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*サイズは要求するデータ全体のアドレスを示しており、1つの「データ・セ
ット1」のメッセージのデータのバイト数ではありません。
*機種ごとに、データの種類によって1度に転送するデータの数があらかじ
め決まっていたり、決められたアドレスで区切って送受信しなければなら
ない場合もあります。
*アドレスとサイズは同じバイト数で、「モデルID」ごとに決められます。
*チェック・サムは、アドレス、サイズ、及びチェック・サム自身を加算した
値の下位7ビットがゼロになる値になっています。
■データ・セット1 [ Data set 1 ] DT1(12H)
実際のデータの転送を行ないます。
データはそれぞれ1バイトごとにアドレスを持ちますが、このメッセージでは、
1つまたは、複数データの先頭のアドレスと、データだけをアドレス順にな
らべたものを送ることができます。
MIDI規格により、リアル・タイム・メッセージ以外のメッセージはエクスクル
ーシブ・メッセージにはわり込めません。ローランドでは、ソフト・スルーす
る機器を考えて、1つの「データ・セット1」メッセージで転送するデータを
最大256バイトとしていますので、256バイトを超えるような多量のデータは、
区切って何回かに分けて送ります。
*このメッセージは、「データ要求1」メッセージで示される範囲の中で有
効な部分のみを転送することができます。
*機種ごとに、データの種類によって1度に転送するデータの数があらかじ
め決まっていたり、決められたアドレスで区切って送受信しなければなら
ない場合もあります。
*アドレスのバイト数では、「モデルID」ごとに決められます。
*チェック・サムは、アドレス、データ、及びチェック・サム自身を加算した
値の下位7ビットがゼロになる値になっています。
■送受信の例
●機器Aが機器Bにデータを転送するとき。
単に「データ・セット1」のメッセージを送信します。
●機器Bが機器Aからデータを転送してもらうとき。
最初に「データ要求1」メッセージを送信します。そして、機器Aは「データ・
セット1」メッセージを送信します。
バイト
F0H
41H
DEV
MDL
12H
aaH
¦
¦
ddH
¦
¦
sum
F7H
説明
エクスクルーシブ・ステータス
ローランド ID
デバイス ID
モデル ID
コマンド ID
アドレス MSB
¦
¦
LSB
データ MSB
¦
¦
LSB
チェック・サム
エンド・オブ・エクスクルーシブ
機器 A
機器 B
[データ・セット 1]
[データ・セット1]
[データ・セット1]
*20msec以上の時間間隔をあける
機器 A
機器 B
[データ要求]
[データ・セット1]
[データ・セット1]
*20msec以上の時間間隔をあける
[データ・セット1]