JA
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110
4
試運転
ABIMIG
®
A / A T / W / W T / MT
4.1.3
溶接用トーチネックライナー、図
1–7
ネック交換式トーチ
ABIMIG
®
A T LW / ABIMIG
®
W T
のみ:
1
溶接用トーチネックハンドルから溶接用トーチ
ネックを回して外します。
ABIMIG
®
W T
ではオ
プションとして密閉栓(
F
)を溶接用トーチネッ
クハンドルに挿入します。
密閉栓が、絶縁ブッシュの取り外し・取り付けを容
易にします。
2
溶接用トーチネックライナー(
H
)のコンタクト
チップ側(むき出しになっている側)を研ぎます
(角度約
40°
)。
3
溶接用トーチネックライナー(
H
)のむき出しに
なっている側を、コンタクトチップのストッパー
に達するまで溶接トーチネックに挿入します。
4
突き出し
ABIMIG
®
A T LW
:
►
溶接用トーチネックライナーを挿入し、その先端
を保持ニップルから出し、保持ニップルのばね状
の突き出し部から
2 mm
のところで切断します。
突き出し部
ABIMIG
®
W T
:
►
溶接用トーチネックライナー(
H
)を電流接触面
(
I
)から
12 mm
の突き出しでバリがないように
カットします。
5
カットエッジのバリ取りをし、必要に応じて密閉
栓(
F
)を取り外します。
6
溶接用トーチネックを溶接用トーチハンドルの溶
接用トーチネック受けにねじ込みます。
ABIMIG
®
W T
でのみ必要:貫通ワイヤガイドが必須となる溶接タスクでは、溶接用トーチネック受け内部にあ
る絶縁ブッシュをマイナスドライバー(幅約
10 mm
)で外せます。
オプションとして
ABICOR BINZEL
は貫通ワイヤガイド向け絶縁ブッシュを提供しています。
4.2
ケーブル組立を取付けるための溶接用
トーチの準備
1
溶接電源を遮断してプラグを抜いてください。
2
ガス供給および圧縮空気供給を遮断します。
3
冷却剤回路のスイッチをオフにしてください。
4.3
溶接用トーチの装着方法
MIG/MAG
ハンド溶接用トーチはすべて組み立てた
状態で出荷されます。消耗部品およびワイヤガイド
の交換に関する詳細は以下をご覧ください:
4.4 Bikox
®
/
ケーブル組立の接続、図
1
1
ワイヤフィーダー装置:中央コネクタを接続ブッ
シュに挿入します。
2
ワイヤフィーダー装置:ケーブル組立を接続ナッ
トで固定します。
3
水冷式の溶接用トーチのみ:冷却剤給水(青)と
冷却剤復帰(赤)を接続します。
►
冷却剤の最低充填量を確認します。
►
注記:
ABICOR BINZELBTC
シリーズの冷却剤を使
用します。
►
溶接装置の損傷を防止するため、脱イオン水、あ
るいは脱塩水を使用しないでください。
►
初回使用時、およびケーブル組立交換時は、冷却
剤回路を排気してください。
予告
溶接用トーチネックライナー取り付け/取り外し時の物的損害
ネック交換式トーチを交換する場合は、対応する突起に注意してください。
►
溶接用トーチネックと溶接トーチネック受けの電流接触面が清潔であることを確認してください。
►
ABIMIG
®
W T
では、
O-
リングをシリコーンフリーの潤滑剤(
192.0078
)で潤滑してください。潤滑に
よって溶接用トーチネックの挿入が容易になるため、
O-
リングの寿命も延長されます。