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日本語
取り付けに関する注意事項
測定信号の影響を防ぐために、BIPの検出面の周囲を金
属部分から約 1 mm 離すことが必要です(図を参照)。
ポジショントランスデューサの近くでその他の金属部分
がBIPにより検出されると、無効な測定信号が出てしま
います。
高分解能の測定信号を得るため、機械では適切なケーブ
ルの取り回し、またはシステムの電源供給ではフィルタ
処理に注意してください。
検出面
固定ボルト 2 本(同梱
されていません)
ポジショントランスデューサは 検出面前で D = 0.5 ~
1.3 mm の範囲で測定方向に動かすことができます(図
を参照)。結果的に生じる出力信号のリニアリティエラ
ーは、距離範囲 D = 1.0 ±0.25 mm という最小限度にな
ります。
17.5 ±4
D
ポジショントランスデューサ
BAM TG-XE-020
測定方向は検出面上のくさび形マークに沿って推移しま
す。
設置
►
BIP を固定ボルト(DIN EN ISO 4762 M4 x 10)2 本
で固定します(最大締付けトルク:0.5 Nm)。
シールド
電磁両立性(EMC)を保証するために、コントローラ側
のケーブルシールドを接地してください(保護導線と接
続)。
ケーブルの配線
BIP、コントローラ、電源間のケーブルを、強電流ケーブ
ルの近くで取り回さないでください(誘導的な干渉や障
害のおそれ)。
特に問題となるのはネットワーク高調波による誘導的な
干渉や障害(位相断面制御などによる)であり、それに
対してケーブルシールドはごくわずかな保護しかしませ
ん。
接続図
BN
BK
BU
+
-
R L
使用
プログラミング
設定作業を行うには、設定ボックス
BAE PD-XE-005(注文番号:BAE00T3)が必
要です。
BIPは工場出荷時に最大検出範囲 17 mm に設定されてい
ます(標準特性曲線)。特性曲線のセクションを 5 つの
プログラミング可能なカーブポイントで変更することが
できます。カーブポイントには、固定された電圧レベル
参照)。
準備
設定作業を行うには、設定ボックスをBIPと電源供給ま
たはコントローラ間に接続します。BIPと設定ボックス
の接続に関する詳しい説明は、設定ボックスの取扱説明
書を参照してください。
設定ボックスを電源供給に接続した後、赤と緑の LED
が点灯します。
次に、設定したいBIPを接続すると、そのセンサが検出
され、赤の LED が消灯します。
取り付けと接続
BIP A/CD2-T017-04-BP _ _
誘導型ポジショニングシステム