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温度センサ (Temperature sensor)
キャリブレーション
(Calibration):
温度偏差を許容範囲内に抑えるために、本機を用いて温度センサーを校正することができます。
2点キャリブレーション (2-point calibration):
2
つの温度を用いた校正方法です。
3点キャリブレーション (3-point calibration):
異なる3つの温度を用いた高精度な温度センサー校正方法です。
注:
校正は、赤色記号(11)の形でディスプレイ上に表示されます。PT100とPT1000.50ダブルセンサーの校正は別々に行われます。
キャリブレーション値のリセット
(Reset calibration):
温度センサー用のキャリブレーションをリセットすることができます。
測定 (Measurement)
計量モジュールにより、いつでも気軽に計量作業を行うことができます。
手動モードで測定:
秤量作業を行うには、まず表面の(G)ボタンを押すか、もしくはメニューよりWeighingを選んでください。ダイヤルノブ(D)押して計
量機能を起動してください。
注:
加熱機能や撹拌機能を停止させる必要があります。
システムが安定するまでは多少の時間がかかる場合があります。
一旦システムが安定すると、
「g」が測定値とともに表示されます。
「PC」モードで測定:
PC
モードでは、計量機能は加熱および撹拌の機能と共に使用できます。この機能は以下のステップに従って有効化されます。
1. RS 232
または
USB
ケーブルを介してデバイスをコンピュータに接続してください。
2.
「PC」モードに入ってください。
「START_1」、
「START_2」または「START_4」のいずれかのコマンドを使用して「PC」コントロール
を有効化してください (「PC」のシンボルが現れます)。
3.
計量/容器の計量を開始:
「START_90」コマンドを使用して計量機能を開始するか、または容器の計量を開始してください。
(
注:
計量機能を有効化する前に、撹拌機能が無効化されていることを確認、あるいは 0 rpm に設定されていることを確認してく
ださい。
)
4.
計量状態をチェック:
「STATUS_90」コマンドを使用して、計量機能の使用準備ができているかチェックしてください。読み取り値
が「1041 90」の場合、計量機能の準備ができています。それ以外の場合、数秒間、待ってください。
5.
計量値の読み取り:
「IN_PV_90」コマンドを使用して重量値を読み取ってください。
6.
計量機能が有効化されると、加熱および/もしくは撹拌を、対応する NAMUR コマンド (「START_X」、
「STOP_X」、
「 OUT_SP_X
n」) で開始あるいは停止することができます。
7.
「PC」モードを終了:
「STOP_90」のコマンドに従って、計量機能を停止します。その後、加熱と撹拌の機能を停止できます。デバ
イスは「PC」モードを終了します (「PC」のシンボルが消えます)。
注:
加熱と撹拌を開始する前に、計量と容器の測定を開始する必要があります。
キャリブレーション (Calibration)
天板に校正用の重りを置いて、装置が校正プロセスが終了したことを示すまでそのまま待ってください。
校正モードを閉じる前に数回繰り返す必要があります。
校正が正常に終了すれば、計量モジュールを使用できるようになります。
メンテナンスの一環として、校正を定期的に行う必要があります。
計量 (Weighing)
設定 (Set)
タイマー機能により、一定の時間が経つと加熱プロセスを自動的に停止させることができます。タイマー機能では、最大で99時間
59分59秒まで設定することができます。
注:
両方の機能(加熱/撹拌)が起動されると、カウントダウンが開始されます。
加熱機能が起動されると、タイマー機能は加熱機能に対してのみ有効となります。撹拌機能はそのまま作動し、それにより液体の
沸騰遅延を防ぐことができます。撹拌機能のみが作動している状態で、ターマー設定をすると、撹拌機能はモーターがオフのと
き、加熱機能は作動しません。加熱機能がタイマー有効期間中に作動しない、あるいはタイムアウトとなった場合、撹拌機能が停
止されます。
注:
00:00:00
(hh: mm: ss)
形式の数値を入力するとカウンター機能が有効化します。カウンターは現在の実験経過時間を示します。
ディスプレイ
(Display)
「タイマー」 を画面上に表示させることができます。
チェックマークが付いている場合、オプションは有効に設定されています。
タイマー (Timer)
キャリブレーション (Calibration)
本装置にはpHを測定できる機能が搭載されています。
pH測定を行う前にまずpHセンサーの校正を行う必要があります。
校正は、pH電極と装置間で調節し、これらが常に正常な状態で作動することを確保するための作業です。
校正を完成するために、DIN19266に従ってpH4、pH5およびpH7緩衝液を使用してください。
注:
pH測定は、温度センサーを挿入する形でしか行うことができません。
•
メニューの「pH probe」アイコンまでスクロールします。
•
ダイヤルノブ(D)を押してサブメニューを開きます。
•
「Calibration」サブメニューを開き、ダイヤルノブ(D)を押して確定します。
•
指定された緩衝液にpH電極と温度センサーを入れてください。
•
数値が安定したら、ダイヤルノブ(D)を押して確定してください。
•
表示された指示に従ってpH電極と温度センサーを次の緩衝液の中に入れてください。
•
再度表示された数値を確認してください。
•
3ポイントの校正の場合、三つ目の緩衝液を使用する必要があります。
校正が正常に完了するとpH測定が行えるようになります。
注意事項:
温度センサーを最大許容温度の範囲内でしか使用することができません。
液体温度が最大許容温度を超えないように注意してください。
ディスプレイ
(Display)
「
pH
電極値」を画面上に表示させることができます。
チェックマークが付いている場合、オプションは有効に設定されています。
pH
プローブ
(pH probe)
設定された作動モードは、ディスプレイ(10)に常時表示されます。
モード A
電源コードを抜いても、スイッチを切っても、全ての設定はそのまま保存されています。電源を入れると、撹拌機能と加熱機能はオ
フ設定となります。
モード B
電源コードを抜いても、スイッチを切っても、全ての設定はそのまま保存されています。電源を入れると、撹拌機能と加熱機能は、
前回の使用状況に応じオフかオン設定となります。
モードC
このモードでは、本装置を温度センサー接続、あるいは温度センサー接続なしでもご使用することができます。
メインスイッチを使って切り替えする装置の場合、撹拌機能や加熱機能は前回終了時の状態で再始動されます。作動モードAとB
では、設定された通常値を変更することができません。
モード
(Mode)