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L71_20_ASAP’SORBER-20_L715200C (160611)
(JP)日本語
図に示された使用方法の中で、×印やドクロマークが付いていないものだけ
が認められています。 最新の取扱説明書はウェブサイト(www.petzl.com)で参
照できますので、定期的に確認してください。
疑問点や不明な点は(株)アルテリア(TEL04-2968-3733)にご相談ください。
用途
モバイルフォールアレスター『アサップ』用エネルギーアブソーバー付ランヤード EN
355: 2002
PPE(個人保護用具)
『アサップソーバー』はフォールアレストシステムを構成する用具の1つです。
モバイルフォールアレスター『アサップ』とハーネスを連結するための用具で、
ユーザーとロープの間の距離を長めにとることができます。
製品の破断強度以上の荷重をかける使用や、本来の用途以外での使用は絶対
に避けてください。
警告
この製品を使用する高所での活動には危険が伴います。
ユーザー各自が自身の行為、判断についてその責任を負うこととします。
使用する前に必ず:
- 取扱説明書をよく読み、理解してください
- この製品を正しく使用するための適切な指導を受けてください
- この製品の機能とその限界について理解してください
- 高所での活動に伴う危険について理解してください
これらの注意事項を無視または軽視すると、重度の傷害や死につながる場合があ
ります。
責任
警告:使用前に適切なトレーニングが必要です。
この製品は使用方法を熟知していて責任能力のある人、あるいはそれらの人か
ら目の届く範囲で直接指導を受けられる人のみ使用してください。
ユーザーは各自の責任で適切な安全確保の技術を習得する必要があります。
誤った方法での使用中及び使用後に生ずるいかなる損害、傷害、死亡に関して
もユーザー各自がそのリスクと責任を負うこととします。 各自で責任がとれな
い場合や、その立場にない場合はこの製品を使用しないでください。
1. 各部の名称
(1) ウェビング (2) ストリング XL
主な素材
ナイロン、ポリエステル
2. 点検のポイント
毎回、使用前に
『ストリング』及びウェビング(特に末端部分)、縫製の状態に問題がないことを
確認してください。 ウェビングに切れ目がないこと、使用による、または熱や化
学製品との接触による磨耗や損傷がないことを確認してください。特に縫製部
分にほつれがないか注意して点検してください。
墜落により損傷した、あるいは一部でも縫製が裂けた『アサップソーバー』は使
用しないでください。 墜落をした場合はすぐに製品の状態を点検し、損傷して
いるものは交換してください。
使用中の注意点
製品の状態を常に確認してください。 他の用具との連結部や、システムを構成
する各用具が正しくセットされていることを確認してください。
各PPE(個人保護用具)の点検方法の詳細についてはペツルのウェブサイト
(www.petzl.com)をご参照ください。
もしこの器具の状態に関する疑問があれば、(株)アルテリア(TEL:04-2968-
3733)にご相談ください。
3. 適合性
この器具が、システムで使用されているその他の器具との使用に適している(
併用された時に個々の器具の機能が妨げられない)ことを確認してください。
4. 準備
『アサップソーバー』に『ストリング』を付けます。 『ストリング』を付けた『アサッ
プソーバー』の末端にロッキングカラビナ(自動ロッキングカラビナを推奨しま
す)をクリップしてください。 『ストリング』はカラビナを正しい位置(最も強度が
高い向き)に維持すると同時にランヤードの末端を磨耗から保護します。 『アサ
ップソーバー』は必ず『ストリング』を付けた状態で使用してください。
5. セット方法
『アサップソーバー』をハーネスのフォールアレストアタッチメントポイントと『
アサップ』に連結します。
(『アサップ』の取扱説明書をご参照ください)
- エネルギーアブソーバーがバックアップロープに絡まないようにしてください
警告:全体の長さ(エネルギーアブソーバーとコネクターを組み合わせた長さ)が、
『ア
サップソーバー 40』を使用している場合は 60 cm、
『アサップソーバー 20』の場合は
40 cm を超えないようにしてください。
警告:『アサップソーバー』は絶対に延長しないでください。
6. クリアランス = 『アサップ』から障害物または
地面までの空間
墜落した場合に途中で障害物にあたることを回避するため、ユーザーの下に
は必ず十分なクリアランスを確保してください。
