Aiwa XR-MD510, Service Manual

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MDブロックのすべての調整と確認は、テストモードの状態で行います。
ディスプレイに「NO Adjust」と表示された場合は、1〜3の調整を行ってください。
1. 温度補償調整
* 原則として、温度補償調整は行わないで下さい。
万が一調整値が大幅にずれている場合は、セット付近の温度が正確に測定できる環境で下記の要領で調整を行って下
さい。
・ テストポイント：ディスプレイ表示にて確認
・ 使用治具：温度計
1)
MD テストモ−ド起動後、STOP ボタンを押し、ディスプレイ表示を「ALL SV OFF」にします。
2) DISPLAYボタンを押し、ディスプレイ表示を「TEMP=$ ** 」に切り替えます。
3) PAUSEボタンを押し、ディスプレイ表示を「T+ ** C:+00」に切り替えます。
4) MD メカニズムの近くに温度計を置き、室温を測定します。
5) 温度計の数値を見て、その温度とディスプレイ表示の ** が同じになる様にB.SKIPボタンとF.SKIPボタンで調整し、
ENTERボタンを押します。
6) 調整後、STOP ボタンを押し、ディスプレイ表示を「ALL SV OFF」にします。
* 「NO Adjust」と表示された場合、1)〜3) を行った後、B/F. SKIPボタンで調整値を変更せずに、ENTERボタンのみ
押してください。
2. レ−ザ−パワ−調整
・ テストポイント：ディスプレイ表示にて確認 /ピックアップレ−ザ−出力
・ 治具：レ−ザ−パワ−メ−タ− (10mWまで測定可能なもの)
2-1. 再生レーザーパワー調整
1) 「ALL SV OFF」からMD EDITボタンを押し、ディスプレイ表示を「LASER READ」に切り替えます。
2) PAUSEボタンを1回押して、ディスプレイ表示を「LASER=$
**
」にします。
3) B.SKIP/F.SKIPボタンで「LASER=$11」に調整し、ENTERボタンを押します。
4) ピックアップのレ−ザ−出力をレ−ザ−パワ−メ−タ−で測定し、約0.68mWになる事を確認してください。
5) 調整後、STOPボタンを押し、ディスプレイ表示を「ALL SV OFF」にします。
2-2. 記録レーザーパワー調整
1) 「ALL SV OFF」からMD EDITボタンを3回押し、ディスプレイ表示を「LASER WRITE」に切 り替えます。
2) PAUSEボタンを1回押して、ディスプレイ表示を「LASER=$ ** 」にします。
3) B.SKIP/F.SKIPボタンで「LASER=$9F」に調整し、ENTERボタンを押します。
4) ピックアップのレ−ザ−出力をレ−ザ−パワ−メ−タ−で測定し、約6.8mWになる事を確認してください。
5) 調整後、STOP ボタンを押し、ディスプレイ表示を「ALL SV OFF」にします。
注意： レ−ザ−出力が7.0mWを越えるとPICK UPが破損する場合があります。
3. AUTO (EFB/IVR/FOCUS AGC/TRACKING AGC調整)
･ テストポイント：ディスプレイ表示にて確認
･ テストディスク：MDW-74、TGYS-1同等品
3-1. MOディスクの調整
1) MDW-74をローディングします。
2) MD MODEボタンを押して、「SELECT GRV」と表示させます。
3) MD ファンクションボタンを押すとディスプレイに「AUTO ADJ」と表示され、調整が終わると「DONE」と表示さ
れます。（「FAILED」と表示されている場合は、調整出来なかったことを示しています。）
4) 調整終了後、STOP ボタンを押し、ディスプレイ表示を「ALL SV OFF 」にします。
3-2. MOディスクのIVR、EFB、フォ−カス／トラッキング／スレッドゲイン確認
1) B.SKIPボタンとF.SKIPボタンを使ってピックアップをDISCの中間位置まで移動させます。
2) PLAYボタンを押して、「FOCUS ON!」と表示させます。
3) ENTERボタンを押して、「ALL SV ON」の状態にします。
4) STOP ボタンを押し、DISPLAYボタンを2回押します。
そ の時のディスプレイ表示の「IV$
** :EF$ ⁄⁄ 」の表示が以下の様な値になることを確認します。 (16進数)
IV $「 ** 」 ............... 03〜07
EF $「 ⁄⁄ 」 ............. 09〜12
IVR EFB
ELECTRICAL ADJUSTMENT<MD>