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4-7 運転設定
クーラは通電を開始すると、各運転モードで動作します。
初期設定ではクーラの設定温度 35℃、ディファレンシャル 5℃に設定してあります。
したがって、キャビネット内の温度が 35℃でコンプレッサが動作、クーラ運転を開始し、30℃で停止します。
運転モードは、連続運転、省エネ運転①、②、③の 4 モードから選択することができます。
運転の際の共通注意事項は以下となります。
・通電開始時にキャビネット内の温度がキャビネット内高温アラーム温度以上の場合には、AS、Ao の設定により、P.15
「アラーム出力端子の割当表」に従って、アラームランプが点灯します。
・クーラ運転が停止してから一定時間(初期設定:3 分)は、キャビネット内の温度が設定温度まで上昇してもクーラ運
転を行いません。
(1)連続運転
キャビネット内の温度が設定温度で運転し、クーラ運転停止温度で外部ファン・コンプレッサが停止します。
内部ファンは常時動作します。( )内の表示は初期設定です。
(2)省エネ運転①【初期設定】
キャビネット内の温度がクーラ運転停止温度よりも低くなると内部ファンが 30 分に 1 回、30 秒間の送風運転を行います。
この動作を行うことによってキャビネット内の熱だまりを防止することができます。冬場などクーラ運転をしていない場
合、内部ファンが間欠運転となることで省エネとなります。( )内の表示は初期設定です。
ご注意
・内部ファンは冷凍回路保護のため、クーラ運転が停止してから 5 分後に停止します。
・キャビネット内の温度がクーラ運転停止温度以上になると内部ファンは連続動作します。
設定温度(35℃)
クーラ運転停止温度(30℃)
外部ファン・コンプレッサ
ON
OFF
内部ファン
ON
OFF
設定温度(35℃)
クーラ運転停止温度(30℃)
外部ファン・コンプレッサ
ON
OFF
内部ファン
ON
OFF
ディファレンシャル (5℃)
ディファレンシャル (5℃)