- クリアランス(EN 353 2 規格による定義) = L(『アサップ』とハーネスの連結
部の長さ) + 1 m の停止距離(『アサップ』がロックするまでの距離とエネルギ
ーアブソーバーが裂けたときの長さ) + 2.5 m(ユーザーの身長とシステム全
体の伸縮性)
7. 規格について
EN 365 規格の要求事項の一部については、本説明書の「適合性」
「トレーサビ
リティとマーキング」の欄に説明があります。
レスキュープラン
ユーザーは、この製品の使用中に問題が生じた際にすみやかに対処できる
よう、レスキュープランとそれに必要となる装備をあらかじめ用意しておく必
要があります。 レスキュー技術に関する適切なトレーニングを受ける必要が
あります。
支点:高所作業
システム用の支点はユーザーの体より上にとるようにしてください。支点は、
最低でも 10 kN の破断強度を持ち、EN 795 規格に適合していなければなり
ません。
その他
- 警告:製品がざらざらした箇所や尖った箇所でこすれないように注意してく
ださい
- 警告:複数の器具を組み合わせて使用する場合、1つの器具の機能が別の器
具の安全機能を損なうことがあります
- ユーザーは、高所での活動が行える良好な健康状態にあることが必要です 警
告:動きの取れない状態のまま吊り下げられると、ハーネスを着用していても
重度の傷害や死に至る危険性があります。
- この製品を使用する作業方法が、地域の行政機関が定める規則や基準に適合
していることを確認してください
- 併用するすべての用具の取扱説明書もよく読み、理解してください
- 取扱説明書は、製品と一緒にユーザーの手に届かなければなりません。 この
製品を販売する場合、販売者はその国の言語に訳された取扱説明書を添付し
なければなりません。
8. 一般注意事項
耐用年数 / 廃棄基準
ペツルのプラスチック製品及び繊維製品の耐用年数は、製造日から数えて最長
10年です。 金属製品には特に設けていません。
注意:極めて異例な状況においては、1回の使用で損傷が生じ、その後使用不
可能になる場合があります(劣悪な使用環境、鋭利な角との接触、極端な高/低
温下での使用や保管、化学薬品との接触等)。
以下のいずれかに該当する製品は以後使用しないでください:
- プラスチック製品または繊維製品で、製造日から10年以上経過した
- 大きな墜落を止めた、あるいは非常に大きな荷重がかかった
- 点検において使用不可と判断された。 製品の状態に疑問がある
- 完全な使用履歴が分からない
- 該当する規格や法律の変更、新しい技術の発達、また新しい製品との併用に
適さない等の理由で、使用には適さないと判断された
使用しなくなった製品は、以後使用されることを避けるため廃棄してください。
製品の点検
毎回の使用前の点検に加え、定期的に十分な知識を持つ人物による綿密な
点検を行う必要があります。 綿密な点検を行う頻度は、使用の頻度と程度、目
的により異なります。また、法令による規定がある場合はそれに従わなけれ
ばなりません。 ペツルは、少なくとも12ヶ月ごとに綿密な点検を行うことをお
勧めします。
トレーサビリティ(追跡可能性)を維持するため、製品に付いているタグを切り
取ったり、マーキングを消したりしないでください。
点検記録に含める内容:用具の種類、モデル、製造者または販売元の名前と連
絡先、製造番号、認識番号、製造日、購入日、初めて使用した時の日付、次回点検
予定日、注意点、コメント、点検者及びユーザーの名前と署名。
詳しい点検記録の見本はwww.petzl.com/ppeをご参照ください。
持ち運びと保管
紫外線、化学薬品、高/低温等を避け、湿気の少ない場所で保管してください。
必要に応じて洗浄し、直射日光を避けて乾燥させてください。
持ち運ぶ際は、湿気を避けるためバッグ等に収納してください。
改造と修理
ペツルの施設外での製品の改造および修理を禁じます(パーツ交換は除く)。
3年保証
原材料及び製造過程における全ての欠陥に対して適用されます。 以下の場合
は保証の対象外とします:通常の磨耗や傷、酸化、改造や改変、不適切な保管
方法、メンテナンスの不足、事故または過失による損傷、不適切または誤った
使用方法による故障
責任
ペツル及びペツル総輸入販売元である株式会社アルテリアは、製品の使用か
ら生じた直接的、間接的、偶発的結果またはその他のいかなる損害に対し、一
切の責任を負いかねます。
トレーサビリティとマーキング
a. この個人保護用具の製造を監査する公認機関
b. CE適合評価試験公認機関
c. トレーサビリティ:データマトリクスコード = 製品番号 + 個別番号
d. 直径
e. 個別番号
f. 製造年
g. 製造日
h. 検査担当
i. 識別番号
j. 規格