオーケストラ、自動伴奏(ABC)などは、CVP-79/69/
59で指定したテンポに従い、内部クロック(INT.)によって演奏されます。こ
のクロックを外部(EXT.)に設定することによって、CVP-79/69/59のテンポを
外部のシーケンサーやリズムマシンからコントロールすることができます。
たとえば、外部のシーケンサーのテンポに合わせてCVP-79/69/59の自動伴
奏(ABC)を演奏させることができます。
■クロック…
設定範囲:
インターナル
INT.(内部クロック)、
エクスターナル
EXT.(外部クロック)
インターナル
初期値:INT.(内部クロック)
初期のバックアップ設定:OFF
エクスターナル
■クロックが、EXT.(外部クロック)に
設定されていて、外部からのMIDIク
ロック情報を受信していないときは、
自動伴奏(ABC)や伴奏スタイルなどに
関する操作は行えません。
MIDI 2 ........................................ 5ページめの画面
この画面には、どのタイプのMIDIデータを送信したり、受信したりできるよう
ミディフィルター
にするか、を設定するMIDI FILTERの機能があります。
■ プログラムのON/OFF[PROGRAM]
MIDIでは、プログラムチェンジを使って送信側の機器から受信側の機器の音
色ナンバーを切り換えることができます。たとえば、外部MIDIシーケンサー
からプログラムチェンジがCVP-79/69/59に送信されると、CVP-79/69/59で
受信するMIDIの演奏データの音色が切り換わります。(このとき鍵盤での手
弾き音は切り換わりません)。また、CVP-79/69/59からプログラムチェンジ
を送信すると外部MIDI機器の音色を切り換えることができます。(CVP-79/
69/59のパネル上で音色を切り換えたときにプログラムチェンジが送信され
ます。)
いろいろなMIDIシステムを組んでいくと、このプログラムチェンジの送/受
信ができたほうが便利な場合と、できないほうが便利な場合とがあります。
プログラム
他の機器と音色切換を連動させたくない場合は、[PROGRAM]をOFFにして
ください。
CVP-79/69/59の各音色のプログラムナンバーについては(P143)の音色リス
トを参照してください。
■プログラムのON/OFF…
設定範囲:
SEND&RECEIVE(送/受信できる
状態)、
OFF(送/受信できない状態)
初期値:SEND&RECEIVE(送/受信で
きる状態)
初期のバックアップ設定:OFF