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4-5 パラメータ設定
通常、パラメータは設定を変更する必要はありませんが、変更の必要がある場合には下記の方法で変更してください。
○現在のキャビネット内温度が表示されている状態から、Set ボタンを 3 秒以上長押してください。
以下の順序でパラメータが表示されます。Set ボタンを押すことにより、次パラメータへ移動します。変更した
いパラメータを表示させ、Up ボタン・Down ボタンで設定値を変更し、Set ボタンを押すことによってパラメー
タの変更が決定されます。
・ディファレンシャル(dF) 初期設定:5℃ 設定範囲:3~10℃
(設定温度-ディファレンシャル)の温度に達した場合、コンプレッサが停止します。
ご注意 このパラメータを変更する際には、1 時間に 6 回以上コンプレッサが ON/OFF を繰り返さない様な
設定温度およびディファレンシャルにしてください。
・強制クーラ運転時間(Cd) 初期設定:30 秒 設定範囲:0~90 秒
Up Down ボタンを同時に 3 秒以上長押したときに、強制クーラ運転を行う時間です。
・キャビネット内高温アラーム温度(AL) 初期設定:45℃ 設定範囲:35~51℃
キャビネット内高温アラームが発生する温度です。
・キャビネット内高温アラーム用ディファレンシャル(dA) 初期設定:2℃ 設定範囲:1~20℃
キャビネット内高温アラーム復帰用ディファレンシャルです。
(AL-dA)の温度に達した場合、アラームが解除されます。
・メンテナンスお知らせ機能(FI) 初期設定:0 設定範囲:0~99
メンテナンスの時期をお知らせする機能です。
0:メンテナンスお知らせ機能を使用しない。
1~99:1 を 100 時間としメンテナンス時期をお知らせします。
制御基板内部では、1 時間単位にて時間をカウントしています。
例:99 設定⇒電源投入後 9900 時間後にメンテナンス時期をお知らせします。
・電源投入時に強制クーラ運転の動作設定(CS) 初期設定:0 設定範囲:0、1
クーラの電源投入時に、強制クーラ運転を行うかを設定します。
0:電源投入時に強制クーラ運転しない。
1:電源投入時に強制クーラ運転する。
・放熱異常時のクーラ運転復帰方法の設定(Pr) 初期設定:0 設定範囲:0、1
放熱異常アラーム(E3)発生時の復帰方法を設定します。
0:手動復帰
1:自動復帰
アラーム解除方法は P.18「5-1 (2) 放熱異常アラーム」を参照してください。
ご注意
自動復帰に設定した場合、冷凍回路内の放熱異常検出器が復帰するとクーラ運転を再開しますが、接
点出力およびアラームコード表示はリセットされません。放熱異常の原因が解消されないまま自動復
帰を繰り返すと、クーラが故障する原因になりますので、お早めにメンテナンスを行ってください。
(P.20「6-4 このような時には」を参照)
・メンテナンスお知らせ機能の出力設定(Fo) 初期設定:1 設定範囲:0、1
メンテナンスお知らせ時間に達した時、アラーム出力端子で OPEN・CLOSE 切替えの有無を設定します。
出力端子の OPEN・CLOSE は次ページのアラーム出力端子の割当表を参考にしてください。
0:切替えをしない。
1:切替えをする。
※0 に設定した場合、メンテナンスお知らせ時間になってもアラーム出力端子からは出力されません。
ただし、表示パネルにはE4と表示されます。
・アラーム出力端子の割当設定(AS) 初期設定:0 設定範囲:0~3
アラームを検出すると、アラーム出力端子から出力されます。アラーム発生時のアラーム出力端子の割
当を設定することができます。
0:アラーム発生の監視
1:クーラ運転とアラーム発生の監視
2:電源再投入が必要なアラームと必要でないアラームの監視
3:クーラ運転を継続するアラームと継続しないアラームの監視
※アラーム出力端子の割当設定の詳細は P.15「アラーム出力端子の割当表」を参照してください