空気駆動空気昇圧器
AA-8, AA-15 & AA-30
モデル
• OM-15J
12
パイロット制御弁の試験手順
組み立て直した後、ポンプが作動しなかったり、サイクルが短い場合、以下の手順で試験を行い、どち
らのパイロット弁に問題があるか判断することができます。
1.
上のエンドキャップにある
1/8B (4A)
プラグ
17658-2
をはずします。
2. 0
~
11 bar
の圧力計を取り付けます。
3.
圧縮空気を駆動空気入口に接続します。下のパイロット弁が作動していない場合、圧力計はゼロを指
します。上のパイロット弁が作動していない場合、圧力計は、接続した圧縮空気の圧力を指します。
パイロット弁が正しく作動していれば、圧力計の指示はゼロと空気圧の間を急速に上がり下がりしま
す。圧力計の指示がゆっくり上昇する場合は、下のパイロット弁、またはスプールの内側の端のOリ
ング
568017
、またはスリーブの内側の内側の端のOリング
568020
が漏れていることを意味します。
圧力計の指示がゆっくり下降する場合は、上のパイロット弁、またはパイロット管端のシールが不良
で、修理が必要なことを意味します。プラグ部分での外部への漏れも確かめてみてください。
空気駆動部と空気ピストンの分解および修理
1.
4本のタイボルトをはずし、上部キャップをはずします。
2.
空気バレルと固定シールの
O
リングをはずします。
3.
空気ピストンのシールをはずします。
ポンプ部とポンプピストンの修理
4.
高圧エンドキャップをはずします。
5.
ポンプピストンのピン、およびナットをはずします。
6.
ピストンの部品をさらに分解、組立が必要な場合、組立図を参照してください。いかなる種類の潤滑
剤も使用しないでください。この部品は乾燥した状態で運転します。
7.
高圧バレルのボアを点検してください。減ったり、傷ついている部品があれば、交換してください。
8.
ポンプピストン部の部品をすべて組立て、バレルボアの中に入れておいて、ナットを締めてください
。
駆動部分の組立て
9.
各組立図に従って、空気駆動部の部品を点検、交換し、全部品を組み立てる
10.
空気バレルに、ハスケル潤滑剤
50866
を塗布する。
11.
駆動空気タイロッドは交互(対向順)に締めるようにし、最高トルクは
21.6
~
24.5 N-
m
としてください。