302 | Ottobock
4.6 フォームカバー
フットシェル幅狭用(2C20) とフットシェル標準用(2C19) のコネクションプレートは、フォームカバーと
フットシェルの着脱を容易にします。フットシェルの近位縁に取付てください。
次の推奨事項を確認してください。
1. フットシェルに取付ける際は、21-25 サイズのコネクションプレートを切取り線に沿って裁断しま
す (図. 8)。
2. フォームカバーを裁断します (下腿フォームカバーの先端の圧縮部分は約 1 cmの余裕、大腿フォ
ームカバーの先端の圧縮部分は約 4 cmの余裕をもって裁断してください)。
3. コネクションプレートをフットシェルに装着した状態で、義足の上からフォームカバー
をかぶせ、コネクションプレートの外側輪郭に印を付けてください。
4. 取外したコネクションプレートを イソプロピルアルコールで拭きます。
5. 接着剤を使って、フォームカバーの裁断面とコネクションプレートを接着します。
6. 接着剤が完全に乾燥した後 (約 10 分後)、フォームカバーを少しくり抜くように切り取
り、アダプター上部にスペースをつくります。アダプターが動ける充分なスペースがあ
ると、正常に機能しやすくなり、雑音を防ぎやすくなります。
7. フォームカバーの外観は通常の方法で仕上げてください。 コンプレッションストッキングやスーパ
ースキンを使用する場合はその分も考慮して外観を形成してください。
4.6.1 義足の外観仕上げ
1C62 トリトンフット ハーモニー付は 2 つの異なるバルブを取付けて使用するよう設計されています。
•
内蔵マフラーおよび両接続コネクターが排気弁に装着された短いチューブ
•
排気フランジ付の長いチューブ
フォームカバーを使用する場合は、中心に34 mm の穴のあるカバーを使用してください。
注記
フォームカバーを正しく使用しないと、機能損失をまねくおそれがあります。
フォームカバー 6R8 を
使用する場合には、カバーが縦方向に圧縮されないことが重要です。縦方向の圧縮はハーモニーポ
ンプの機能に影響を与える場合があります。
フォームカバーを装着したら、排気フランジの位置を確認して 6 mm の穴を開けます。オットーボック社
では、排気フランジが足首の内側、靴のすぐ上にくるように推奨しています。次に、チューブ (図 12-2)
とフランジ (図 12-3) をフォームカバーの穴に挿入し、両接続コネクタ ー (図 12-1) とチューブを繋ぎ
ます。チューブが押しつぶされていないことを確認します。必要であれば接着剤をフランジ表面に薄
く塗って押さえて固定します。フランジが固定されたら余分なチューブを切取るか、フォームカバーの
中に押し込んでチューブの末端がフランジと平らになるようにしてください。
注:
注:外観を自然にするためには、フォームカバーの上にソフトタッチストッキネットをかぶせることを
推奨します。
注:
:ストッキネットの外側に塩が生じた場合は温水で洗い流してください。
4.7 調整および最終組立て
アダプター部分には強い力がかかるため、チューブアダプターの調整ネジはトルクでしっかり締めて
ください
(トルク値:15Nm)
。
トルクレンチ 710D1 を使用してください。最終組立てが終わったら ロックタイトでネジを固定してく
ださい。
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