Program
モード
16
ハーフ・ダンパー・ペダルとリリース・タイム
モジュレーション量は、アンプ
EG
サスティン・レベルの設定が
0
のときと
1
以上のときで異なります。
0
はアコースティック・ピア
ノ・サウンドの通常の設定です。モジュレーションは、
1
倍(変化
なし)から
55
倍まで連続的に変えられます。代表的なポイントは
以下の表の通りです。
アンプ
EG
リリース・タイムのハーフ・ダンパー・モジュレーション
1–2c: OSC1/2 Note-On Control
OSC1 Delay
[0000ms...5000ms, KeyOff]
オシレーター
1
が鍵盤を押してから実際に発音するまでの時間
を設定します。
ダブル・プログラムで、一方のオシレーターの発音を遅らせると
きに便利です。
KeyOff:
特殊な設定です。発音時間を遅らせるのではなく、鍵盤
を離すとすぐに発音します。
ハープシコードの鍵盤を弾いて離すたびに聞こえる「チャッ」と
いう音を再現するときに使うことができます。
通常、
keyOff
設定を使うときは、オシレーターのアンプ
EG
の
“Sustain Level”
を
0
に設定してください。
Mode
[Key, Key + Damper]
通常は鍵盤を押さえると発音しますが、特殊な事例として、ダン
パー・ペダルを踏んだままにしてから鍵盤を弾かないと発音し
ない、という設定ができます。例えば、ピアノの共鳴板による鳴
りを再現するときに便利です。
Key:
通常の設定です。
Key+Damper:
ダンパー・ペダルを押さえたままにしたときに
のみ発音します。ダンパー・ペダルを離すと、鍵盤を押さえてい
ても発音が止まります。
OSC2 Delay
[0000ms...5000ms, KeyOff]
Mode
[Key, Key + Damper]
オシレーター
2
が鍵盤を押してから実際に発音するまでの時間
を設定します。
上記
“OSC1 Delay”
および
“Mode”
を参照してください。
1–2d: Scale
Type
[Equal Temperament…User Octave Scale15]
本機音源の基本音階を設定します。
Equal Temperament
(平均律)
:
一般的に広く使われている音
律で、各半音のピッチの変化幅が同じになっています。
平均律は簡単に転調させることができます。ただし、下記の音階
に比べて、個々の音程の純正度が、いくぶん損なわれます。
Pure Major
(純正律長音階)
:
選択した主調和音のメジャー・
コードが完全に調和する音律です。
Pure Minor
(純正律短音階)
:
選択した主調和音のマイナー・
コードが完全に調和する音律です。
Arabic
(アラビック)
:
アラビア音楽の
1/4
トーン・スケールを含
む音階です。
Pythagoras
(ピタゴラス)
:
古代ギリシャの音階で、メロディー
演奏に効果的です。
Werkmeister
(ヴェルクマイスターⅢ)
:
後期バロック時代に用
いられた平均律的な音律です。
Kirnberger
(キルンベルガーⅢ)
:
18
世紀につくられた音律で、
主にハープシコードの調律に用いられています。
Slendro
(スレンドロ)
:
1
オクターブを
5
音で構成するインドネ
シアのガムラン音階です。
“Key”
を
C
に設定しているときに、
C, D, F, G, A
の鍵盤を使用しま
す(その他の鍵盤は、平均律のピッチです)。
Pelog
(ペロッグ)
:
1
オクターブを
7
音で構成するインドネシア
のガムラン音階です。
“Key”
を
C
に設定しているときに、白鍵を使用します(黒鍵は平均
律のピッチです)。
Stretch:
アコースティック・ピアノ用の音律です。
User All Notes Scale:
“User All Notes Scale”
(
Global 3–1b
)で
全音域(
C–1
〜
G9
)を設定した音律です。
User Octave Scale 00
〜
15:
“User Octave Scale”
(
Global 3–
1a
)で
1
オクターブを設定した音律です。
Key (Scale Key)
[C…B]
選んだ音階の主調和音のキーを設定します。
Equal Temperament, Stretch, User All Notes Scale
ではこの 設
定は無効です。
平均律以外のスケールを選択した場合、
“Key”
との組み合わ
せによっては、基準としているキー(例えば A
=440Hz)
の
チューニングが、ずれることがあります。このようなときは
“Master Tune”
(
Global 0–1a)
で補正してください。
Random
[0…7]
設定した値が大きいほど、発音時のピッチが不規則にずれます。
通常は
0
に設定します。テープ式オルガンやアコースティック楽
器のように、ピッチが不安定になりがちな楽器を再現するとき
に設定します。
v
1–2: Menu Command
•
•
•
•
•
CC#64
値
アンプ
EG
リリース・タイムの変化量
Sustain
が
0
のとき
Sustain
が
1
またはそれ
以上のとき
0
1x
1x
32
2.1x
2.1x
64
3.2x
3.2x
80
5.9x
96
22.3x
127
55x
Summary of Contents for Krome
Page 1: ...i 2 J パラメーター ガイ ド ...
Page 120: ...Combinationモード 112 ...
Page 214: ...Sequencerモード 206 ...
Page 280: ...Effect Guide 272 ...