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5.アラーム・安全機能
5-1 アラーム
(1)E1:キャビネット内高温アラーム
キャビネット内温度が 45℃(初期設定)になると、アラームランプが点灯し、アラーム出力端子が AS、Ao の設定により
(P.15「アラーム出力端子の割当表」を参照)出力します。表示部には現在のキャビネット内温度とE1が交互に表示され、
キャビネット内温度の高温をお知らせします。この時、クーラ運転は停止しません。キャビネット内の温度が 43℃(初
期設定)以下になると、アラームランプは消灯し、表示部にはキャビネット内温度のみが表示されます。
(2)E3:放熱異常アラーム
フィルタやフィンの目詰まり、ファンモータの故障などによりクーラが放熱異常状態になると、冷凍回路内の放熱異常検
出器が作動し、クーラ運転を停止させます。この時、アラームランプが点灯し、アラーム出力端子が AS、Ao の設定によ
り(P.15「アラーム出力端子の割当表」を参照) 出力します。表示部には現在のキャビネット内温度とE3が交互に表示
され、放熱異常をお知らせします。操作パネルの Set ボタンを 3 秒以上長押しにて、アラームを解除できます。
クーラの電源を切り、フィルタやフィンの清掃およびファンモータの交換を行ってください。クーラの電源を投入後、異
常状態が解消されている場合、通常運転となります。
(3)E4:メンテナンスお知らせ機能
クーラの積算運転時間が、設定されたメンテナンスお知らせ時間に達すると、アラームランプが点灯し、アラーム出力端
子が AS、Ao、Fo の設定により(P.15「アラーム出力端子の割当表」を参照)出力します。現在のキャビネット内温度とE
4を交互に表示して、メンテナンス時期をお知らせします。
この時、クーラ運転は停止しません。
操作パネルの Set ボタンを押してアラームを解除してください。
クーラの電源を切り、フィルタなどのメンテナンスを行ってください。
メンテナンスお知らせ時間の設定を変更した場合は、それまでの積算時間はリセットされ 1 時間よりカウントされます。
(4)E5:温度センサ断線アラーム
何らかの原因で内部温度センサが断線した場合は、クーラ運転を停止させます。アラームランプが点灯し、アラーム出力
端子が AS、Ao の設定により(P.15「アラーム出力端子の割当表」を参照) 出力します。表示部にはE5が表示されます。
クーラの電源を切り、弊社のお客様相談室にご連絡ください。
(5)E8:タイプエラー
弊社のお客様相談室にご連絡ください。
(6)SE:システムエラー
メモリの故障により、パラメータの設定値が正しく読み込めない時に発生します。表示部にはSEのみが表示されます。
アラームランプが点灯し、アラーム出力端子が AS、Ao の設定により(P.15「アラーム出力端子の割当表」を参照)出力し
ます。クーラの電源を切り、弊社のお客様相談室にご連絡ください。
5-2 安全機能
本製品の安全機能として、異常電流や異常温度では運転を停止します。
その時、アラームはE1、またはE3が発生します。