25
2.
降下用ランヤードを準備する:
降下前に、使用者と
R550
装置の間でランヤードの間隔を詰め、緩みを取り除く必要があります。使用者と
R550
装置の間の緩みが取れるまで、ロープの自由端を引っ張ってランヤードを締めます。ランヤードを緩みなく張ったら、降下を始めるま
でランヤードの自由端をしっかり握ります。
3.
安全に降下する:
ランヤードの自由端を放して、降下を始めます。降下速度は、
R550
装置の遠心ブレーキにより、表
1
に記載されている速度
に自動的にコントロールされます。以下の方法で、緩やかに降下したり、降下を中断したり、急な降下を防止したりできます(図
10
を参照)。
1:
ランヤード(
A
)の自由端をしっかり握ることで、緩やかに降下したり、降下を中断したりできます。
2
ランヤード(
A
)の自由端をしっかり握りながら、ピグテール(
B
)を使用すると、降下をさらにコントロールできます。
3:
ランヤード(
A
)の自由端をピグテール(
B
)とカムクリート(
C
)で固定することで、急な降下を防止できます。膝を曲げて着地
に備えます。着地後、ランヤードを墜落制止用器具から外します。
;
;
使用中、
R550
装置が熱を持つ場合があります。降下作業中はけがをする可能性がありますので、降下コントロール用部品以外の部
分に触れないようにしてください。指定の荷重および降下長さの制限を超えて使用すると、過熱し、降下用ランヤードを損傷する可能性
があります。
4.
次の降下に備える:
R550
装置の使用後、必要に応じて、ライフラインを装置に通し、ライフラインの端とスナップフックを次に降下する人
の近くに配置します。
遠隔補助による救助:
例については、図
9.1
を参照してください。
R550
装置には、遠隔補助による救助で使用可能なレスキューハブ(
RH
)が付
属しています。レスキューハブを使うと、被救助者を引き上げて墜落制止サブシステム(ランヤードなど)を取り外してから、安全な場所に降下さ
せることができます。手順は次のとおりです。
;
;
救助の際は常に、被救助者を直接または間接的に視認できるようにするか、被救助者と何らかの形でコミュニケーションが取れるようにし
てください。
1.
ランヤードの一方の端を被救助者まで下ろすか、上げる:
ランヤード(
L
)を
R550
装置(
A
)に通し、必要に応じて、ランヤードの一端のス
ナップフック(
B
)が被救助者の墜落制止用器具(
C
)の目的の接続ポイントに近づくまで引きます。
2.;
被救助者のフルハーネスやその他の墜落制止用器具に接続する:
ランヤードの救助側端のスナップフック(
B
)を胸
D
リングまたは背面
D
リング(
C
)に接続します(
D
リングの位置については、図
14
も参照してください)。
D
リングが使用者を直立させる位置にあることを確認し
ます。
;
;
被救助者の墜落制止用器具の接続ポイントに手が届かない場合は、付属品のロープ固定具(図
9.3
、
D
)を逆転させて(
ò
)被救助者のラ
ンヤード(
VL
)に取り付け、所定の位置にロックします。
R550
のランヤード(
L
)のスナップフックは、ロープ固定具(
D
)の中心部(
E
)に取り付
けられます。また、レスキューハブ(
RH
)を使用すると、被救助者を、安全な場所や、被救助者が最初に身に着けていた墜落制止用器具を取り
外せる場所まで安全に降下させることができます。
3.
被救助者を引き上げて、墜落制止サブシステムを取り外す:
レスキューハブ(
RH
)を回転させて、被救助者の体重分を墜落制止サブシステ
ムから引き上げ、
R550
装置に乗せます。
ランヤードの自由端を
R550
装置のピグテールとカムクリートで固定し、急な降下を防止します
(図
10
を参照)。
被救助者の墜落制止サブシステム(ランヤードなど)を取り外します。
•
代替の接続方法(図
11
):
R550
装置は、電動ドリル(最小
12 MM
チャック、
45 NM
トルク)をレスキューハブの中央に取り付けるこ
ともでき、遠隔補助による救助に使用して被救助者を引き上げられます
(引上距離の例については、表
1
を参照してください)。電動
ドリルをレスキューハブの中央にあるシャフトに直接取り付けます(図
10
を参照)。取り付けた電動ドリルでレスキューハブを回転さ
せて、被救助者の体重分を墜落制止サブシステムから引き上げ、
R550
装置に乗せます。
ロープの自由端を
R550
装置のピグテール
とカムクリートで固定し、急な降下を防止します(図
10
を参照)。
被救助者の体重をユニットのピグテールとカムクリートの上に乗
せ、レスキューハブの中央から電動ドリルを取り外します。
電動ドリルを取り外したら、被救助者の墜落制止サブシステム(ランヤー
ドなど)を取り外します。
表
1
:
DeWalt 18V
ドリル(モデル
DCD990M2
)によるいずれかの方向でのバッテリー
1
個の引上可能距離
低速
中速
高速
荷重
100 kg
76 m*
76 m*
53m*
荷重
141kg
61m*
46m*
該当なし
**
*
バッテリーをフル充電した場合の引上距離、周囲温度
22°C
。
**
高荷重での高速運転は推奨されません。
;
;
電動ドリルの引上機能は、被救助者の体重、バッテリー残量、ドリルのモデル、環境条件に応じて変わります。ドリル速度を最低速
に設定することで、バッテリー寿命を最大限に延ばし、ドリルや
R550
昇降装置を損傷するリスクを軽減できます。荷重が
141 kg
を超え
る場合は、電動ドリルを使う方法で引き上げないでください。通常、逆方向に引き上げると、
1
回のバッテリー充電での引上距離が短縮
されます。
4.
降下用ランヤードを準備する:
降下前に、使用者と
R550
装置の間でランヤードの間隔を詰め、緩みを取り除く必要があります。使用者と
R550
装置の間の緩みが取れるまで、ランヤードの自由端を引っ張ってランヤードを締めます。ランヤードを緩みなく張ったら、降下を始め
るまでランヤードの自由端をしっかり握ります。
5.
安全に降下する:
ランヤードの自由端を放して、降下を始めます。降下速度は、
R550
装置の遠心ブレーキにより、表
1
に記載されている速
度に自動的にコントロールされます。ランヤードの自由端をしっかり握ることで、降下を中断できます(図
10
を参照)。膝を曲げて着地に
備えます。着地後、ランヤードを墜落制止用器具から外します。降下記録にすべての降下を記入します(表
3
)。
Содержание 3306010
Страница 2: ...2 2 B D E H C F G A H H 3 5 A B C 4 A B C D E F G A D B E C F G ...
Страница 3: ...3 6 B C A A D B A E C 7 8 F E G D C B A A B ...
Страница 4: ...4 9 C B L A RH R A C RH RD RL 2777 8mm 16mm L E VL D 10 11 1 3 2 B A A C A B 1 2 3 ...
Страница 23: ...23 ...
Страница 28: ...28 O 安全に降下してください 使用者が1人の場合の最大降下高さ P 最大引上重量および高さ Q 使用者が1人の場合の最大降下重量と高さ R 使用者が2人の場合の最大降下重量と高さ S 準拠規格 ...
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