はじめに
プローブの減衰設定
プローブは、信号の垂直軸スケールに影響する、さまざまな減衰定数を持つ
ものが提供されています。プローブ・チェック・ウィザードは、オシロスコープの
減衰定数がプローブと適合しているかどうかを検査します。
プローブ・チェックの代わりに、使用するプローブの減衰に適合する定数を手
動で選択することもできます。たとえば、CH 1 に接続されているプローブを 10X
に設定する場合、1 ► Probe(プローブ) ► Voltage(電圧) ► Attenuation(減衰)
オプションを押し、10X を選択します。
注:
Attenuation(減衰)オプションのデフォルト設定は 10X です。
P2220 型プローブ上の減衰比スイッチを変更した場合は、それに適合するよう
にオシロスコープの Attenuation(減衰)オプションも変更する必要があります。
スイッチの設定は 1X と 10X です。
減衰比スイッチ
注:
減衰比スイッチが 1X に設定されている場合、P2220 型プローブは、オシ
ロスコープの帯域幅を 6 MHz に制限します。オシロスコープの全帯域幅を使
用するには、スイッチを 10X に設定します。
電流プローブ・スケール
電流プローブは、電流に比例した電圧信号をもたらします。オシロスコープが
電流プローブのスケールに適合するよう設定する必要があります。スケールの
デフォルト値は 10 A/V です。
たとえば、CH 1 に接続する電流プローブのスケールを設定するには、1 ► Probe
(プローブ) ► Current(電流) ► Scale(スケール)オプションを押し、適切な値
を選択します。
TBS1000 Series Oscilloscopes Installation and Safety Manual
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