通信の確立
設定作業を開始するために、BIPと設定ボックス間の通
信を確立します。
►
設定ボックスのボタンを長めに押します(5 秒 < t <
8 秒)。
通信が正常に開始されると、設定ボックスの緑の
LED がゆっくりと点滅します。
カーブポイントの順次ティーチイン
カーブポイントのティーチインは、低い方か
ら高い方へ順に完全に行ってください。例え
ば、3 つのポイントのみを設定して、設定作
業を途中で終了することはできません。
全てのカーブポイントが測定範囲内に入るよ
うにしてください。
BIPと設定ボックス間の通信が確立されたら、特性曲線
ポイントを次のようにティーチインします。
1.
ポジショントランスデューサを最初のカーブポイン
ト P1 に配置します。
2.
設定ボックスのボタンを短く(< 1 秒)押します。
正常に実行された場合は、それを知らせるために設
定ボックスの緑の LED が短時間素早く点滅します。
その後、設定ボックスの緑の LED はゆっくりと点滅
を続けます。
3.
ポジショントランスデューサを 2 番目のカーブポイ
ントに配置します。
4.
ボタンを新たに短く押します。
設定ボックスの緑の LED が素早く点滅して、保存が
行われていることを知らせます。前にプログラミン
グされたカーブポイントとの間隔が狭すぎる場合ま
たはポジショントランスデューサが検出範囲外にな
った場合は、設定ボックスの赤の LED が素早く点滅
してそれを知らせます。その後、緑の LED がゆっく
りと点滅を続けます。
このようにして全部で 5 つのカーブポイントが保存され
た後、通信が終了し、設定ボックスの緑の LED が常時
点灯に変わります。
エラー
BIPが設定ボックスと互換性がない場合または通信の確
立時にエラーが発生した場合は、設定ボックスの緑の
LED が常時点灯し、さらに赤の LED が数秒間素早く点
滅します。
設定作業の際に、前にプログラミングされたカーブポイ
ントとの間隔が狭すぎる場合、またはポジショントラン
スデューサが検出範囲外にある場合は、設定ボックスの
赤の LED が短時間素早く点滅してそれを知らせます。
ポジショントランスデューサの位置を修正してから、設
定作業を再開してください。
リセット
設定作業が完全に実行されない場合は、BIPが 2 分後
に、前のプログラミング状態(存在する場合)に、また
は出荷状態にリセットされます。
通信の確立が正常に行われている場合は、設定作業中に
いつでもリセットを行うことができます。
►
設定ボックスのボタンを長めに押します(> 8 秒)。
全てのカーブポイントが削除され、BIPは再び標準特
性曲線にリセットされます。
特性曲線
標準特性曲線(典型的な曲線):
10V/20mA
0V/4mA
0mm
17mm
Ua / Ia
S
プログラミングされた特性曲線(例):
–
電圧バリエーション(BIP
A
D2-…)
0
10
9
5
2
1
0
17
P2
P3
P5
(mm)
Ua
S
P1
P4
7
[V]
–
電流バリエーション(
BIP
C
D2-…
)
4
20
18.4
12
7.2
5.6
0
17
P2
P3
P5
(mm)
Ia
S
P1
P4
15.2
[mA]
3
日本語
使用(続き)
BIP A/CD2-T017-04-BP _ _
誘導型ポジショニングシステム